1998年11月28日  牛久沼東谷田川  晴れ  釣果:1

苦節10年、遂に釣ったぜ牛久の50up

 

 

いやいや、いい年だね、今年って。

1月の2日に62cm・13.8ポンドを釣り、この日にはホームの牛久で50.5センチを釣り、

来年の3月発売の週間ルアーニュースという新聞にも1週おきに連載が決定した。(当然

牛久の記事ね)

で、28日だけど

ボート屋で受け付けを済ませて出て行く時に吉野屋ボートのおじさんに「春までには50

オーバーを釣るからね」と言って出船したのが6時55分。

向ったのは茎崎橋。

ここは昨年の冬も50オーバーが出ている冬の1級ポイント。

でかいのは必ずここにいるはずだとここに入った。

と、いっても最近は朝一のお決まりポイントと化している。

まずは、今回珍しく持ってきたF3−610XSにジャンボグラブを付け1グラムのスプリットで

橋脚に沿ってフォールさせていった。

やはりというかバイトが無いので、今度は沖に投げて底に付いたらスイミング。

リフト&フォールのような感じでキャストしていった。

これはメキシコでゲーリー山本さんに直接教わったグラブの使い方で、ゲーリーグラブを作っ

た本人直伝で、これで13.8ポンドを取っているので自信を持っている。

で、色々やったがバイトなし。

そこで先週1本取った運命のリバイアサンを選択した。

カラーに悩んだが、活性が低いと判断して親戚に塗ってもらったチャートライム。

往年のメガバスガラガラナンバー1カラーだ。

これを橋脚の脇を通る様にキャストし、真横でポーズを取る。

これを3回繰り返すがバイトがないので、バスはスレて離れているのかもと橋脚の間の何も

ない所へキャスト、2キャスト目にそいつは来た。

引いてポーズ、引いて長めにポーズ、そして次の動き出しでキックバックさせてみた。

するとこの動きにリアクションバイト。

「何かが突っついた?」といった感じのショートバイト。

フッキングすると一瞬根掛かり?

だが、確実に生命感を感じる。

すぐに魚と判りバスだと確信した。

リアクションで食わせたのでバス以外は考えられなかった。

水面に上がってきたバスを見てびっくり。

「デ、デカイ」

バケに「ネット頼む、デカイ・デカイ・デカイ」と言ったが、釣れると思ってなかったので

まだネットはたたんだままだった。

そこで問題勃発、バケはネットの組み方を知らなかった。

こっちはバスとのファイトで必死に格闘し、バケはネットと必死に格闘した。

30秒ほどして私はランディング体制に入った。

暴れられてバラしたくなかったのですぐにランディングしたかったが、まだネットの用意が

できてない。

そこで「たたんだままでいいからすくってくれ」とバケに頼み、ランディングに入った。

ランディングは1発で成功し、巨大なバスがボート上に横たわった。

リバイアサンを横からひったくったようで、その口にはフックが2本とも掛かっている。

写真を撮った後、問題のサイズ。

口を開いて54センチは有る。

「国内初の50オーバーか」と口を閉じて計ると50.5センチだった。

「やったぜ!!!!!!!!」

と、橋の下にこだました。

 

 

この日はデジカメしか持ってなく、普通の写真がほしかったのでネットに入れたままバスを

引きずって一旦桟橋に戻った。

吉野屋でカメラを借りようと吉野屋へ。

店に入るとおじさんが立っていた。

「伊藤さん、ずいぶん早いおかえりだね」と言われ、「50オーバーを釣ったのでカメラを貸し

てください」と言うと快くカメラを貸してくれた。

写真を遠慮して4枚撮影すると、バスを傷付けたくないので頭をなでてリリースした。

まだ桟橋近辺の葦にいるかもね。

で、カメラを返して再びスタート。

今度はバケと二人でダイビングミノー、何故かバケはステーシー。

だが、すぐに風が出て波がでたのでここを諦め移動した。

移動先は最近お世話になっている団地沖。

魚探を見ながらブレイクの外にバイブレーションXを打って行く。

最初にヒットしたのは私だった。

だが、ヒット後に沖に向って走りボートを引っ張られた。

「また鯉だ、今日こそ取ってやる」と心は鯉師と化していた。

数秒のファイトの後、こともあろうにラインブレイク。

最近の牛久でのヒットルアーのガラガラX・テネシーシャッドを持ってかれた。

けど、人間って不思議なもので、すっごく嬉しいことがあればちょっとの事では動じない。

「まぁいいか」と再びガラガラがらがらがらがらがらがらがらがら・ゴン

今度はバケに来た。

水面に見えたのはバス、無事ネットに入れて計ってみると38センチ。AM8:25 水温9度

これで二人ともボーズ脱出し、気が楽になった。

 

そこでなおさら気が緩み、笑顔で顔が崩れて元に戻らずに困った。

AM9:10 バケに再びヒット、 水温9.1度。

今度は40upの41.5センチのグッドコンディション。

 

この後、5号さんのボートと落ち合う。

しばらく話しをして互いにガラガラを付けて別れた。

そう、私、5号さんの紹介でアルミを買います。

で、再びバケと共にガラガラとするが、この後は一向にバイトがこない。

たまに当たると鯉といった状態が午後まで続いた。

PM14:00 水温10.5度で久々にヒット、バケにね。

上がってきたのはまたまた40UPの41センチだった。

 

このバスに満足し上がろうと思ったが、良く考えると私はまだ1本だけ。

納得いかずに白波の中、エレキをMAXにして団地沖に向った。

だが、止まっているのがやっとの状態で断念し、橋と島の間の風裏に入った。

ここで遂に私にヒット。

「ゴン」と力強いバイト・・・あれ

力強いってそれゃ鯉だよ。

ガンガンと2度首を振ったところでまたまたラインブレイク。

本日4つ目のメガバスカガラガラのロストとなった所で修了とした。

後日、この時にロストしたテキーラシャッドは知人が軍手と共に偶然釣ったそうだ。

私の手を離れた彼の活躍を期待するが、私の分は釣らないといてや。

本日の結果  私:1(50.5cm) バケ3(38、41.5、41)