〜プラチナサーヴ〜
プラチナムが払える客のためのシルバーレスキュー特別チーム。
銃撃戦の最中に現れる装甲ヴィークル。車体に輝くヘルメスの杖のエンブレム。姿を見せた奴は皆殺しの撃ち合いの中でも、彼らには手を出さないことが不文律となっている。
PlatinaServeTMはそんなシルバーレスキュー救急班の中でも、高めの契約料を払った客に万全のサービスを約束する特別チームである。
ヘルスゲージを使った顧客のチェック、収容後の緊急治療や蘇生、培養槽やリハビリ、果てはDNAを記録した後のクローニングや義体化のサポートまで含んだ万全の体制が組まれ、様々な料金コースに沿って的確な治療が行われる。
一部の車両には、救出から病院での収容までを補助する新型医療サポートシステムQuikkDokTMが装備され、円滑な救急活動を可能にしている。医療機器と直結したフェニックス・ソフトウェア製のこのシステムは、登録者の中から患者の身元・持病・病歴などを素早く特定し、最適な応急処置を弾き出し、臓器移植の際の最適なドナー検索も可能にしているのだ。そのため、比較的練度の低い隊員でも応急処置に携わることができる。
メガコーポのエグゼクや金持ちが子息に掛ける保険としても人気である。また個人の年間契約でなくとも、「今のアサクサの事件の負傷者全員をすぐ救出してくれ」といった形で、緊急の契約が結ばれることもある。
現場には護身用の武装をした護衛チームと共に高い医療技術を持った医師が同行する。人命救助の任務に誇りを感じているものも多い。
だが設備や維持により多くの金が掛かるため、シルバーレスキューの通常部隊からは疎まれている部分もある。
隊員たちが他の負傷者に哀れみを覚えたり、簡単な手当てをすることも時にはあるが、残念ながらヴィークルに収容され最高の治療を受けられるのは、契約した客だけである。
救急医療に携わる人々を描いた人気ホロTVドラマ『SR』でもサード・シーズンでちらりと登場し、注目を浴びた。
現在のN◎VAにおいても、居合わせた者を誰構わず撃って来る北米の殺し屋たちや、黒スーツにブラックグラスの謎の集団、あるいは真教浄化派による唐突なテロリズムなど、街を歩いているだけでも身の危険にさらされる可能性は大きい。あなたに金があるのなら、契約を結んでおくと安心だろう。
第3班護衛担当 第4班操縦士 第1班操縦士 PlatinaServeTM 一般隊員 ※PlatinaServeTM 護衛隊員 |
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