「我が盾には紋もありませぬが、お力添えいたしましょう」

――ローリエ、旅の途中にて  

ローリエ、銀の騎士
Engraved:“鏡の盾の”ローリエ・リルケ
氏名: "Spiegel Schild" Lorie Rilke
所属: 自由騎士
種族: クレアータ 年齢: 外見25 性別:
瞳: 空色/紫 髪: 肌: 象牙色
身長: 169cm 体重: 54kg 経験点: 57
彼の者の持つ聖痕は:
アルカナ: Creata=Adamas=Mater
聖痕位置: 瞳の奥、胸、手の甲
共振: 瞳の奥が紫に輝く
聖痕描写: 波にたゆたう紫水晶の如く両の瞳の奥に輝く奇妙な紋章は、彼の者が錬金術によって創り出されたことを表す。左胸に宿る守護者の印は、心を持たぬ身でありながら彼の者が騎士の心を持ち合わせていることを表す。その右の手の甲に輝く印は、彼の者の願いがいつか天なる主に認められることを表す。
 この3つの印によりて彼の者は聖痕者なり。
彼の者の力と技は:
体格:13 反射:11 共感:12 知性:12 希望:12
HP:26 AP:2 DP:12

主な技能:<重武器>●●● <祈念>●●●

特技:《怪力》
《騎士の誉れ》 《盾攻撃》 《八面六臂》 《防護》 《鉄壁》 《偏向》 《奮起 1Lv》
《浄め》 《聖光》 《聖鎧》 《祈願》
《機甲馬》 《芸術:舞踏 1Lv》
彼の者が携えるは:

武器:

刃のさらに長いロングソード(バスタードソード相当)、磨き上げられた銀色のカイトシールド、ガントレット、ダガー等

鎧:

プレートメイルに革マント

装備:

バックパックにランタンや点火石など、クレアータ・ホースの白馬“ジルバァブリーゼ”、真実の書の写本版、簡素な礼服、百合の絡まる天使像の護符(盲目の天使像相当の護符)、守護の呪符、封傷の呪符*2

彼の者如何に戦うか:

「させるかっ!」
――守護の呪符で鏡の如き光沢を帯びたカイトシールドで<重武器>《防護》《鉄壁》《偏向》

「ならば、我が剣が相手となろう」
――<重武器>《怪力》《騎士の誉れ》《盾攻撃》で2回攻撃

彼の者を導く因果律は:

過去/亡き親

高名な錬金術師アンセルム・リルケは既に主の御元に召された。

現在/探し物

命なき身で世をさ迷うローリエは、自分がこの世で何をすべきなのかを探し求めている。

未来/慈愛

やがては彼女の祈りは天に聞き届けられ、神の祝福と共に世を導く定めにある。アーに栄えあれ。

彼の者の生い立ち:

外見:
 透き通るような銀の髪を長く伸ばし、甲冑に身を包んで旅を続ける女性の騎士。ハイデルランドの平均的な女性より上背は高い。それほど体格に恵まれているわけではないものの、重厚な騎士鎧を着て長剣を軽々と操る。
 容貌は凛々しい美しさを備えていると言ってもよいが、よく見た者はブリスランド産の硝子のような空色の瞳の奥に宿る紫のしるしに気付き、この騎士が人間でないことを知る。クレアータとしては性能は高く、その挙動は人間とほとんど変わらない。感情も備えているが、時折どんな表情を表に出すべきなのかに戸惑い、不思議そうな顔をすることがある。
 兜はいつもつけないのでいやでも風貌が目立つ。蒸気の息を吐く奇妙なからくり仕掛けの白馬ジルバァブリーゼにまたがり、磨かれた 鏡の盾 (シュピーゲルシルト)と長剣をくくりつけ、共に遍歴の旅を続けている。

