「今、聖痕の力は我が元に宿った」

――オルウェン、不思議な杖を相手に向けて

  オルウェン、魔焔と星の理の探求者
“魔焔の射手”オルウェン・ケレブラント
"Shutze der Magischeflamme" Olwen Celebrant
所属: 天慧院所属の魔術師
種族: 半エルフ 年齢: 外見20代後半 性別: 男性
瞳: 群青色 髪: 灰色 肌:
身長: 170cm 体重: 53kg 経験点: 10
彼の者の持つ聖痕:
アルカナ: デクストラ=オービス=アクシス
聖痕位置: 右腕、左手の爪、左の掌
共振: 背後に使徒オービスを初めとする聖痕の幻影が発生する

聖痕描写: 奇妙な杖を持つ右の二の腕の傷は、彼の者が使徒デクストラの破壊の力を振るうしるし。創造の左手のふたつの印は魔術を操る知と真理の探究者であるしるし。
 この3つの痕によりて彼の者は聖痕者である。

彼の者の力と技:
体格:7 反射:14 共感:11 知性:14 希望:13
HP:28 AP:14(12) DP:13
主な技能:<射撃>2 <魔術>2 <秘儀魔法>3
特技:
《雷の杖》 《破壊の技》
《杖の王》
《魔法付与》 《障壁》
《森の人》 《言語理解》
彼の者が携えしもの:

武器:

“蒼然の鷹”(デュンクラーファルケ)(柄に鷹の紋章の刻まれた黒い奇妙な雷の杖)、ソードステッキ

鎧:

耐熱ガードローブ、ドミノ、レザーグリーヴ

装備:

封傷の呪符 *2、爆裂弾*2、秘伝の書(《杖の王》)
マント、眼鏡、遠眼鏡、筆記セット、礼服、香水

彼の者の戦いぶり:

「古の名によりて我は命ず、そは眠りし力、聖痕より来たりて我が杖に宿れ」
――右手の雷の杖に《魔法付与》《杖の王》
 

彼の者を導く因果律:

▼[過去] 故郷

森人の森は焼かれ、半エルフの私生児は生死の間をさ迷った。

▼[現在] 真実

戦乱の世の今も、半エルフの魔術師は世界の真理と魔術を探求して旅を続けている。

▼[未来] 夢幻

探求の果ては神のみぞ知る。秘密の門の守護者オービス、彼の者を導き給え。

彼の者の生い立ち:

▼外見:
 老人のような灰色の髪を長く伸ばした痩身の青年。その耳ははっきりと木の葉型に尖り、森人の血が濃く流れていることを物語る。錬金術師の好むような銀縁の眼鏡を掛け、その奥で群青の瞳が静かに燃えている。旅装のマントの下の長衣には防御の呪文が刺繍として編み込まれており、見るものはこの青年が“天の塔”の門をくぐった魔術師であることを知る。
 蒼い鷹の紋が刻まれた奇妙な杖を携えている。繊細で神経質そうな外見だが、目つきが悪く、邪悪な妖術師とも思える雰囲気を漂わすこともある。

▼設定:
 混乱期にエルデタアル氏族のエルフと人間の男の間に生まれた私生児。メオティアの森が焼き払われた惨劇の頃に母方のエルフ氏族は散り散りになり、両親は死亡。あわや小さい命は消え去るかというところを人間の錬金術師エーリッヒ・エッセンハイムとその妻イライアに拾われ、養子の甥として育てられた。名前は実の父母につけられたものであり、ケレブラントという姓は古のエルフの王国の何処かの地を表す言葉だともいう。
 森人特有の純銀の髪よりもくすんだ灰色の髪と尖った耳は人間と森人、どちらの種族にも属さない半端者の証であり、幼い頃にかなりの迫害を受けた。そこから育まれてしまったひねくれた性格は、成長した後も直っていない。
 魔術の才能や知識欲は目覚ましく、言語学にも天性の才を示し、錬金術の玩具に囲まれて大きくなった後は魔術に興味を示して学芸院に入学。適性を示して素行不良ながらも優秀な成績を収め、最高の魔術師の集う 天 慧 院 (ウエルス・サピエンティア)への道を目指す。
 人間よりも年を取るのが遅いことに助けられ、数回の失敗の後にぎりぎりで合格。栄えある知の学究院のもっとも末席に名を連ねることになった。
 聖痕の力を込めて魔法の弾丸を打ち出す奇妙な雷の杖――“蒼然の鷹”という謎めいた名を持つ黒い筒は叔父が学芸院入学の頃に餞別にくれたものだ。
 なんでも若かりし冒険の日々、ハイデルランドの高空を飛翔する空中城砦ザイドリッツなる空飛ぶ城伯領に迷い込んだ折、天馬を駆って勇ましく戦う可憐な少女の騎士に友愛のしるしとして手渡されたというのだが‥‥オルウェン自身もまったく信じておらず、人に話すと笑われてしまうので口を閉ざしている。

 幸か不幸か、森人の濃い血は人間よりも長い時間をオルウェンに与えた。戦乱の時代、エステルランド王国首都フェルゲンに竜が来襲した折には館を焼かれるなど被害を受けたが何とか生き延びた。心ある志士たちの手でメオティアの森が再興し、シムーンが新たな長になった頃にはケルバーに移動。在野で知識を蓄えるもひねくれた性格は直らず、王室登用などの道には相変わらず興味を示さない。聖痕を操るいにしえの技の秘密の解明のため、今もあちこちを旅して回っている。
 

彼の者のことば:

 

彼の者を繋ぐ因縁:

▼サルモン・フィースト 【過去/借り】

隠居した今も、多くの魔術師たちが師と尊敬するサルモン老。オルウェンも不本意ながら何度か世話になったことがあり、その借りは返すつもりでいる。

▼アンゲリア七世 【未来/告発】

天慧院に異端の疑いありと疑惑の目を向ける少女教皇。いつか対峙する日が来るのか‥‥?

彼の者が邂逅せし刻まれし者たち:
 

追記:

萌えアバター:星の理の探求者、オルウェン
 ハイデルランドが標準的なファンタジー世界と異なるところは、錬金術によって銃の類、クレアータのような存在が自然に登場してよいことです。複数の魔術系統を揃えたいかにも魔法使いらしいキャラクターの立ち姿に、アクセントとして銃を添えてみよう‥‥という狙いもあって作ったキャラクターでした。
 半エルフですがルール上は森人の血を引いた人間扱いで、設定として森人の血が濃かったということにしています。GoB追加の錬金術アイテムを見ると《風切の杖》も強いのですが、脆弱な魔術師が大きなライフルを担いで歩くのも絵的にアレなのでやめました。w
 姓はジツは中つ国の地名からとっています。1070年代の世、星の理は果たして魔術師をどこに導くのでしょうか。
 

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