Kolthione Family
〜コルシオーネ・ファミリー〜

紅蓮傘下の結束の固いマフィア・ファミリー。


 多くの犯罪結社がしのぎを削るN◎VAの裏社会。その中で昔からの伝統と格式を重んじ、それが裏目に出た現在も守り続ける紅蓮一派。数多い下部組織の中のひとつがこのコルシオーネ・ファミリーだ。
 数年前、ドンであったミリアム・コルシオーネは今はなき宗教結社の狂信者の凶弾に倒れ、その後は未亡人となったレディ・コルシオーネが後を継いでいる。レディはクインターノ・ファミリーの遠縁に当たり、女手ひとつで今日までファミリーをまとめ続けている。
 かつて秋川の爆弾が率いていた最先端とは異なり、ファミリーはあまりに闇の深すぎる仕事には手を出していない。コルシオーネ・ファミリーもそれは変わらず、シマの住人たちにとっては心強い後ろ盾でもある。構成員はその印に、意匠化されたクリスマスローズの花と「K」の文字の刻まれた銀の紋章を、バッジや首飾り、お守りにして持っていることがある。

 ボス亡き後、ファミリーの構成員たちは犯人たちに血の制裁を加え、ファミリーの分解を押さえてなんとかその存続を保ち続けてきた。イザベラや主な構成員にとっては苦労も多かった。
 そうした経緯や昔ながらの気風に不平を漏らす者もいる。最近は、主要構成員のサルヴァトーレを含む数人がレディ暗殺を企てるという事件も起こり、血の制裁が加えられる結果に終わっている。
 だが、ファミリーの結束は揺らいではいない。構成員にはストリートの孤児時代に拾われた者も多い。若頭のジョナサンはかつて記憶喪失でさ迷っていたところを助けられて以来だ。
 ファミリーに恩義を感じる彼らが穏やかな未亡人イザベラを盛り立て、コルシオーネ・ファミリーは続いてきた。面倒見がいいメンバー達を慕い、ファミリーと契りを交わす10代のストリートキッズも多い。

 そして時は流れ、永遠の王を名乗るボスの中のボスに率いられたシンジケートは災厄の街への侵攻を開始した。20世紀の禁酒法時代、コミッションの元に集い恐怖の伝説を遺した殺し屋集団の名を受け継いだマーダー・インクは、その手段を選ばぬやりくちで他の犯罪組織を震撼させている。
 カーライル・シンジケート内部にも、血縁上その下に甘んじるしかなかった紅蓮にも、誇り高いイタリア系の殺し屋たちの中にも、そのやり方に必ずしも賛同していない者は多い。
 コルシオーネの男たちも同じであり、現在彼らは非常に微妙な位置に立たされている。レディ・イザベラは行方不明のままであるレオニーダ・ガリアーノの身を案じ、部下たちはその行方を必至に探しているとのことだ。


Profile:
正式名称:コルシオーネ・ファミリー
ランク:C
勢力範囲:トーキョーN◎VA タタラ街
ボス:“レディ”イザベラ・コルシオーネ
亡き夫の遺言を守り、その人望でファミリーをまとめる穏やかな未亡人。
(Gender:Age: 42 Style: Mistress◎, Kuro-Maku, Karisma●)

Konnexionz:
若頭
“天使の子”ジョナサン・コルシオーネ 【Profile
裏世界で不思議な人徳を持った優男。通称“聖人”ジョニィ。
(Gender:Age: 32? Style: Legger=Legger◎, Hilander●)

“まだらの猟犬”ドミニコ・スランツァーニ
犬のような容貌が特徴のベレー帽の男。鼻が利くので有名。
(Gender:Age: 34 Style: Legger◎, Kage, Fate●)

“針の穴の”ジョヴァンニ・モディリアーノ
氷のような鋭い目をした若きヒットマン。小さな目標でも正確に撃ち抜くという。
(Gender:Age: 26 Style: Legger◎, Vasara, Kabuto-Wari●)

“海燕の”エレオラ・マレンツォ
様々な情報提供で自分の名を上げようと頑張るストリートガール。黒の衣装を好むところから名がついた。
(Gender:Age: 18 Style: Manikin◎●, Legger, Neuro)

ユカ・プルデーレ
焔の弾丸を撒き散らす不良娘。別名、“真紅の子悪魔”。
(Gender:Age: 16 Style: Kabuto-Wari◎, Vasara, Legger●)

HELPなのだ

Bakk to Main Menu

Delirium
RI-Foundation > Delirium(NOVA) > Luna+shinE > Kolthione Family