「陛下。お気持ちは分かりますが、御自らN◎VAに来られては、刺客を差し向けられましょう。
 陛下の座する玉座は親子の愛ではなく、屍の上にこそ築かれるもの。チャンバーが求めている約束の王は、かような陛下です」

――『Kill Me Tender』より

鏡のシャーロット
Image Data

Profile:“鏡の” シャーロット・マクレーン
[2nd/TNR/RR/TND]
Handle: "The Mirror" Shalott Maclaine
Post: マーダー・インク “クーゲルズ・チャンバー”の1人
Age: 20代半ば Birthday: 30th, October
Gender: Height: 170cm Weight: ??kg
Eyes: Mirrorshade/Blue Hair: Brunette Skin: White
Citizen Rank: C- Total Experience(Optional): 120pts
Style & Powers/Controls:
Style: Kage◎, Kabuto, Vasara●
Reason: 8/13 Passion: 3/14 Life: 6/12 Mundane: 4/9
Style Branch:
Style: Branch: Lv.
カゲ グリムリーパー (1)
Works:
Organization: Skill Bonus:
ワークス:カーライル・シンジケート <社会:ストリート>
Superhuman Skills :
Skill Name: Lv. R P L M
Skill Name: Lv. R P L M
死点撃ち (2)    
空蝉 (2)    
元力:光学/正 (4)
変化 (4)
反射防御 (1)      
           
Normal Skills (including Connection & Society):
Skill Name: Lv. R P L M
Skill Name: Lv. R P L M
医療 (0)        
心理 (0)        
運動 (2)    
操縦 (0)        
隠密 (4)
知覚 (1)      
交渉 (1)      
電脳 (0)        
自我 (4)
売買 (1)      
射撃 (4)
白兵 (0)        

社会:N◎VA (1)      
社会:北米連合 (1)      
社会:ストリート (2)    
社会:警察 (1)      
社会:アストラル (1)      
           
コネ:“矛盾八景”マーリン (1)      
コネ:“約束の王”アーサー・カーライル (1)      
コネ:“壁の花”モードレッド・カーライル (1)      
 
       
Connection Memorials:
Skill Name: Lv. R P L M
Skill Name: Lv. R P L M
(エンジェル) * ()        
(ジョバンニ・カルニーニ) * ()        
Outfits:

Weapons:

月輪レーザーガン、%楽器ケースに偽装したステルスケース、%追加弾倉、%狙撃時はスナイパーライフル等

Armours:

シュッテ、ゴーストコート(演出用)、ミラーシェード(@護法、%ヴァーサルゴーグル)

Cyberwares & Trons:

IANUS、スペシャライズ(自我)、アイアンウィル、ディスパッション、ディクショナリ、スリーアクション、ホット・チリ、タイプD

Works Outfits:

銀の涙のペンダント(「赤い銃弾」相当)

Vehicles:

必要に応じ二輪や四輪(@Honkey Talkなど)

Residence & Other Outfits:

イエローエリアのマンション
@ポケットロン、魔術回路、@銀の目、%呪爆符、%霊斬符、#ブーストハート、#ヒートスナイパー、@関聖帝君、@霞、#バンクィットなど

%:変化で生成 @:プレアクト購入 #:アクト中

Special Hybrids (Optional):

「私はシャーロット。お前は、滅びの鏡を見たわ」

それまでのマイナーで<自我>+<変化>で光の粒子から鏡を生成(主に霊斬符相当)、メジャーで<射撃>+<死点撃ち>+<自我>+(<隠密>)+<元力:光学/正>
アーマー以外のダメージ減少手段を把握の後にダメージ札を調整、一撃を狙う

Memoir:


外見など:
 N◎VA人の平均に照らすと長身、しなやかな体つきをした白人女性。生粋の北米人。ウェーブが掛かったブルネットの髪を短く切り揃え、青い瞳と本心を隠したい時は常にミラーシェードのグラスを掛け、鏡の如く周囲を拒絶する。体のラインに合った黒のライダースーツにブーツ、自在に色を変えるコートを羽織り、災厄の街の影を颯爽と闊歩し、目標を殺めていく。
 その胸には涙のような、銃弾のような、不思議な形をした銀色のペンダントが揺れている。

