第1回東京競馬8日目 11 R 競走成績 天候 曇 ダート 良
第017回フェブラリーステークス
サラ5歳上 混合 指定 オープン・定量 1600ダ 16頭 ★☆★ G1 ★☆★
妻本 着順 番 馬 名 性齢 斤量 馬体重 騎 手 タイム 着 差 単オッズ
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
1着 14 ウイングアロー 牡6 57.0 456-18 O.ぺリエ 1:35:6 7.1
◎▲ 2着 6 ゴールドティアラ 牝5 54.0 446-16 武 豊 1:35:7 1/2 5.4
◎ 3着 1 ファストフレンド 牝7 55.0 502 +4 蛯名 正 1:35:7 ハナ 10.2
○○ 4着 15 メイセイオペラ 牡7 57.0 504+10 菅原 勲 1:35:7 クビ 6.1
5着 13 セレクトグリーン 牡6 57.0 512 -2 後藤 浩 1:35:9 1 34.4
6着 5 オースミジェット 牡7 57.0 526 -2 四位 洋 1:36:2 1.3/4 12.5
7着 12 アローセプテンバー 牡6 57.0 470 0 左海 誠 1:36:2 アタマ 18.2
8着 10 ビーマイナカヤマ 牡7 57.0 478 -2 鹿戸 雄 1:36:5 1.3/4 57.6
▲ 9着 9 シンボリインディ 牡5 56.0 460 0 横山 典 1:36:5 クビ 8.3
10着 3 バトルライン 牡8 57.0 498 +2 岡部 幸 1:36:7 1.1/4 125.6
11着 8 キョウエイマーチ 牝7 55.0 502 0 秋山 真 1:36:8 クビ 9.0
12着 7 テセウスフリーゼ 牡9 57.0 494 0 横山 義 1:37:1 2 224.7
△ 13着 2 キングヘイロー 牡6 57.0 494 0 柴田 善 1:37:2 3/4 5.1
14着 11 レッドチリペッパー 牝5 54.0 480 -2 藤田 伸 1:37:2 ハナ 24.4
15着 4 オリオンザサンクス 牡5 56.0 524 -8 早田 秀 1:37:5 1.3/4 69.8
16着 16 メイショウモトナリ 牡7 57.0 522 +5 江田 照 1:38:8 8 213.8
単 勝 式 複 勝 式
14 710円 1.14 190円
枠番連勝式 2. 6 200円
3−7 880円 3. 1 270円
馬番連勝式
06−14 1530円
馬番ワイド
06−14 600円
01−14 1030円
01−06 830円
競技の成績は必ず主催者発行のものと照合し確認してください
−−後藤の分析−−
東京競馬場は寒かった...
- フェブラリーSをライブで見てきました(久々の東京遠征です)。
土曜・日曜と東京競馬場に出かけたのですが、とにかく寒いの一言!。
特に土曜日は底冷えという表現そのもので、ヒッジョーに辛かったです。
(ちなみに馬券的にも寒かった...)
日曜は大雪という天気予報のため相当な覚悟で臨んだのですが、
これが意外と暖かく(寒いことは寒いんですよ)、
なんとか致命傷を負わずに過ごすことができました。
(でも馬券的には致命傷を負いました...)
ああ...
- さて、いつものようにパドック分析から。
今回は生パドックで入念にチェックしてきました。
で、一番よく見えたのはアローセプテンバーで、状態面ではメンバ中No1でした。
毛ヅヤなどはピカピカで、絶好の状態だったと思います。
次いで良かったのはキングヘイローでした。
あのボテッとした腹周りは気にならなく、かつ、トモの張り、雰囲気、共に申し分ない状態でした。
3番手はシンボリインディとウイングアローで、シンボリインディは前走の素晴らしかった状態をそのままキープといった感じ、
そして、ウイングアローは見違えるようにスッキリし、勝負気配プンプンでした。
注目のゴールドティアラですが、輸送が響いたのか、いつも以上に腹が巻き上がった状態。
冬毛も若干目立っており、必ずしもよい状態ではなかったと判断します。
また、メイセイオペラについては、特に問題はなかったのですが、
昨年のような迫力を感じさせる状態ではなかったように思います。
最後にキョウエイマーチですが、どうしてしまったんでしょう?
