第三回牛久沼BASSトーナメント結果
99年10月31日開催

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開催場所  牛久沼
参加チーム 31チーム 62名

内19チームがノーフィッシュというタフトーナメントでした

トーナメント結果 3本の総重量


 優勝
 伊藤・二川チーム 2320g BigFish940g
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2位 武藤・田淵チーム 2060g
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3位 室橋・本橋チーム 2030g
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4位 池田・坂戸チーム 1270g
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5位 板坂・越川チーム 1150g
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6位 須田・斉藤チーム 1050g
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7位 鈴木・渡辺チーム  720g
 
8位 石橋・三浦チーム  490g
 
9位 宮沢・阿部チーム  400g
10位 玉造 夫婦チーム  170g
11位 蓮田・諏訪チーム  150g


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優勝コメント

今回の作戦は、ウエッピングとリアクション。

プラで見つけたのは、細身広場に入ってすぐ右のガマと、
吉野家下流のオダ横から下流のガマ。
ここに減水中にキロフィッシュが付いていたという事。
但し、付いていたのはカバーの特に濃い場所の一番奥の岸のエグレ。
場所によっては10m近く奥になります。
ここを35ポンドラインでメガバスのママドンにバークレイのフォーミュラを付けウエッピング。
これで各場所で1本ずつの予定で、
残りの1本は西谷田または東谷田団地前での、
リバイアサンでのリアクションフィッシング(昨年50up取ってます)を
考えてました。

前日もプラに入り、雨での増水に心はウキウキ。
上の場所以外での抑えを探して1日沼を周り、
細身広場最上流のガマでキーパー場を発見しました。
しかし、ここは水温次第で、19度を超えるとシャローにバスが出る
といった感じでした。
プラが終わった時点で、朝はとりあえず細身上流で30分。
釣れても釣れなくてもメインの細身に入ってすぐ右のガマ。
ここで40up1本の予定。
次に西谷田クランク&リバでのリアクション。
抑えにセカンドポイントの吉野家下流という作戦。

当日、スタート後、一気に細身上流のシャローへ入った。
しかし水温は17.5度。
これでは釣れないと思ったが10分だけキャスト。
やはり無反応で近くの漁港の水路に入った。
ここも前日にバスを確認していたが、やはり水温が低くノーバイト。
ここもすぐに見切ってメインのガマへ。

前日プラでは取っておいた場所で、減水中でも40upが取れた場所。
今回は運良く増水しており、粘る覚悟で入った。
キャストして5分ほどで最初のバイトで1本目ゲット7:30。
計ってないが800g程度。
この一角で粘って粘って、2度目のバイトで2本目ゲット9:30。
これがビッグフィッシュの940g
更に粘ったがこれ以上は無理と判断し、細身上流部右のガマへ移動。
ここで11時までキャストするがノーバイト。

あと1本が欲しく、西谷田の有名なオダ近くへ移動しX100&リバ。
30分キャストするも巨大魚のバイトのみ。
再び移動で西谷田河口部へ。
冠水したブッシュの根元へワームを打っていく。
これはノーバイトのまま本湖に達してしまったので最後の移動。

抑えポイントの吉野家下流へ。
だが、移動途中でバケが春に52cmを取った場所がいいと、
タマヤのちょい上の屋根の近くのアシ奥を狙った。
しかしバイトは無く終了30分前に吉野家下流へ。

ここでガマ奥のアシ下のエグレを狙っていると、
ミスキャストで枯れて水面に浮いたアシの上にワームが乗っかった。
すると下から「チャポ」
水柱と共にワームが消えた。
食い損なったように見えたが、一応フッキングするとラッキーな事にフックアップ。
3バイトで3本のリミットが揃った12:40。

釣ってすぐに会場前の島に移動。
去年の大会でバイトがあったがフッキングミスでアシに引っ掛けラインブレイク。
今度こそ皆の見てる前で釣ってやろうと懲りずにキャスト。
しかし、今年はバスおらんかったのでそのままウエイイン。
それまでのウエイトを見てびっくり。
トップが2300。(本当は2030で見間違え)
ギリギリかと思ってたら私達のウエイトは2320で暫定トップ。
最後の武藤さん田淵さんのチームがとどかなかった所で初優勝が決定しました。

