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#996/1000 本会議場 市民の討論広場 メイン会場
★タイトル (********) 04/ 4/10(Sat.) 21:12 ( 49)
救出作戦開始。。。だが。。。 一久
★内容
米英軍による日本人・人質救出作戦が開始されたとか。
すべての作戦が成功して、三人とも無事に救出されたとしよう。
その場合でも、米英軍の何人かには、必ず死傷者が出るだろう。
一体、あの三人やその家族・友人達は、この米英軍の犠牲者に
対してどのような態度を取るのであろうか。
また、テロリストの側にはそれ以上に多くの死傷者が出るはずである。
これほど大きな犠牲に対して、彼らは責任を感じることができるだけ
の良心を持ち合わせているであろうか。
彼らの無思慮な行動によって、かくも多くの人命が危機にさらされる
のだということを、自覚できるであろうか。
アンマンでの最後の夜、三人と話したという日本人の話では、記者は
「ひとりでもいく」といい、少年は「自分もいく」といい、女性は黙
して語らず、だったという。
おそらく女性は少年に、イラクの孤児を重ねてしまったのであろう。
放っておけなくなってついには同行することにしたと思われる。
血気盛んではあるが自我自重に乏しい少年というものは「ひとりでも
いく」という記者を目の前にして、自分は止めますとは言えないもの
だ。
そうすると、記者氏の言動は、非難の対象にならざるをえない。
「ひとりでもいく」ではなくて、「ひとりでいく、君らは待て」大丈
夫そうなら連絡する、と言わねばならなかった。
そう言わなかった理由はなにか。
二人の目的を知り、一緒にいけば安全性が増すとの打算である。
「一緒にいけば安全性が増す」この考えが死を招く。危険地帯では、
自分の判断だけが身を守る。「彼は彼、自分は自分」というソロバン
に徹した冷徹な決断が必要だ。
少年にそれをせよ、というのは無理だ。「たよりになり大人」がひと
りでもいく、とカッコヨク言えば、ついていくのは無理もない。
対して、この女性は独自の判断が出来たはずだ。だが、少年への
「情」に負けて同行する破目になったのであろう。
危険地帯ではソロバンに徹することをわすれるな。
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