調教時に見せた素晴らしい状態がどこかへ行ってしまったようでした。
- レース分析に移ります。
スタートして、まず先頭に立ったのがキョウエイマーチ。
そこへ、内からオリオンザサンクスが強引に競りかけ、ハナに立ちます。
キョウエイマーチはハナを譲って2番手追走。
次いで、意外にも3番手メイセイオペラ、そしてビーマイナカヤマ、シンボリインディらが続き、
セレクトグリーンはかかり気味になりながらもなんとか折り合いをつけます。
中団にはオースミジェットとキングヘイロー、
後方にはゴールドティアラとレッドチリペッパーらが追走し、
最後方からファストフレンドとウイングアローという位置取り。
ハナに立ったオリオンザサンクスはグイグイと後続を引き離し、
3角手前で早くも6馬身差。
キョウエイマーチにとっては注文通りの2番手でハナを切る形となります。
- 前半の4ハロンが45.3。
いくら脚抜きのいい馬場状態だったとは言え、
ダートとしては驚異的なハイペースでレースは後半へ。
3角4角の中間点を回ったあたりから、後続各馬が詰めにかかり、
2番手のキョウエイとの差がみるみるうちに無くなります。
しかし、相変わらず先頭との差は5馬身はあり、場内にどよめきが起こります。
- ところが、4角を回って直線に入るとオリオンの脚色が悪くなり、まもなく先行勢に吸収されてしまいます。
キョウエイマーチも余力が残っていなかったか、いつものような粘りがなく、
代わってメイセイオペラが残り200のところで先頭に立ち、粘り込みを図ります。
後続各馬では、インからシンボリインディ、メイセイの外からセレクトグリーンが伸びかけますが、そこまで。
さらに外からファストフレンドとゴールドティアラがメイセイを追うところで、
大外一気にウイングアローの末脚が爆発。
ゴール手前で先行各馬をまとめて交わすと、1/2馬身差つけてゴールイン。
2着争いは3頭並んだ格好となり、
粘り込むメイセイをファストフレンドとゴールドティアラがわずかに交わし、
さらにゴールドがゴール寸前ハナ差だけ交わした結果となりました。
5着には1馬身離されてセレクトグリーン。1番人気のキングヘイローは13着と惨敗しました。
- 勝ったウイングアローは4角を回ったところで最後方。
同じ様な位置にいたファストフレンド、そしてゴールドティアラが馬群に突っ込んでいったのに対し、
ウイングアローは大外ブン回し攻撃を取ったのですが、
距離損も何のその、強烈な末脚を披露して、工藤調教師の勇退に花を添えることができました。
勝因は、前後半のタイム差5秒という典型的追い込み有利な流れになったこともさることながら、
やはり、本番を迎えて、ようやく本来の力を出し切れる状態に仕上げられたことが全てでしょう。
もともとは一昨年の4歳ダートチャンピオンであり、昨年こそは煮え切らないレースが続いていたのですが、
ここに来て一気に強かった頃の同馬に戻ってきました。ワールドクリークとの対決が楽しみです。
- ゴールドティアラは、この状態でよく2着に来ました。
細身の馬体がさらに細くなって、少々ガレ気味だったことは間違いありません。
しかし、それでも激走するあたり、この馬の高い能力を感じます。
今後はその反動が怖いのですが、馬体を立て直しての活躍に期待します。
- ファストフレンドは、交流競走で見せつけた能力は本物であったことを証明しました。
連闘でも状態は決して悪くなく(思った程は良くなかったのですが...)、
現在の調子が余程良いのでしょう。惜しかった一戦です。
メイセイオペラはさすがと言ったところでしょうか。
あの早いペースを前で競馬して、差のない4着にまとめるあたり、やはり実力馬です。
最も強い競馬をしたのは同馬であり、今回は負けはしたものの、
ダート界のトップは、まだまだ君臨しそうです。
- 結局、ダートで活躍していた馬が上位を独占し、芝馬は不本意な結果となりました。
特に1番人気のキングヘイローは、申し分のない状態だっただけに敗因が掴めません。
やはり、ダートが合わなかったということなのでしょうか?
少なくとも、4角手前にて、既に戦意消失していたように見えました。コメントを待ちましょう。
---------------
PS.
いいレースでしたね。非常に楽しめました。
ただ、肝心の馬券のほうがサッパリ。
土曜日は前半穏やか後半大荒れとなり、最終ではなんと880倍の大万馬券。
もちろん馬券は取れません。
そして、日曜日はリズムがメチャクチャで1−3着、2−3着ばかり。
ああ、せっかくワイドが買える環境にありながら、その恩恵にあやかれないとは...。
馬券って難しいよね.....。
|