3戦目にしてやっと栄冠を手にしました。
牛久沼メインのHPを開設してますので、
商品よりもこの名誉が何よりも欲しかった。
念願がかない、凄く嬉しいです。
チームH1の皆様、本当にありがとうございました。

ちなみに今回ディープも考えてましたが、
あえてウエッピングメインにしたのには訳があります。
春に柏木さんは「プレッシャーで沖に出てサスペンド」といってました。
それを、彼女と考え、「プレッシャーで、より奥に入った奴もいるはず」
という結論に前回達しました。
そして前回の大会終了後にカバーの奥でグッドフィッシュを取りました。
そして今回、キロフィッシュに的を絞りプレッシャーに負けないような
カバーをプラで探しました。

その結果が、細身に入ってすぐ右のガマ奥と、吉野家下流のガマ奥でした。
この2ケ所に共通するのが、本流に面し水深が有る。
岸はアシの下がエグレており、手前に非常に濃いガマのガード。
これが牛久沼が減水してから釣れていた場所の条件で、
更にバスが口を使うのに大切な条件がありました。
それは風。
風が当たらないとどんないい場所でもバイトはありませんでした。

当日は細身の方がもろに風が当たり、増水と合わせ最高の状態でした。


二位チーム作戦
事前に、3回のプラ+情報収集をしました。それで解ったことは2週間前は減水で、バスは沖へ落ちたと思われる。
しかし、前日は激変してた。ターンオーバー中に水曜の大雨で増水、全体均一に濁り。
一部のバスが葦に戻ってきており、シャローからディープまで、いっそう均一に散ってしまった。
前日、八間堰は大きくは開いておらず、増水を維持していてさほど水が入れ替わっていない。
下流風裏にアオコ。濁りは東谷田上流のほうが下流より若干良く、回復途上にある。
水温が急低下。2週間前、吉野屋付近で23度あったのが、前日たまや付近で早朝は16度。
前日の夕方は、東谷田の上流が下流より1度近く高い。全体的にバイトが少なく厳しい状況。前日たまやは大半がNF、最多で2本。
激渋の展開が濃厚。 特にこれが効くという明確なルアー・パターンが無い。
食性でも、リアクションでもポツリ、ポツリの浅いバイト。
オダ、杭で何とか取れてる。キャノン下の実績高い。朝のうちが勝負。
しかし、プレッシャーが掛ると見えるストラクチャーからは離れてしまうか、居てもなかなか口を使わない。
葦&ガマも青々していてカバーがあれば良いサイズが出る可能性がある。
水曜の大雨の影響にどう対処するかが鍵と思われました。
渋さの原因は3つ: 1)濁り、2)広く散っている、3)水温低下。
すると、少しでも水温の高い所、水の良い所。そして、秋のキーポイントであるベイトフィッシュの集まる所が良いでしょう。
これらから、水が多少でも良い東谷田川上流部をメインエリアとし、朝一は実績の高い水門で、まずはボウズを回避。
その後、ブレイク、ハードボトム、キャノン下の杭・オダ中心に自分の得意(好き)な物を投げ、葦も打つ、という戦略を立てました。
うーん、全然パターンになっていない。経験不足の我々ではこれ以上パターンを詰められません。
濁っているので、カラーは、チャート、黒、白、ラメ入りといった視認性の良いものを、
また、ハード系では音が大きい物や振動の激しいものが中心でしょうか。
さて、いよいよトーナメント開始。
東谷田上流の水門へ向いますが、バイトが無い。すでに叩かれていたのかも知れません。
周辺を広く探っていくと、バラけたガマと葦との境目にバイブラシャフトを落としたところで今日の初バイト、しかし乗らず。
見切って房内橋付近まで一気に上がり、岸の落ち込み、葦やゴミのカバーを打っていると、クローのテキサスにバイト、
しかしシェークするも食い込まず…。バイトがあるだけ昨日よりましなようです。
房内橋付近の深みをクランク、テキサス、スピナベ、ロングビルミノーと引きかたや泳層を変え探るが反応ありません。
ここも見切って本日メインのキャノン下へ。たらたら駆け上がってフラットになる肩あたりで、クランクを引くがNB。
杭、オダをクランク、スピナベ、クロウのテキサス、グラブのジグで探るが反応無く、次々と杭・オダを移動。
8:30頃、風が強くなってきて、活性があがる事を期待。オダから距離をおき、センコー(黒+金ラメ)の
