1998年8月1日 吉羽園  釣果:2

男女7人シブシブ管理釣り場物語

 

前日の夜にサークルのメンバーバストーナメント吉羽園カップを開催した。

車の中で朝を迎えた男女7人は朝5時半に吉羽園に入るなり、一気に一番奥に

走り奥の左角を占拠した。

着くなりいきなりmが土手を駆け下てキャストに入り、私が土手を降りきる前に

キーパーぎりぎりの25センチのバスをキャッチした。

2番目に釣り始めたhはポッパーをキャストし、直ぐにバイトがあったが乗らない。

そして痛恨のライントラブル、その一瞬の間に他のアングラーがほんのわずかな

隙間へ割って入り、何も無かった様な平然とした顔で釣り始めた。

どうやらここにはマナーといったたぐいの言葉は無いらしい。

仕方なく我々は他の進入を防ぐ為、道具をちりばめ互いの間隔を他人が入れな

いように狭め、入ろうとして来た奴にはロッドを横に倒してワームにアクションを

加えるといった防御策で対抗した。

他のアングラーの進入に対してはこれで完璧になったが、肝心のバスの方の対策

は全くの無防備だった。

朝一のmの1本以外バスは顔を見せず、時折女子にバイトがあるがフッキングが

弱くみんなバレてしまう。

私はここでもノーバイト地獄を味わっていた。

手を変え、品を変え色々やってみたが全くバイトがない。

仕方なく、プラで釣ったジャンボグラブのノーシンカーを試すことにした。

すると直ぐにバイトがあるが何と痛恨の合わせ切れ、私も切れそうになるが今回の

イベントの首謀者なのでじっと我慢し、再びノーシンカーをリグった。

9時を廻った頃、そのノーシンカーにバイトがあり待望のバスをキャッチした。

26.5センチと小型だが立派なキーパーサイズだ。

続けて同じ方法で釣っていくが、これ以降はバイトが無い。

こうなったらヤケだ!と思い、チビドンのノーシンカーにチェンジすると直ぐにバイトが

あり、2本目の27センチが釣れた。

これでリミットメイク達成し、少し余裕が出てきたがバイトはこの後は来なかった。

今回バスを釣ったのは私が2本とmの1本だけで、他の5人は皆バスを掛けては

いるが、ノーフィッシュという結果に終わり、私の優勝で幕を閉じた。

 

最後に今回感じた事は、この吉羽園には本当にマナーといった物がないようだ。

人が釣ってる所に平気で入って来るし、人が釣ってる足下へ横から平気でキャストする

バカ共もいた。

また、自分の足下1.5メートルほどの所で釣ってるのに水の中を長靴でジャバジャバと

歩く奴、それが遠ければいいが我々の隣でやるもんだからこっちは呆れて物がいえない。

釣り堀も自然のフィールドも一緒だが、このバカ共にはまずは釣り場でのマナーと

バスに対するアプローチから勉強してもらいたい。