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第3回東京競馬2日目  11 R  競走成績    天候  曇    芝   やや重
第061回優駿牝馬
サラ4歳 牝馬 指定 オープン・定量 2400芝 18頭 ★☆★  G1  ★☆★

妻本 着順 番  馬     名   性齢 斤量  馬体重 騎  手 タイム 着 差 単オッズ
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 ○  1着  5 シルクプリマドンナ  牝4  55.0  424 +2 藤田 伸 2:30:2         3.7
    2着 12 チアズグレイス    牝4  55.0  490  0 松永 幹 2:30:2   クビ   8.1
    3着 16 オリーブクラウン   牝4  55.0  440 -6 高橋 亮 2:30:4 1.1/2 139.2
    4着  2 レディミューズ    牝4  55.0  466 -2 岡部 幸 2:30:5   1/2  38.0
    5着  8 グランパドドゥ    牝4  55.0  444  0 河内 洋 2:30:5   クビ   5.3
◎◎  6着  1 サイコーキララ    牝4  55.0  478 -2 石山 繁 2:30:7 1.1/4   6.9
    7着  9 サニーサイドアップ  牝4  55.0  430 -2 後藤 浩 2:30:8   1/2  26.5
▲   8着  4 マニックサンデー   牝4  55.0  474 +4 武  豊 2:30:8   クビ   9.5
    9着  3 フューチャサンデー  牝4  55.0  428 -2 横山 典 2:31:0 1.1/2  16.9
   10着  7 スギノフォルモーザ  牝4  55.0  426 +6 的場 均 2:31:1   1/2 145.7
   11着 10 バイラリーナ     牝4  55.0  434 -6 小林 淳 2:31:2   クビ  20.9
○  12着 18 マヤノメイビー    牝4  55.0  444 -4 四位 洋 2:31:2   アタマ   6.9
   13着 14 カリスマサンオペラ  牝4  55.0  452 -2 和田 竜 2:31:3   3/4  41.8
   14着 17 ジョーディシラオキ  牝4  55.0  430  0 武  幸 2:31:7 2.1/2 107.7
   15着 11 フサイチユーキャン  牝4  55.0  458 -2 千田 輝 2:31:7   クビ  26.5
   16着 13 グロウリボン     牝4  55.0  472 -4 田中 勝 2:32:6     5 352.4
   17着 15 サマーベイブ     牝4  55.0  436 +2 吉田 豊 2:33:1     3  47.1
   18着  6 リビングデイライツ  牝4  55.0  452  0 中舘 英 2:33:5 2.1/2  98.1

 単 勝 式         複 勝 式
       5       370円  1. 5     150円
  枠番連勝式                  2.12     260円
    3−6      1260円  3.16    2430円
  馬番連勝式                                          
  05−12   1630円                          
  馬番ワイド                                          
  05−12    680円                          
  05−16   7600円                          
  12−16  17390円                          


