1998年11月1日  秘池  晴れ  釣果:6

2日連続の秘池巡り

 

今年も早いもので、もう11月になってしまった。

朝は大分冷えるようになり、秘池も以前のように朝一トップではなかなか釣れなく

なってきた。

11月の最初の日曜日の本日は、数年前に牛久沼でバイブレーションを投げさせて

初めてのバスフィッシングで11本釣ってバスにハマッテ(ハメテ)しまった、親戚の

あっくんといつも通りのバケとの3人で秘池巡りを決行した。

朝、暗い内に野池群に到着し、まずは昨日も朝一で入ったベロ池へ行った。

夜が明けるまでは暗くて見えないが、私とあっくんの2人は気が焦っていて明るく

なるまで寝てられないので根掛りしにくいグラビングバズを引くことにした。

まずはすぐに私にバイトがあり、一呼吸おいてからフッキングするが乗らない。

次にあっくんにもバイトがあるがこれも乗らない。

しかし、昨日よりも明らかに反応がいいので今日は釣れそうな予感がした。

2人で30分ほどグラビングバズを引いたが、バイトは2度だけで後が続かないので

あっくんはハードルアーに付け替えている、しかもトップ系だ。

キャスト後のリトリーブの音を聞くとどうやらポッパー、そこで何投げてるか聞くと

メガバスのポップXを障害物が結構あるこの池で、暗闇の中にキャストしていた。

いつ引っかかるかと心配し、カバーの無い所を教えて自分の釣りに戻る。

バスは寒さで沈んでいるのかもしれないので、暗くて良く見えないが大体の感で

障害物の際にグラブを打ち、今度は底までフォールさせてみる。

すると、数投するとラインが変に動き、ロッドを伝ってバイトを感じた。

この池は小型が多いので1秒ほど待ってからフッキング、しかしまたまたすっぽ

ぬけた。

ん〜、どうもいまいち調子がでないようだ。

このバイトを最後に辺りがうっすらと明るくなり始めたので、一旦キャストを止めて

車で寝ているバケを起こして彼女のタックルを準備した。

辺りが完全に見えるようになってから第2会戦を開始した。

私は引き続きグラビングバズ、バケも同様に、そしてあっくんはなんか勝手にハード

ルアーをキャストしている。

3人で同時くらいにキャストを開始すると、ものの数分でバケにバスが出たが乗らない。

しかし、連続でバスが出てその度に乗らず、数回目のバイトでやっとフックアップして

3人の中での1本目をキャッチした。

するとすぐにあっくんにもヒットし、無事にキャッチされた。

そこでルアーを聞くと最初の1本はグリフォンだった。

昨日の状況からハードルアーの釣りでは厳しいと思っていたが、グリフォンに出た

ので、私はミノーにチェンジし活性の高いバスを探すことにした。

メガバスのX−55Fに変え、2回トゥイッチで1ポーズといったアクションでリトリーブ

するが何度キャストしてもバイトが来ない。

諦めて再びグラブにチェンジしようとラインを切ってリグッている間に、いつの間にか

トップウオータールアーをキャストしていたあっくんのルアーに、私の目の前でバスが

飛び出した。

上がって来たバスを見ると今度はポップXを咥えていた。

いやいや、「色々とやってくれる親戚だなぁ」、と思い後は勝手に釣らせる事にして、

私も全力で1本目を取りにいく。

グラビングバズには昨日同様にバイトは有るものの、バスのサイズが昨日より落ちて

いて、中々フックアップしてくれずかなりフッキングに苦労する。

5〜6回目のバイトでようやくフックアップし、遅ればせながら私もバスを手にした。

1本取った事で色々とやる余裕が出き、昨日同様にフォール主体の釣りへと替えて

みると、グラビングバズよりも遥かにバスの反応が良い。

しかしサイズは悪く、バイトは有りラインが走るが中々乗らないといった状況に苦しむ。

その間、あっくんは今度はバイブレーションで1本追加し、バケはグラブで2本追加して

おり、それぞれが楽しんでいる。

私もバイトの多さには楽しんだが、フックアップの悪さに苛立ちを感じ、色々と努力を

するが、一向に良くはならない。

その原因の1つにロッドの選択があったのかもしれない。

この池ではかつて38センチが出たことがあるが、25センチほどのコバス主体なので

ロッドにメガバスのF0−68XSを選択し、コバスの引きをウルトラライトのロッドで

楽しもうと思っていたが、これが悪かったようでフッキングしてもそのハパワーが伝わり

にくいようで、特に小型のバスの場合はフッキングでバスは飛び出して来るものの、

フックがワームから出ていないといった状態が何度かあった。

しかし今日はこのロッドしか持ってこなかったので仕方が無い。

F0はレイク川口リミテッドとあるだけあって、やはりジグヘッドや常吉の様なフックポ

イントが出ている釣り用に作ってあるのかもしれない。

代わりのロッドがないのでは何をいってもしょうがないので、バラシにはそれ以上の

フッキングのパワーで補おうといつもより強めのフッキングをするが、フックアップは

するもののファイト中にどうしてもバレてしまう。

バラしていく中で何とか拾って行くといった様な状態で4時間後には4本釣った所で

バイトが遠のき、それぞれが飽きたので移動することにした。

だけど私は心残りだったので、車に戻る直前にちょっとだけとバズを引く。

普通に引いても全くの無反応だったが、カバーに当たりヒラを打った瞬間にバスが

でた。

フッキングをするとバスが一気に陸まで飛んできて、フックを外そうとバスを持とうと

すると、何とフックに刺さっておらずにブレイドのケツにあるアームの折れた所が

バスの口に掛かって上がってきていた。

これには全員で大笑いし、気持ち良く次の秘池へ移動した。

約30分の移動の末辿り着いた巨大な釣り場、しかしぱっと見てフローターが2艘

浮いている。

多分知り合いだと思うが、結構距離があったので声を掛けずに対岸へと渡りオカッ

パリを行った。

3人で30分ほどキャストするが全くバイトがなく、どうも釣れる気がしないのですぐに

移動をする。

1時間以上の長い移動で着いたのは、春に調子の良かった池。

車から降りて池を見るがいまいちっていう感じでどうも釣れる気がしない。

それでも結構遠くまで来たのでロッドをだしてキャストするが5分ほどで諦めて、すぐ

近くのこの地区では一番注目している秘池へ行く。

ここでノーシンカーのフォーリングで葦を釣って行くが、ここでもバイトが無い。

あっくんはディープクランクをキャストするが、底まで届かないようでこの池は相当深い

らしく、積んでいたゴムボートを出そうかと思ったが思いとどめた。

そしてこれが最後となる移動をした。

最後に昔、友人がドザエモンを見てしまった秘池のバックウオーターを見に行ったが、

ここは全く水深がなくてバスが居そうもないのでキャストすらせずに本日の釣りをここで

終えた。

後は帰り道沿いのタックルショップを数件見て周り、特にほしい物を見付からないまま

帰宅した。

本日の釣果  私:7  バケ:5  あっくん:3