〜*〜  本会議場 市民の討論広場 メイン会場  〜*〜

ログファイル >> 最新へもどる | 3101-3200 | 3001-3100 | 2901-3000 | 2801-2900 | 2701-2800 | 2601-2700 | 2501-2600 | 2401-2500 | 2301-2400 | 2201-2300 | 2101-2200 | 2001-2100 | 1901-2000 | 1801-1900 | 1701-1800 | 1601-1700 | 1501-1600 | 1401-1500 | 1301-1400 | 1201-1300 | 1101-1200 | 1001-1100 | 901-1000 | 801-900 | 701-800 | 601-700 | 501-600 | 401-500 | 301-400 | 201-300
[ 検索(RT) ] [ タイトル一覧 最新 | 最初 ] [ メッセージ(総数: 100) 最新 | 最初 ]

#426/500 本会議場  市民の討論広場 メイン会場
★タイトル (********)  02/10/11(Fri.)  22:16  ( 57)
政策転換     一久
★内容
政策転換

 三十兆円枠について見直しをせよという声は日に日に高くなる。

 小泉総理は政策転換をせよ、という。

 しかし、である。

 ペイオフ解禁の延期を発表したときの首相の態度から考えて、政策転換
 せよ、などという「意見」が受け入れられるはずもない。

 小泉氏は、政策転換したと言われることがだいきらいなのである。

 そんな個人の嗜好に左右されて大局を見誤るような人物に政治家としての
 資格はない、という意見も当然あるだろう。

 しかしながら、そもそも政治家に限らず、人間というものは「耳従う」ことのな
 い生き物である。

 早い話が、小泉氏以外の誰であれば言うことを聞くというのであるか、という
 ことである。

 なるほど、この問題に限っては、それに同意する人物もいよう。しかし、それ
 以外の政策についてはどうであろうか。どこかで同じような過失を犯す危険が
 すべての人間には、あるのである。

 ではどうすればよいのか。

 臣下たるもの、君主の顔を立てながら、その過ちを是正する芸を心得ていな
 ければならない。それが臣下の政治というものである。

 君主は、臣下が理想の政治を行なう為の道具にすぎないのだ。

 小泉氏の例でいえば、「政策転換した」と言わないですむような支出方法を考
 えればよいのである。

 三十兆円を越す国債で、道路だの橋だのを作るということになれば政策転換
 したことになるだろう。

 しかし、超過するぶんについては、これまでの公共投資とはまるで違ったもの、
 例えば、インターネット上のフリーコンテンツの充実に使うということにするので
 あれば、森政権以来のIT革命戦略の継続ということになり、政策転換ではない
 のだ、と言うことができる。

 君主の性格や資質が問題だ、と言う前に、君主の性格や資質にあったアドバ
 イスをするべきなのである。

 このことはそのまま、野党やマスコミやネット上の論客にも言えるだろう。

 現に権力を握っているのは小泉氏なのである。ならば、自分の出す提言が真
 に国家国民の為になるものであると信じるならば、小泉氏が飲みやすいように
 処方箋を用意するべきなのである。

 ただ批判しているだけでは、それは人外の者を指導者にしようとしているのと
 同じことである。すなわち、全知全能の者以外、けっして満足されることはない
 のである。



[ ( タイトル一覧#407-426 | メッセージ#425 ) 前 << 昇順 >> 次 ( メッセージ#427 | タイトル一覧#427-446 ) ]

番号またはコマンド=