Fishing 3rd day
釣り3日目。今日は30分遅らせてもらったのでのんびり準備ができた。いつもと同じく味噌汁とチキンラーメンの朝食を取ると出発した。
JJは既に来ており、レイクワイタに向け最後の釣りへ出発。3日目ともなるとお互いに慣れてきて会話も弾む。色々とJJと話しているうちにワイタに到着。車から降りボートのセッティングが終わるのを待って出船。
今日は前回と違いスロープから左回りでエレキで流して行く。ちょうど風下だったからだろう。私とバケは必勝体制。朝からセンコーに賭ける。するとすぐにバケにヒット。推定40クラスだが凄く引きが強い。ボートの下まで寄せたが更に潜られ木の枝の中に入られてしまった。JJが枝を引き抜くとバスの姿は無かった。せっかくのファーストヒットだっただけに残念だ。これを見てやはりセンコーだとおもったが、JJがバズなど投げるからつられてしまった。私もトップが投げたくなりジァイアントを出した。だが、前回同様に全く見向きもされないので仕方なくセンコーに逆戻り。
そうこうしているうちに、太陽が出てきた。ハワイ滞在6日目にしてやっと拝めた南国の太陽。メキシコ同様日差しが出た瞬間に真夏になった。これでJJが動いた。さすがプロ、すぐさまエンジンを駆け湖の右半分のシェード部分へと入った。日陰の木の下狙い、いかにも野池らしくなってきた。移動後すぐに私にバイト。冠水した木の枝の脇からバスが出た。うまく木から離して本日のファーストフィッシュゲット。やはりセンコーだった。こうなってくると話しは早い。夏のシェード&カバーという最も得意な釣り。ひたすらセンコーをカバーの奥に入れる。そうこうしている内にインレットが見えた。JJは譲ってかキャストせず、バケもライントラブルでキャストできそうに無い。だったらと私がキャスト。1発でベストな場所に入るとフォールでラインが入った。一気に引き出すとこの旅での最大44センチをゲット。ラージだったがもう満足。この頃にはシェードでラージ狙い1本に気持ちは固まっていた。
このまま上流に流して行くと、またまた例の場所に付いた。まさか・・・とおもったがやっぱりボートは岸に付けられ、今日も上陸。奥の野池へ2名様ご案内。この野池、2日前とは変わっており、水が大分減っておりティラピアの子がいたる所にいる。そしてそいつらに向ってバスが出ている。さすがに興奮し、バズをキャスト。すると今日は出た。しかしフックアップには至らない。後はバケと共にバズのマシンガンキャスト。その頃JJはズボンをまくって入水している。池を右回りにウエーディングしてフロッグで狙っている。私達が一通り攻め飽きてきたがそれでも1本取ろうと頑張っているのでそんなJJを見ていた。しばらくしてJJも諦めて再びボートへ。結局この池ではバスをゲットする事はできなかった。
ボートへ戻ると再びシェード狙い。センコーでブッシュの奥を狙って行く。これで2本追加した所で昼になり、昼食を取る。昼食後、今日も眠くなったJJを可愛そうと思いながらも頑張ってもらう。JJは眠くてどうしようもないようで、午後はほとんどキャストしない。よってバケと2人だけでのキャストとなった。だが午後はバスの反応は無い。狭い野池で、どのポイントも午前中に1度攻めているというのも有るのかもしれない。そんな感じでだらだらと流して行き、最奥部を周った頃、奴は来た。JJは完全にアウト。釣る気は全く感じられない。私も釣れないのでダレ気味。しかもボートは日の当たっている超シャローを流しており、この手のポイントでは1度も出ていないだけに釣れる気がせず、丁度この頃真っ青な空に綺麗な真っ白い雲が浮かんでいたのでカメラを持ち景色を撮影していた。ただ一人キャストをしていたのはバケ。そのバケのロッドが曲がった。ヒットした瞬間にそのファイトを見てJJはピーコックだと言った。「ほんとかいな」と私は半信半疑。だが上がって来たのは本当にピーコックだった。無事にボートにあがった魚体を見て自分が釣ったのと同じ位嬉しかった。丁度カメラを持っていたので何枚も撮影。コイツに会いたくてここまで来た。釣ったのは私ではなかったがそれでも嬉しかった。バケも今日1日粘りやっと釣れたのがピーコックだったので大感激。ほんとうに良かった良かった。
この後も岸伝いに流して行くがそろそろ時間が迫ってきた。そしたらJJはエンジンを駆け、「ラストチャンス」と冠水したブッシュへ向った。ここが今回の旅での最後となるポイント。ラストを飾ろうとキャストに気合が入る。すると数投目、木の脇に打ったセンコーのフォール中にバイト。上がって来たのは40アップのフロリダバス。上がりバスもキャッチでき、ここでストップフィッシング。これでハワイ新婚旅行での3日間の釣りが修了した。
JJはエンジンを駆けスロープに向う。だがスロープ手前で左に旋回。そのまま池を1週してくれた。最後の最後までゲストをもてなしてくれたJJに心から感謝。とてもよいガイドに牛久に帰ってからのUGSも少し考えさせられた。ボートから上がるとホテルに向って最後のドライブ。その中でJJと日本語の勉強会。「ハングアップ」、日本語で・・・「やってもうた〜」とか変な日本語を教えてしまった。後から行く日本からのゲストは驚くだろう。レイクがホテルから近い事もありすぐにホテルに到着。ここでJJとお別れ。3日間の感謝を込めて3日分のチップを出すとJJは喜んで受け取ってくれた。そしてJJは車に乗り走り出した。その姿をバケと共にずっと見送った。旅の終わりを実感し、何だか寂しくなった。
部屋に戻るとせっかく太陽が出ている事だし泳ぐ事にした。ハワイまで来て泳がないんじゃやっぱりもったいない。着替えてホテルのビーチへ。サラサラの真っ白な砂と真っ青の海が出迎えてくれた。すぐに海に入る。だが、入った瞬間にイメージが壊れた。下は岩場でかなり痛い。なるべく岩の無い所を探しての海水浴。周りを見ると珍しく日本のカップルが1組いるではないか。でも、せっかく日本人のいない環境になのでコンタクトはとらず、30分ほどあそんでビーチ横のプールへ。プールで泳ぎ塩分を落し、その代り塩素を貰う。ここで泳いでベッドでのんびりした後部屋に戻った。
明日はカウアイから飛行機を乗り継いで一気に帰国。釣り道具ももう使わないのでロッドからリールを外しスーツケースへ。ルアーも全てスーツケースへと戻し、荷物も片付け帰国の準備をした。
本日の釣果 私:5 バケ:ピーコックバス1 JJ:1