#642/700　本会議場　　市民の討論広場　メイン会場
★タイトル (********)  03/ 5/31(Sat.)   8:42  ( 56)
小泉スローガンと現実     ＫＮ
★内容
　改革なくして成長なし、これは言い古されている。しかし、
改革なくして、景気回復なしは、言ってなかったと思って
いた。総理の答弁で、”景気回復する”とは、言ってないと、
語気強く答えていたからだ。でも、先日の答弁の中では、
”景気回復なし”と、言ってた。

　言うことが錯乱していると感じることがままある。
国債の利子分2０兆円を使えば、すぐに景気回復する。
と、言うかと思えば、財政出動論者の言うことで、
景気が回復するのか？。と、質問的な答え方をする。

　また、言うことが抽象的に過ぎ、現実感がほとんど無い。


　構造改革を終えて、民間主導の持続的な発展につなぐという
展望であるが、新産業は、改革などしなくても立ち上がるから
終えてということではなかろう。頭で、答案を作ると、こういう
答えなのだろう。点数はあげられるだろうか？。

　不良債権を処理して、貸し出しを増やさねば、と言ってみても、
その間に、必要な企業は倒れる。不良債権は増え、処理が終わる
ことはない。仮に終わっても借り手がいなくなる。


　ＪＲは今、特に元気がいい。こうなるまでに1５年以上かかって
いる。同じように道路公団、郵政を民営化すると同様の時間が
かかるだろう。後者はヤマト運輸でもう実現しているのだが。
見通しが言えないとは。


　構造改革メニューをどんどん進めてみても、結果的に値上げ
となり、需要が減る。景気回復につながらない。

　空前の利益を上げている会社もあるが、そうでない産業、
会社もある。末端には資金が流れなくなっている。ここでも
良い産業だけ見るという、楽観論で乗り切れるとでも思っているのだ。
苛立ちは、ここにある。これでは、政治とは呼べない。
砂の中に首を突っ込んでいるダチョウ。


　米百俵にしても、現実は、子供たちが進学できず、就職口も
ないありさま。彼らのスローガンと、現実のギャップがありすぎ。


　おそらく、彼の政策は、すべてそのような現実が見えてない
から、結果は逆という悲惨な結果になる。

　老兵は死なず、復帰するのみと、中曽根氏に戻ってもらった
らどうか。小泉氏は、口パクで、中曽根人形をやるとか。今でも
その傾向があるが。小泉では、治めるのは無理だ。





　


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