ログファイル >>
|
#434/500 本会議場 市民の討論広場 メイン会場
★タイトル (********) 02/10/16(Wed.) 22:28 ( 50)
朝鮮戦争 一久
★内容
朝鮮戦争
「 朝鮮戦争 」 1〜3 小島 襄(のぼる)著
文春文庫 ( こ 2 16、17、18 )
第一巻を読み終えました。
ちょうど、ソウルが奪還されて、38度線を超えて米韓両軍が進撃を開始
したところまでです。
開戦直後の、アメリカの高級軍人が昼食にキムチと米飯を食っている描
写が面白い。
韓国軍は、良きも悪きも、旧日本陸軍の習性を色濃く残していたそうで。
現代に戻って.....
さて、北朝鮮は譲歩を続けているようだけれども、はたして彼らには成算
があるのだろうか。
拉致事件の真の再発防止策とは、北朝鮮に言論の自由と民主主義を導
入することであるはずだからだ。
その結果としての情報公開、軍部や警察の暗躍の防止、公開裁判の実
施等々が機能するようになってはじめて、再発防止が有効になるのである。
北朝鮮が独裁国家、機密国家である限り、再発の可能性は十分にある。
それはなにも北朝鮮だけに言えることではない。
例えば、韓国は金大中を日本から拉致したし、今の中国が同じことをして
も不思議ではない。事実、不審船の引き上げに消極的な態度を示していた
ではないか。
公平かつ公開の裁判を通さぬ限り、国家権力は何人にも危害を加えるこ
とはない、という状況があってこそ、再発はないと言えるのである。
そういう体制を北朝鮮に求めるということは、かの国の政体を根底から否
定することに他ならない。
日本が求めていることとは、結果的にそういうことなのだ。
もっとも、日本政府自身には、その認識がないように思われるのだが。
北朝鮮も日本も、自分達がなにをしているのかを、解っていないのではな
いだろうか。
[ ( タイトル一覧#415-434 | メッセージ#433 ) 前 << 昇順 >> 次 ( メッセージ#435 | タイトル一覧#435-454 ) ]