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<結果と分析>
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第3回京都競馬4日目  11 R  競走成績    天候  曇    芝   良
第121回天皇賞(春)
サラ5歳上 牡・牝 指定 オープン・定量 3200芝・外 12頭 ★☆★  G1  ★☆★

妻本 着順 番  馬     名   性齢 斤量  馬体重 騎  手 タイム 着 差 単オッズ
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▲◎  1着  5 テイエムオペラオー  牡5  58.0  468 -4 和田 竜 3:17:6         1.7
○▲  2着  2 ラスカルスズカ    牡5  58.0  478 -2 武  豊 3:17:7   3/4   4.0
◎   3着 11 ナリタトップロード  牡5  58.0  484 +2 渡辺 薫 3:17:8   3/4   3.5
 ○  4着  3 ステイゴールド    牡7  58.0  432+10 熊沢 重 3:18:3     3  11.7
    5着  8 ホッカイルソー    牡9  58.0  492 -8 四位 洋 3:18:8     3 100.0
    6着  9 レオリュウホウ    牡6  58.0  478-20 菊沢 徳 3:18:9   クビ  58.9
    7着  1 テナシャスバイオ   牡8  58.0  476 +2 武  幸 3:19:0   1/2 249.8
    8着  7 トシザブイ      牡5  58.0  482 -2 河内 洋 3:19:3 1.3/4 118.5
    9着  6 ジョーヤマト     牡8  58.0  470 +2 須貝 尚 3:19:3   クビ 253.5
   10着  4 トキオアクセル    牡8  58.0  472 -2 松永 幹 3:19:5 1.1/2 271.0
   11着 10 タマモイナズマ    牡7  58.0  452  0 小原 義 3:20:5     6 154.0
   12着 12 ノボエイコーオー   牡5  58.0  480-14 小野 次 3:25:1   タイサ 243.7

 単 勝 式         複 勝 式
       5       170円  1. 5     100円
  枠番連勝式                  2. 2     110円
    2−5       290円  3.11     100円
  馬番連勝式                                          
  02−05    290円                          
  馬番ワイド                                          
  02−05    130円                          
  05−11    130円                          
  02−11    150円                          


競技の成績は必ず主催者発行のものと照合し確認してください
−−後藤の分析−−
いいレースだった
  • いやぁ。いいレースでした。
    強い馬がそれぞれの持ち味と能力を出し切って勝負を決する。
    これぞ競馬における「スポーツ性」の醍醐味ですよね。
  • では、いつものようにパドック分析から。
    パドックで一番良く見えたのは、文句なくテイエムオペラオーでした。 同馬の馬体・デキ・貫禄、全て申し分なく、今までで一番の状態であったと思われます。 次いで良かったのは、ステイゴールドでした。 相変わらずの細身の馬体でしたが、同馬にとっては、 かなり良い状態であったことは間違いありません(ステイゴールドウォッチャーの私が保証します(笑))。 次いで良かったのは、ラスカルスズカでしょうか。 しかしながら、追い切り時の雰囲気と比較すると、今一つといった感じ。 また、人気のナリタトップロードは、やはりなにか物足りない状態に見えました。
  • レース分析に移ります。
    好スタートはトキオアクセル。次いでステイゴールドがいつものように 手綱をしごいてて前へ。相変わらずスタートで出負けしたナリタが前に取り付きます。 先頭はトキオアクセルで落ち着きかけた処へ、外からレオリュウホウ、そしてタマモイナズマが競りかけ、 そのままレオとタマモは先頭を譲らず、見る見るうちに後続との差が広がっていきます。
  • ポジションをおさらいすると、 先頭にタマモとレオ、大きく離れてトキオとナリタ、そしてノボを間に挟んでステイゴールドらが第2Gr、 やや離れてテイエムがポツンと1頭で追走。 また離れて、ホッカイルソーらが続き、後方3番手にラスカルスズカ、最後方にテナシャスバイオという展開。
    先頭から最後方までかなり縦長の展開となり、1回目のスタンド通過へ。
  • さすが歴戦の古馬陣というべきか。スタンド前の大歓声にも各馬動じることはなく、 レースは淡々と進んでいきます。
    このあたりから急激にレースはスローとなり、各馬2コーナを回った辺りではかなり間隔が詰まっていきます。
  • 各馬の位置取りは変わらぬまま、向正面に移り、 残り1000を切った辺りから、レースは動きます。
    先頭−後方の間隔はぐっと縮まり、早くも先頭のタマモの手応えが怪しくなって、 3角手前で先頭はレオリュウホウへ。 そして、菊花賞の再現とばかりにナリタトップロードが早めに仕掛けて2番手へ。 その外に歩調を併せるが如くテイエムオペラオーが続き、 好位のインにステイゴールド、ラスカルスズカは好位勢の直後につけます。
    600を過ぎてペースは一気に上がり、 ナリタとテイエムが先頭に取り付いたところで最後の直線へ。
  • 直線に入り、先頭を行くレオリュウホウに、 外からナリタ、そしてテイエムオペラオーが並びかけ、 レオのインにステイゴールドがするするっと忍び寄り、出し抜けを図ろうとします。
    が、しかし、外の勢いは凄まじく、あっさりとナリタ、そしてテイエムが先頭を奪取。 インのステイゴールドはこの2頭に食らいついていきますが、食らいつくだけで精一杯。 その代わりに、テイエムの背後からラスカルスズカが襲いかかりますが、 前の2頭になかなか追いつくことができません。
    テイエムは直線半ばで先頭を奪うと、その後も確かな末脚を披露。 危なげない勝ち方で他馬を圧倒。自身G1 2勝目をモノにしました。
    3/4馬身差2着には、ラスカルスズカが鋭く追い込んで2着を確保。 さらに3/4馬身離れての3着にナリタトップロード。 離れされた4着にはステイゴールド、5着にはホッカイルソーが入り、 ほぼ現在の実力通りの着順という結果になりました。
  • 勝ったテイエムオペラオーは、実に強いの一言。完全に3強の中でのNo1となりました。 やはり、精神面の成長により、ある程度前につけても良くなり、どんなレースにでも対応できるようになったことが、 最大の勝因と言えるでしょう。また、騎手も自信満々の乗り方をして、馬もそれに応えるが如く、 貫禄ある走りっぷりを披露してくれました。
    今後は、宝塚記念でのグラスワンダーとの勝負付けが注目されるところです。
    ただし、2着に入ったラスカルスズカの存在には要注意です。まだキャリアも浅く、 レース毎に強くなっていくという感が強いだけに、宝塚あたりでは逆転もあるかもしれません。
  • 3着のナリタは、自身最高のレースをしての敗戦だけに、ちょっと差をつけられた印象があります。 余程のことがない限り、逆転は厳しいような気がします。 また、4着のステイゴールドも、もう少し、4角手前でスッと行ける脚があれば、 結果も変わっていたはずでしょう。現状では、完全に序列ができてしまったようです。
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PS.
それにしても、久しぶりにいい競馬を見せてもらいました。
馬券が外れても全く悔いが残りません。ははははは...(負け惜しみだったりする)。
...........。
ま、
ステイゴールド見せ場十分だったから良しとしよう。


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