▼“赤”ウォルフガング (ウルフェン/雄/26歳 グラディウス=フルキフェル=デクストラ)
火炎を発すあまりに巨大なる斬魔刀を操るウルフェン族の戦士。その正体は枢機卿マレーネの密命によりて動く聖グラウディシア騎士団の手の者であった。その赤き戦いぶりはローリエの記憶に残っている。
▼カルヴァート (ワイト人/男性/330歳 マーテル=フィニス=アクシス)
齢30の外見を保ち三百余年の時を過ごしてきた賢者。既に神への信仰を捨てるも、魔術によりて雷撃の力を自在に操る。人々を闇の鎖より守る戦いにて共に戦い、ローリエは命を救われた。
▼“両刃の”シヴァ・ドメーヌ (人間/男性/23歳 イグニス=グラディウス=デクストラ)
右手には魔剣エボンフラム、左手にはベロニカと名づけられた雷を発する謎の筒、さらに口に銜えた小刀と、三刀流のまこと緋き戦いぶりを見せるドメーヌ家の跡取。将来の剣匠卿と目される人物だが、その実泣き虫の若者であることを彼女は知っている。
▼アリティス (ディアボルス=エフェクトス=アクシス)
天慧院の若い魔術師。
▼クロイツェル・ヘルラント (ヴァルターに変装/男性/28歳 コロナ=デクストラ=オービス)
ぼさぼさの髪に不精髭、喘息持ちで旅を続けるブリスランド出身の貴族。主以上の戦闘能力を持つ舞闘人形と独自の魔法理論を操る。そしてその指に嵌められた鳳の指輪こそ伝説の選帝侯のしるしであり、貴族の不正を正して回っているのだ。
▼“断罪の糸”ヘルガ・ホルハイム (ヴァルター及びワイト人/男性/外見26歳 ディアボルス=グラディウス=フィニス)
白髪の下に輝く金銀の妖瞳、黒衣に身を包んだ屈強な青年。かつて倒した魔神の心臓によって生き長らえている黒騎士ウォルフガング・ホルハイムの手の者であり、諸侯に恐れられる伝説のハイデルランドの監視者である。その金眼は死を感じることができ、魔糸デュンケルハイトをもって玉座に近付く穢れた者を寸断している。
▼オディール (ヴァルター/男性/外見20代 ディアボルス=アダマス=オービス)
変わることのない外見を保ち続ける美しい騎士。美しい顔を隠す金の長髪と右目の前だけ黒ずんだ前髪、その右目の中には魔神アグクラスの邪眼。さらに異種族ヴァルフェーの母を持ち、魔神アーグリフの呪いで死んでも転生できない呪いを掛けられている。さらにハイデルランドの伝説に残る聖なる盾の持ち主であり、同時に独りでに動く魔法の鳳翔槍を携える。
▼オー・ナイン (クレアータ/男性/18? クレアータ=アクア=グラディウス)
真教修練派で修行をしていた若者の死体を用い、ブリスラント貴族の錬金術師によって強力な生体装甲と格闘能力を与えられたクレアータ。10のマイナス9乗の確率でしか存在できない珍しい覚悟完了の機体であり、人間の尊厳も持っている。
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