競技の成績は必ず主催者発行のものと照合し確認してください
−−後藤の分析−−
近年稀にみる超スローペース
  • ものすごい超スローペースでしたね。
    まさしくヨーイ・ドンの競馬。 このスローペースに対応することのできた馬が、上位を独占する結果となりました。
  • それでは、パドック分析から。
    一番良く見えたのは、文句なしにシルクプリマドンナでした。 馬体は相変わらず小造りなんですが、馬体以上に大きく見せており、かつ、 気配は申し分ありませんでした。
    次いで、グランパドドゥとチアズグレイスが良かったでしょうか。 グランパドドゥは、馬体が物凄く良かったという訳ではありませんが、 「おっ」と思わせるような雰囲気を持っており、目につく1頭でした。 また、チアズグレイスは桜花賞当時のデキをそのままキープといった感じで、 まずまずであったと思います。ただ、気持ち太いように感じました。
    なお、人気のマヤノメイビーは入れ込み具合が激しく、レース前でもう終わっている状態、 サイコーキララも輸送が応えたのか、追い切り時のデキがどこかへ飛んでしまったようでした。
  • レース分析に移ります。
    スタートは各馬バラバラ。 そして、逃げると目されていたジョーディシラオキが控え、 なんと岡部=レディミューズが果敢に先頭へ。 1コーナを回って隊列が落ち着くと、そこから超スローペースに持っていきます。
    2番手には外からオリーブクラウン、内に掛かり気味にサイコーキララ、 そして好発のリビングデイライツ。 その直後にチアズグレイスとマニックサンデー、それらをマークするようにシルクプリマドンナが続き、 中団には、フューチャサンデー、グランパドドゥら、そして後方にマヤノメイビーという展開。
    レースはそのまま淡々と推移し、各馬ほぼ一団となって進んでいきます。
  • 1000の通過がなんと63:5。
    (ちなみに、1600で1:42:3、2000で2:07:2)
    レース中盤にて4ハロンも13秒台(ハロンタイム)が続くという、異常事態の中、 各馬まずまず折り合いをつけながらも追走。
    残り800を切っても後続各馬は動くに動けず、完全に前残りのペースで4角へ。
    4角手前になってようやく後続各馬が動きだし、好位に控えていたチアズが外目に、 対しシルクはインの馬群の切れ目を狙いうちします。
  • 直線に入っても、レディミューズの逃げはなかなか止まりません。
    そのレディを必死で追うオリーブクラウン、そしてオリーブの横に馬体を併せてシルクが早めのスパートをかけます。 外を回ったチアズは残り400のところでスパートを開始。内で粘っていたサイコーキララはこの時点で圏外に去ります。 また、これら以外の後続馬ではグランパドドゥが伸びかけますが、スパッと切れる脚がないため、 同馬もこの時点で圏外。勝利の栄冠は、前を行く4頭に絞られます。
    そして、残り200で、ようやくシルクとオリーブが粘るレディを捕まえて先頭に立ち、 そこへ外からチアズが強襲。シルクはオリーブを振り切るとそのまま先頭をキープ。 一完歩ごとに差を詰めるチアズを後目に、最後はクビ差だけ押さえて見事優勝。
    2着にはチアズグレイス、3着には大健闘オリーブクラウン、4着にはこれも大健闘レディミューズ、 5着には追い込み届かずグランパドドゥという結果となりました。
  • 勝ったシルクプリマドンナは、落ち着いていたことが全てでしょう。 超スローペースともなると、直線までの行程で以下に消耗度合いを軽減するかがポイントになるのですが、 鞍上の藤田騎手のリードに素直に順応。終始危なげないレース振りで、後続を完封。 初重賞制覇を、見事1番人気で応えることができました。 今後は秋華賞を目標にするとのことですが、このまま順調にいけば秋の主役はこの馬でしょう。
  • 2着のチアズグレイスは惜しかったですね。もう少し追い出しが早ければという声も上がっていますが、 それはレースの綾というもの。追い出しが早ければ、止まっていた公算も強いように思います。 この馬自身も能力を出し切っての2着だけに、今回は完敗でしょう。 ただ、展開が異なれば、その着順も変わっていたかも知れません。
    秋の主役はこの2頭で決まりです。
  • 3着のオリーブクラウンはやりましたねぇ。確かにペースが遅かったことが好走の要因であるとは言え、 スローペースにスムーズに折り合い、最後まで粘りきったことは評価に値します。 しかし、この馬、やはりスローのほうがいいのかなぁ?
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PS.
オークス前日の目黒記念(G2)で、ステイゴールドが、97年9月6日の阿寒湖特別(900万下)以来の 勝利(初重賞制覇!)を上げることができました。これでようやく4勝目です。 重賞に挑み続けること26回、その中には幾度のG1好走が含まれており、 やっと勝ってくれたという感じです。
それにしても武ちゃんはうまいですねぇ。
スタートしていつもズブい馬がスッと好位置をキープ。 あとは、道中の大逃げにも臆することなくじっくり脚を貯め、 最後は満を持してのスパート。
お見事としか形容がありません。
これを契機に馬が変わってくれたら言うことありません。 頑張れステイゴールド。私は応援しているぞぉ〜。


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