ノーシンカーをトゥイッチ&フォールして探ります。
8:45頃、オダから1〜2m離れたところでバイト。800g台の1本目が上がりました。
オダから追いかけてきたのか、離れてウロウロしていたのか不明。やっぱりここには居たかと言う感じです。
ハゲはなくなりホッとしました。また、オダ・杭を移動しながら、手を変え品を変え打ちます。
9:15頃、4インチ・ストレート(黒)ダウンショットでオダの上にシンカーを置いてチクチク&ズル引きしていると、
冬のように小さなアタリ。獲れたのは、200g台のコバッチ。でも、リミットにあと1本となり、嬉しいかぎりです。
その後、いくらか杭を打ってから、風が当る西岸の葦へ。
入って直ぐ、Mutohさんの大きいグラブのジグヘッド(黒にラメ)に見事ヒット! おおぅ、いいサイズ!
 9:40頃、900g台のナイス・サイズを上げる。Mutohさん、ここぞと言う所でイイ仕事します。
これで、早々にリミットメイク達成。風がもろに当る小さなガマの岬で、フォーリングを一気に吸い込むリアクションバイトでした。
ここで、風が強まって一時的に活性が上がり、オダに居るものが口を使いはじめ、
葦に潜っていたバスの一部が外に出てきたと考えました。その場所は、すでに10艇程が打った後でしたので。
そこで、同じ様なシチュエーションのガマを打っていきますが、そうそう簡単に2匹めが獲れないのが今日の状況。
流しそこで、柏木さんを発見。我々はリミット揃えたと聞いた初めてのペアだそうな、うっそぉ〜ん。
「これは行けるかも」と一瞬思いましたが
「そんなわけ無いっしょ。初心者我々が早々に獲れたくらいだから、今頃、他の人もきっと獲っているよ。まだ、3時間もあるし」
と二人で納得。
コバッチを入れ替えるべく、隠れオダに行くが、なんと、山立てが甘く発見出来ず。
風が弱くなって来ます。別のオダを探り、朝一、スピナベでバイトのあったガマを再度チェックし、
東岸の葦へ。その後、団地前のハードボトムをクランク、バイブを引きながら下流へ移動。
コツとしたバイトがあるが、乗らない。11:30頃、水が動き始めた。
どうやら八間堰を開けたらしい。最後は茎崎橋付近で粘るが、既に集中力は途切れがち。バイトも無いまま終了
蓋を開けてびっくり、何とオジサン初心者ペアで2位とは…。ホンマですかぁ?(柏木さん風…)
今回は、勝とうなんて思うわけも無く、『好きなルアー=得意なルアー=実績高い』を投げてリミットメイクを
主眼置いたのがかえって幸いしたと思います。
渋い中、風が強まり、一時的に活性が上がった所で、全体の2、3%しかいないと思われる口を使うバスの目の前に、
幸運にもルアーを送り込めて、何とか3本揃ったという所でしょうか。「1%のテクと、99%の幸運」でしたね。
反省としては、集中力が切れる事無く、あくまでウェイトアップを目差し、
コバッチを入れ替え出来ていれば、一位も可能だったと言う点です。
その点ではItohさんのラスト30分で、もう1本取る勝負への気合の入れ方、関心するとともに見習わなくてはと感じ入りました。
(前回も、前々回もでしたよね)

三位チーム作戦
前日プラに入った所、葦際でナイスサイズの魚が揃ってしまった。(泣)
ウェピング等で取ったことのない自分には際で取れるという事に勝機を見出し、「際」で心中作戦に決定。
壁のような葦の際で、水深のあるとこ(ボディーウォーターに接する所)で
出来れば風裏で・・・・という条件を満たした所を集中爆撃した。
ただし、ベイトタックルで打つようなテキサスリグ、ラバージグではなく2gの
ショートスプリット(リザード)で静かに打っていく、という所がキーポイントだったと思います。
(チャプター印旛でクラッシックに導いてくれたリグ)タフな状況ほど有利な展開にもっていけるかな?
とは思いましたが、3位とは・・・・・・。
運よく900gフィッシュを筆頭に3本揃えることが出来、満足しています。
次回までに、ウエッピング、ハードボトムの巻き物作戦をマスターし、優勝をめざし頑張ります。


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