設定:
 殺人企業マーダー・インクの中でもとびきりのガンスリンガーが揃う魔弾の弾倉、クーゲルズ・チャンバー。ドンの信頼も篤い精鋭の殺戮者たちが集まるこの“社員”たちは変わり種ばかりが集まっているが、その中に鏡をまとった女がいる。
 火薬の匂いをまとい、恐怖と災いの象徴たる大きな鉛弾をばらまく偉丈夫や怪人たちが一堂に会する中で、ミラーシェードの奥に表情を隠して独り佇む女性。それが鏡のシャーロットだ。
 得物は大口径の銃でなく、標的を音も匂いもなく確実に殺める光学武器。光の運び手として強力な異能力を持つ彼女は無手状態においても光を操作し、収束したレーザー光による射殺、幻惑や潜伏能力に長ける。光の粒子からの物質生成能力も備えており、特に幾重もの鏡を創り出して相手を撹乱し、回避不能の複雑な反射光によって一撃で仕留める手を好む。
 体術や隠密能力にも優れ、武器持ちこみが厳しいエリアに潜入しての暗殺や都市部での遠距離からの狙撃、身辺警護など様々な任務に当たっている。必要な時は悪名高いヘイロン・ケミカル製のドラッグで身体をブーストすることも厭わず、ストリートでの命のやり取りに身を投じる。

 現在はドン・クーゲルに忠実に仕えているが、その実は北米ラス・ヴェガス、シンジケート本拠の円卓本陣からN◎VAにおける攻勢戦力増強と令嬢モードレッドの身辺警護強化の為に送り込まれてきた。そのため、クーゲルズ・チャンバーの狂気の射手たちの中にはシャーロットの真意を疑う者もいるが、彼女は鏡のようにその悪意を跳ね除け、何も語ろうとしない。

 元は北米アストラッド・シティ、犯罪世界と大きく癒着した名家マクレーン家の後取り娘。優れた魔術師を師に持てば別の道を歩めたかもしれないほどの強力なサイキック能力を開花させた彼女は、かつては恋人と共に家を出奔して逃げようともした。自分が操る光と同じ、光の当たる人生への道に。だが堅気の家に生まれなかった自分の血は争えず、運命は変えられないことを悟った。
 父であるベルナルド卿の死をきっかけに、後を継いで犯罪世界のより暗き暗部へと身を投じる。決して光の差さぬアンダーワールドでその技を磨き、力が認められた後は予言者マーリンの指示でN◎VAに派遣され今に至る。
 幽閉されているのは灰色の古城ではなく、血塗られたカーライルの暗黒の世界。魔法の鏡に映るのは遍歴の騎士たちではなく、驚愕するターゲットの顔。魔法の糸で織り上げるのは美しい風景でなく、死の運命のみ。
 自分自身も罪深き地下世界から、光の差さぬ暗黒世界から決して抜け出せないことを知りつつ、彼女はシンジケートによる侵攻の最前線に身を投じている。

 戦いにおいては光と影の錯綜の中で、冷酷に目標を殺めていくシャーロットは、普段は殺し屋とは思えぬほどに穏やかだ。自由奔放に振る舞うモードレッドの前では、姉めいた表情を見せることもある。
 マーダー・インクの魔弾の射手たちの中には、ヴェガスの本部からやってきたシャーロットの姫君に対しこう言う者もいる。曰く、真の忠誠が向けられているのはドン・クーゲルではなく、約束の王アーサー・カーライルなのではないか。曰く、「自分の仕事に弾は不要」とドン・クーゲル直々に与えられた真紅の弾丸を辞退したことこそ、謀反のしるしではないか。曰く、シンジケート上級幹部すら正確な構成人数を把握していない、カーライル円卓騎士団の一騎なのではないかと。
 だが鏡のシャーロットは、殺し屋たちには決まって「私のランスロットはもういないの」と冗談めかして笑い、ミラーシェードの奥に真意を隠すだけだ。
 

Words:

