Kolumn:

RI財団N◎VA支部について
 F.E.I.R.のリサーチではランク推定Bと評価されたRI財団トーキョーN◎VA支部については、よく分かっていません。諜報活動はかなり活発ですが、他企業への攻撃はほとんどないため、Aクラスのメガコーポは危険視していないか、もしくは無視しているようです。
 また園内には他企業が出資した施設もあり、あの新星帝都大学にも援助をしているため、立ち入らない範囲でよい関係を保とうと大部分の企業は考えるようです。
 謎めいていた方がイメージ作りの役に立つと考えているのか、徹底的な秘密主義で知られる財団は内部の情報を意識的に隠蔽しています。また、財団に関する様々な噂には財団側が意図的に流しているものもあるようです。
 例えば財団本部の会長に関しても色々な噂があります。
いわく、異世界の魔術師だとか、北米連合のARASAKAという企業に親戚がいるとか、人工知能だとか、あのひよこくんだとか、関東軍と関係しているとか、さる王立研究所所長と大昔の知り合いだとか。

 過去に財団内部の情報を得るのに成功した数少ない人物は二人――データ盗賊にして情報屋の“コランダム”宝条晃Williamと、タクシードライバーの“ローリング・フォーチュン”アジーム(8bit版)だと言われています。
 この二人は財団の会長の過去に関する情報の一片を盗み出したと言われていますが、何の情報だったのかは分かっていません。噂では、RI財団の電脳諜報部はこの2人の人物を指名手配しているとも言われています。ほんとですかね。

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