設定:
 アイスル司教領、ヨハン・イグナーツ・フォン・ヴィンケルリート伯の治める小さな領地出身。伯に長く仕えていた老錬金術師、アンセルム・リルケの最後の傑作として生み出された。
 ゆくゆくは伯の病弱な一人娘リーリエの話相手、家来となる予定にあり、姿も名前も似せられ、人間世界で困らぬだけの教育もなされていた。が、正式な就任お披露目の前にリーリエの容態が悪化し病没。老いた錬金術師と仕えるべき主を失った人形のもとには、その形見として天使像の護符だけが届けられた。
 アンセルムは最後の作品に自由意志を与え、汝の思うままに生きよとローリエを世に送り出す。父の元を名残惜しげに去り、機械仕掛けの馬と旅に出た彼女はやがて――父アンセルムも病に侵されており、そして自分が去った後でアーの御許に召されたことを知った。
 ローリエは令嬢に仕える為に創られたので上流階級の教育を受けており、口調にやや独特なところがある。父アンセルムも若い頃は騎士として活躍しており、彼女も人ならぬ心にその勇ましさを受け継いでいる。またエステルランドにおけるシニストラリックの中心であるアイセル司教領の地で造られたこと、ヨハン伯とリーリエも敬虔な正真教信者であったことから、ローリエも人造生命体の身でありながら神への信仰に心惹かれている。主となるはずだったリーリエが形見に残した天使像の護符は、今でも常にローリエと共にある。
 盾に刻む紋章もなく、人ならぬ身では何処の騎士団に迎え入れられるはずもなく、彼女は放浪の自由騎士として旅を続けている。主を持たぬ人形の女騎士が求めているのは、人ならぬ自分がこの世で何をすべきなのかという永遠の探しものだ。聖痕に隠された秘密を知った後には、この世で何らかの自らの生の証しを残したいと考えている。
 彼女の旅路がいかなる道を辿るのかは、いつか天が教えてくれることだろう。主よ、その道が照らされんことを。
 

彼の者のことば:

「(子供に)ブリーゼはそなたを食ったりはせぬ。普通の馬のように触ってよいのだぞ」

「姫。人ならぬ私でもできたことです。本当の人の心を持つ貴方に、できないはずがありましょうや」

「疾風騎士レイア‥‥あの時の80フローリンの衣装の貸し、今度こそ返すぞっ!」

「アンセル殿下。ヒルダ姫も殿下も、この国にとっては大事なお方です。‥‥どうぞ、ご壮健で」

嘘台詞:
「(“蠍”のフィンに) ああ。武装にハルバードを選択することも考えたのだが、私はこの長剣と盾を選んだ。何故か、してはならぬような気がしてな。そなた、ずいぶんと気にするが――何処かに斧槍を操る高名な女騎士でもおるのか?」

彼の者を繋ぐ因縁は:

アンセルム・リルケ 【過去/保護者】

生みの親にして全てを教えてくれた父。その錬金術の技がローリエの体となり、その心がローリエの魂となった。

“黒氣の剣士”レイ・サークレスト 【過去/道連れ】
 (エルフ/男性/26歳 フルキフェル=グラディウス=エフェクトス)

古き血の利を活かし、水晶の剣に禁断の力、虚の元力を纏いて戦う銀髪の剣士。この傭兵の細身のエルフながらのやさぐれ振りはローリエの眼に奇異に映った。

“蠍”フィン 【過去/借り】
 (人間/女性/18歳 ルナ=ウェントス=グラディウス)

悪名高き火龍ロヴレンドへの復讐を誓い、賞金稼ぎを続ける暗殺者の少女。暗殺鎖を剣の如く操る。暗い情念は年頃の娘の心に冷たく暗い影を落としている。しかしながら僕っ娘。

オルゲル・オルガルト 【過去/同志】
 (オウガ/男性/24歳 アルドール=クレアータ=フルキフェル)

巨人の力帯を手に部族を離れ、闇を滅ぼす旅に出た若者。共に闇の鎖を打ち払った時のその戦い振りはまことの騎士に相応しいものであった。だが人間の剣に倒れ、からくりを埋め込まれて生き返ると尖った心を持つ王妃の忠実な僕に。意外な場所で再会するのだが‥‥

(アンセル・フォーゲルバイデ王子) 【過去/恩人】

賢王の器ありとうたわれながら不治の病に未来を閉ざされた、言わずと知れたエステルランド第一王位継承者。讒言によって名誉が汚された折に救われたことがあり、ローリエはその恩に報いようとふたたび王都に赴くのであった。

“夢幻舞闘”クローディア (オクタール及びマテラ人/女性/18歳 アングルス=ウェントス=アクア) 【過去/貸し】

褐色の肌に紅い髪、一心不乱の優雅な舞いを得意とする見目麗しい娘。旅芸人である一方、龍殺しのワルターに教えを受けた護身術の達人。民族衣装に赤い靴から繰り出される蹴術は殺戮者に通用するほどである。金が尽きて困っていた折、ブリーゼの芸に与えられた銀貨を分け与えた。