一人称「私」 二人称「お前」 相手によっては丁寧口調
「ドン・クーゲル」「モードレッド様」「マーリン様」「陛下」

「私にとってのランスロットは、もうこの世界にはおりません。
 今は約束の王のためにこの力を振るいましょう。ご令嬢の護衛の任、承りました」

「残念。それは鏡よ。シャーロットの乙女の姿は誰にも見えないの」
「こちら狙撃地点。視界良好、風は南西に微弱。行政府がよく見えるわ……まるでキャメロンの城のよう」
「モードレッド様。夜の怪物たちとあのように戦うなど、お戯れが過ぎます。もっとお体を大事にしないと、お父上がご心配します」
 

Others from Player:


 大漁となった2009年夏のN◎VAシナリオ系同人誌。RI財団からもずいぶん前からリンクさせていただいている【dicehead site】さんの新作『Kill Me Tender』をJGCの頃に遊ぼう――という企画の時に作りました。
 キャラクターに特別な背景やマイナーな所属勢力設定が必要だったりする枠導入をN◎VA方言でよく「ニッチ導入」とよく言いますが、この本作KMTは全枠がニッチ気味……! ということで普段は作り込んだ既存キャストを投入することが多い僕もExp80制限の中で新造した次第であります。
 キャスト案作成の思考の経緯は、鏡のシャーロット for 『Kill Me Tender』 作成メモ - Rのつく財団入り口にて。アーサー王伝説にまつわるテニスンの詩からネーミングとイメージを拝借して魔弾の射手を新たに創ることにしました。

 1日程度で急ぎ構想した割には、実際のアクトでロールアウトしたシャーロットは初回としては十分な成功を収め、周りからの評判も上々でした。しなりお『Kill Me Tender』のほうも表紙をアツく飾るモド子イラストからは予想も付かないシナリオ展開や、全員が「これはないわ〜」と感心したゴニョゴニョのゲスト造形などなど、実にテンダーな一日になりました。
 トーキョーN◎VAシリーズを根強く支える魅力のひとつはオフィシャルゲストの人気であり、サプリメント『マーダーインク』登場後は殺戮の姫君モードレッドも多大な人気を誇っています。彼女の対手展開やラブい展開を狙う男性キャストはよく見かけるものの見守る立場の女性キャストはあまり見ないので、そういう意味でも差別化を図って成功できたなと思っています。
 魔弾の弾層の一員として、あるいは本人ははぐらかすもののヴェガス本拠から派遣された円卓騎士団の尖兵として次なる物語の為に待機し……そして意外なことに、2010年『ワールドオーダー』のワークスルール導入1人目の栄誉を受けることになりました。特技の組合いが悪すぎますがシナリオの防御神業の兼ね合いもありチャクラ→カブトに変更。ワークス装備は殺し屋ならやはりこれ!の一品なのです。キャスト/ゲストとも、ワークスによる表現を含めた個性化の幅が広がって今後が楽しみですね。

古塔のシャーロット

>>> 想定導入
▼カゲ/殺し屋導入:
 マーダー・インクによるトーキョーN◎VA侵攻の最前線に身を投じる暗殺者であり、暗黒の世界で恐れられるチャンバーに充填された魔弾のひとつ。様々な人物の抹殺に関わっている。他の犯罪組織が関わらなければフリーランスのカゲとしてもビジネスを請け負う。
▼レッガー/カーライル導入:
 マーリンは暗黒世界を彷徨うシャーロットの未来を導く師にして預言者。約束の王アーサーは真の忠誠を捧げる仕えるべき王。身辺を警護しているモードレッドは彼女からすると妹のような存在である。
 レッガーは入っていないものの、ヴェガス本部から円卓の意志によって送り込まれた新たな弾丸であり、シンジケート本拠の意によって動く。
▼その他/アストラル系、護衛、etc:
 異能力者だが、人間の暗殺対象と同じようにアヤカシも敵としか見ていない。戦いに赴かない時は穏やかな人物である。犯罪世界と縁のない光の道を歩む者たちには、密かな憧憬をミラーシェードの奥と涙のペンダントの中に隠し……自分たちと関わらせないように手を貸すこともあるのかもしれない。
 


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