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MONOLOGUES,BEFORE.
かつて、扉の上にあったことばたち

Jasmine's Tea-tripの表紙に書いているモノローグの数行は、更新すると消えちゃうんですよね。
日記のようでもあるから、残すことにしました。ここに。


嬉しいご報告を一つ。
初めて書いた小説のようなもの……『五月の猫』と云うタイトルの掌編が
地方の文学賞の掌編小説新人部門で「入選」をいただきました。
101人の応募で8位だったみたいです。
私の文章を面白いと思ってくださる見ず知らずの方が
どこかにいるのだと思うと、なんとも暖かく嬉しい気分です。
ちょっぴり自信が湧いてきました。
ゆっくり続けてゆこうと思っています。
6.OCTOBRE.2000
妹のお友達が、信楽で陶芸家として独立されたとかで、
夏休みに二人で遊びに行ってきました。
朝食は、比叡山に出来たフレンチスタイルの小さなホテル
L'Hotel de Hiei(ロテル・ド・比叡)のカフェ・ド・レレルさんでいただこう♪と思って、
妹を誘ってウチを早めに出たのですが、なんせお盆の名神の登り線、朝7時台から大渋滞で、
9時までに行けないことが天王山あたりで決定的になったので(^_^;)
京都市内にあるリーブドワットさんに行く先を変更したのでした。
フランスの料理書の翻訳もしている料理上手なマダムが丁寧に作ってくれる
大好きなここのプチ・デジュネには、日常を忘れさせてくれる旅情があります。
京都に行かれる際は、是非お立ち寄りを。あ、でもネコが苦手な方にはどうかな〜
だって、私たちが朝食をいただいているとき、ネコのお見合いとかさせていたから。(^_^;)
(河原町通夷川上がる)
25.AOUT.00

朝顔市に行ってヘブンリーブルーの行燈仕立てを一鉢買ってきました。
夏の朝の楽しみが、また一つ増えました。

HPの模様替えは、どうやらWindowsでは表示されないみたいですね。エヘ
10.JUILLET.00

ホームページの模様替えをしてみました。いかがですか?
来週はBSでロメールの「四季物語」が放映されるんですよ。
それと「世にも憂鬱なハムレットたち」が。
全部録画するつもりなので外出を控えなくては……。
「世にも憂鬱なハムレットたち」はグッドクリスマスムーヴィーなんですよ。
今年のクリスマスのために是非エアチェックを♪
1.JUILLET.00

VAIOのノートブックを購入したので、とうとう私も、両刀使いになってしまいました。
ウィッキントッシュとかマッキンドーズとかと言うのだそうすけど。
でも、このホームページはマッキントッシュで作ってますよ。
これからも、それはずっと。

28.JUIN.00

四谷三丁目にある写真集専門のMoleという本屋さんに行って来ました。
10年ほど前に上梓されていて、その時は買いそびれてしまった写真集を探しに……
お目当てのその写真集とは、やっぱり出会えなかったけど、
近くに洒落たランジェリーのお店を見つけたり、新宿に出たら、高野の店頭に
フランスから取り寄せた粉だけでつくるフランスパンが夕方6時に並ぶのに丁度行き会わせたり
なかなか楽しい発見があった新宿散策になりました。
で、このフランスパンやっぱり美味しいんです。
今丁度、バターもフランスのエシレバターを使っているのですが、
このパンに塗ると、エシレバターの美味しさが引き立つのです。
やっぱり相性がいいのかしら♪
16.JUIN.00

思い立って七里ヶ浜に行ってきました。海と浜昼顔を見たくなったので。
潮騒の音を聴きながら、潮風に吹かれて40分ほど波打ち際を歩きました。
浜昼顔は咲き始めで、まだチラホラといったところ。
素足が感じる砂の暖かさも心地よかったです。
そして砂浜に座って、しばらく水平線を眺めました。
このところ遣い過ぎの両の目に、遠くを見させてあげたくて。
6.JUIN.00

きのう試写を観たあと冷たいものが飲みたくなって、
細い路地の出口にあるカフェセボールでオレグラッセを飲んでいたら、
急におなか痛に見舞われてしまいました。どうしよう……と思っていたら、
毎年カンヌ映画祭にいらっしゃるYさんに遭遇!!
今年のカンヌの様子をお伺いしていたら、おなか痛も治まっていました。
大島監督は偉い、ということで意見が一致して、
私にお話をしてくれるYさんの優しさに感激。

2 JUIN 2000

ハニーサックル……忍冬の花が咲きました。
一つの花茎から二つの、細いチョウチョのような花が咲いている様子は、
見た目にも甘〜い感じ。
初夏の甘い花の香りが漂う場所で、本を読むのもヨイですよ。
ピッタリくるのはヨーロッパ文学かな。
ここ数年、そろそろノーベル文学賞のノミネートかと噂されているらしいル・クレジオの『リュラビー』を再読しました。
ある朝学校に行かない決心をしたリュラビー。
数日海辺で過ごした後、彼女を元気にしたのはオムレツでした。
「お嬢さんにオムレツ!」
ギャルソンの科白です。

MAI.28.2000

池澤夏樹さんの新刊『花を運ぶ妹』を読み始めたら、
まず、バターを塗って蜂蜜をトロ〜リ垂らしたバケットが食べたくなります。
そして、たっぷりのカフェオレのプチデジュネ。
願わくば、蜂蜜はプロバンスの風にそよぐ野の花の香りと、ミツバチの羽音が聞こえる取れたてのものを。
UMMMMM♪
ボヤン・ヒシグさんの『懐情の原形』は、思考速度がモンゴルの草原を渡る風。
穏やかな日本語の、鄙心無き時間。
映画「ナインス・ゲート」は本好きの皆様に。
MAI.19.2000

ベルンハルト・シュリンクの『朗読者』よかったですよ〜。
15才の僕と21才年上の彼女。愛と性と別れと死と、生涯抱える追悔の思い。
久々に、読み耽る楽しみに惹き込まれた、ドイツの現代文学でした。
著者のシュリンクは実際にも弁護士。
もしかして本当にこんな経験があるのかな、と思わせるリアリティ。
作品全体をうっすらと被うその気配が
この作品の気高さなのでしょうか。

『朗読者』ベルンハルト・シュリンク 新潮クレストブックス
MAI.7.2000
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