(“疾風騎士(エアリアルナイト)”レイア・ディ・ライト) 【現在/闘争】
 (森人とヴァルターのハーフ/男性/30歳 イグニス=デクストラ=アルドール)

巨大なケルバースピアを振り回す半エルフの騎士。かつてケルバーの地で剣を交えた。ミッデンブルグのディードリヒ伯が夜宴を催した折、賢明なるサルモンとこの耳の尖った騎士の策謀により、ローリエは80フローリン銀貨分の衣装を着て名代として出席する羽目に陥っている。彼女はこの貸しをいつか返すことを誓っている。

彼の者と出会いし者たち:

(ロット)”ウォルフガング (ウルフェン/雄/26歳 グラディウス=フルキフェル=デクストラ)

火炎を発すあまりに巨大なる斬魔刀を操るウルフェン族の戦士。その正体は枢機卿マレーネの密命によりて動く聖グラウディシア騎士団の手の者であった。その赤き戦いぶりはローリエの記憶に残っている。

カルヴァート (ワイト人/男性/330歳 マーテル=フィニス=アクシス)

齢30の外見を保ち三百余年の時を過ごしてきた賢者。既に神への信仰を捨てるも、魔術によりて雷撃の力を自在に操る。人々を闇の鎖より守る戦いにて共に戦い、ローリエは命を救われた。

両刃の(エンハンスドムーン)”シヴァ・ドメーヌ (人間/男性/23歳 イグニス=グラディウス=デクストラ)

右手には魔剣エボンフラム、左手にはベロニカと名づけられた雷を発する謎の筒、さらに口に銜えた小刀と、三刀流のまこと緋き戦いぶりを見せるドメーヌ家の跡取。将来の剣匠卿と目される人物だが、その実泣き虫の若者であることを彼女は知っている。

アリティス (ディアボルス=エフェクトス=アクシス)

天慧院の若い魔術師。

クロイツェル・ヘルラント (ヴァルターに変装/男性/28歳 コロナ=デクストラ=オービス)

ぼさぼさの髪に不精髭、喘息持ちで旅を続けるブリスランド出身の貴族。主以上の戦闘能力を持つ舞闘人形と独自の魔法理論を操る。そしてその指に嵌められた鳳の指輪こそ伝説の選帝侯のしるしであり、貴族の不正を正して回っているのだ。

“断罪の糸”ヘルガ・ホルハイム (ヴァルター及びワイト人/男性/外見26歳 ディアボルス=グラディウス=フィニス)

白髪の下に輝く金銀の妖瞳、黒衣に身を包んだ屈強な青年。かつて倒した魔神の心臓によって生き長らえている黒騎士ウォルフガング・ホルハイムの手の者であり、諸侯に恐れられる伝説のハイデルランドの監視者である。その金眼は死を感じることができ、魔糸デュンケルハイトをもって玉座に近付く穢れた者を寸断している。

オディール (ヴァルター/男性/外見20代 ディアボルス=アダマス=オービス)

変わることのない外見を保ち続ける美しい騎士。美しい顔を隠す金の長髪と右目の前だけ黒ずんだ前髪、その右目の中には魔神アグクラスの邪眼。さらに異種族ヴァルフェーの母を持ち、魔神アーグリフの呪いで死んでも転生できない呪いを掛けられている。さらにハイデルランドの伝説に残る聖なる盾の持ち主であり、同時に独りでに動く魔法の鳳翔槍を携える。

オー・ナイン (クレアータ/男性/18? クレアータ=アクア=グラディウス)

真教修練派で修行をしていた若者の死体を用い、ブリスラント貴族の錬金術師によって強力な生体装甲と格闘能力を与えられたクレアータ。10のマイナス9乗の確率でしか存在できない珍しい覚悟完了の機体であり、人間の尊厳も持っている。

その他:

よく昔のGFを調べてみたら‥‥リプレイのナタリーたんとアルカナが同じだった!(゚o゚)

彼の者の物語をここに伝えし詩人の名は:

名乗らざる詩人なり。 さん
(Web Site: 未確認

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