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#708/800 本会議場 市民の討論広場 メイン会場
★タイトル (********) 03/ 8/13(Wed.) 21:36 ( 51)
こ 一久
★内容
にも関わらず、小泉内閣の支持率が高い理由は何であろうか?
それこそまさに、従来の「政治家」ではない、というところにある。
言い換えれば、従来型の政治家は、それほどまでに国民から
嫌悪され、馬鹿にされているのである。
小泉氏が無策であろうが、失政を繰り返そうが、従来の政治家
のような「きたない大人」はイヤだ、と思われているのである。
管氏と小沢氏の合同は、「従来の政治家」の範疇に入る行為
ではあるが、それゆえに、かえって国民の信を得ることはできな
いだろう。
似たようなことは、株式市場についても言える。
株価がいかに低迷しようとも、所詮は日本の株式市場というもの
が正義を軽視してきた結果であり、そんなものどうなってもいいと
いうのが本音なのである。
このような国民の反応は、子供っぽい、愚かな姿勢であるのだろうか。
私はそうは思わない。
正義や理想を追求するところから、すべては始まるのだからだ。
戰後日本は、そういうものを後方に押しやって、現実的利益をのみ追
ってきた。そのやりかたは、バブル以降、かえって全体の効率を下げる
ものであることが知られてきた。
田中角栄は、新潟に利益をもたらしたけれども、角栄を真似する政治家
によって、恐ろしく無駄な公共工事が増え、全体の効率は再生不可能な
ほど悪化した。
政治家が、現実に則して動くべきものであることは当然ではあるが、理
想や正義を失った現実家は、「政治屋」にはなれても政治家として失格で
ある。
政治とは、理想と現実にハシを架ける行為であらねばならない。
小泉氏には、中身はなくても「姿勢」はある。たとえ小泉政権が倒れても、
この姿勢がある限りは、いつかはまともな芽が出る可能性はある。
対して、従来の政治屋センセイの「姿勢」の上には、決して美木は育たない。
まさに国民は、これを嫌悪しているのである。
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