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第3回東京競馬4日目   9 R  競走成績    天候  晴    芝   良
第067回東京優駿
サラ4歳 牡・牝 指定 オープン・定量 2400芝 18頭 ★☆★  G1  ★☆★

妻本 着順 番  馬     名   性齢 斤量  馬体重 騎  手 タイム 着 差 単オッズ
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
△○  1着  4 アグネスフライト   牡4  57.0  452 -4 河内 洋 2:26:2         5.1
◎◎  2着  2 エアシャカール    牡4  57.0  494 +2 武  豊 2:26:2    ハナ   2.0
○   3着 13 アタラクシア     牡4  57.0  500 +6 四位 洋 2:26:8 3.1/2  33.7
    4着 12 トーホウシデン    牡4  57.0  420 -2 田中 勝 2:27:0 1.1/2  55.5
    5着  1 リワードフォコン   牡4  57.0  462 -6 後藤 浩 2:27:1   クビ  81.2
    6着 17 ジョウテンブレーヴ  牡4  57.0  468 -4 蛯名 正 2:27:2   3/4  13.4
▲▲  7着  5 カーネギーダイアン  牡4  57.0  460 +2 藤田 伸 2:27:3   3/4   7.8
    8着 16 プラントタイヨオー  牡4  57.0  454 +4 小野 次 2:27:5 1.1/4 209.3
    9着  3 オースミコンドル   牡4  57.0  478 +4 武  幸 2:27:7 1.1/2  53.9
   10着 15 ジーティーボス    牡4  57.0  546 -4 吉永 護 2:28:0 1.3/4 177.3
   11着  8 クリノキングオー   牡4  57.0  452+10 幸  英 2:28:1   3/4 266.8
   12着 10 ダイタクリーヴァ   牡4  57.0  492 +2 高橋 亮 2:28:4     2   4.8
   13着  6 タニノソルクバーノ  牡4  57.0  468  0 岡部 幸 2:29:3     5  54.4
   14着  7 マイネルブラウ    牡4  57.0  454 +4 横山 典 2:29:5 1.1/2 103.7
   15着 18 マイネルコンドル   牡4  57.0  472  0 伊藤 直 2:29:8 1.3/4 338.6
   16着 14 パープルエビス    牡4  57.0  462 -2 石橋 守 2:30:0     1 103.2
   17着 11 マルカミラー     牡4  57.0  420 -4 福永 祐 2:30:0   アタマ 159.9
   18着  9 マイネルブライアン  牡4  57.0  500-10 北村 宏 2:31:3     8 149.1

 単 勝 式         複 勝 式
       4       510円  1. 4     210円
  枠番連勝式                  2. 2     120円
    1−2       540円  3.13     540円
  馬番連勝式                                          
  02−04    600円                          
  馬番ワイド                                          
  02−04    350円                          
  04−13   2230円                          
  02−13   1120円                          


競技の成績は必ず主催者発行のものと照合し確認してください
−−後藤の分析−−
緒形拳に似合うのは河内だった
  • まずは一言。
    「河内さん、おめでとうございます。」
    デビュー27年、17度目の挑戦でのダービー初制覇。
    まさしく悲願達成ということで、思わず拍手をして喜んでしまいました。
  • では、いつものようにパドック分析から。
    パドックで一番良かったのは、文句なしにアグネスフライトでした。 同馬のはち切れそうな馬体、そして堂々たる風格は、まさに王者のものでした。 この状態で負けたら仕方がないというレベルだったように思います。
    次いで良かったのは、カーネギーダイアンとダイタクリーヴァ。 人気のエアシャカールもまずまず良かったのですが、 皐月賞当時と比較すると、なにか馬体の冴えが感じられず、4番手評価としました。 いつものような、あの気品溢れる馬体がどこかへ行ってしまったような感じでした。
  • レース分析に移ります。
    各馬まずまずのスタートを切り、思い思いの位置取りを取っていきます。 印象的だったのはオースミコンドルとアグネスフライト。スタートしてすぐに控えます。 同じ追い込みのエアシャカールは、すぐには控えようとはせず、ある程度、馬の行く気に任せた感じで、 徐々に控えていきました。
  • 1角を回って、先頭はタニノソルクバーノ、これを突っつくようにマイネルブラウが併せ、 3番手にパープルエビス。これら先行馬が先頭を競い合い、 2角を回った辺りでは、後続を6〜7馬身ほど引き離し、 予想よりも気持ち早めでレースは流れます。
    位置取りをおさらいすると、このあたりで先頭はマイネルブラウ。 2番手にハナを譲ったタニノ、そしてパープルエビス。 馬群が切れて、マイネルブライアンとジーティーボス。 また離されて、カーネギーダイアン、トーホウシデン、そしてダイタクリーヴァは中団を追走。 これをマークするようにアタラクシアとジョウテンブレーヴがいて、また少し離れて、 後方4番手にエアシャカール、最後方にアグネスフライトという展開。
    1000mの通過タイムは59.2と、依然としてややハイペースで推移します。
  • しかし、ここからペースがぐーんと落ち、流れが落ち着くと共に、馬群が一団になっていきます。
    3角でパープルエビスが仕掛けると、中団にいたアタラクシアもいつのまにか前に取り付きます。 そして、3角4角中間点・残り800のところで、馬群はさらに縮まり、ここでエアシャカールが外を回って進出開始。 これに歩調を併せるが如く、アグネスフライトも動き出し、 4角では先頭と後続各馬との差は殆どなくなり、一団となって直線へ。
  • 直線に入って、先頭はパープルエビス。 そこへ外目からアタラクシアとジョウテンブレーヴが襲いかかり、まもなく先頭を奪います。 内からはトーホウシデンとリワードフォコンが虎視眈々と前を伺いますが、そこまで。
    一方、大外を回ったエアシャカールは、残り400で射程圏に捕らえると、早めのスパートで アッという間に残り200で先頭。なおも力強くストライドを伸ばし、 完全に勝負あったかに見えました。
    が、しかし。
    エアシャカールのさらに外を回ったアグネスフライトが悠然と追い込み、 前を行くエアシャカールとの差を一完歩ずつ縮めると、あとはマッチレース。
    エアシャカールは相変わらず内に切れ込んでいましたが、 アグネスの影を察知すると、すかさず武豊は馬体を併せるために、左ムチを連打。
    しかし、ここで武豊に誤算が生じます。
    エアシャカールは勢い余って、馬体を併す以上に外へふらつき、 結果、武豊は懸命なる馬体の立て直しを余儀なくされ、ここで勝負あり。
    馬体をぶつけられたアグネスフライトは、それに怯むことなく鋭く伸び、見事差し切り勝ち。 頭を上げたところがゴール板であったために、着差はわずか7センチとなりましたが、 内容的には着差以上の完勝であったと言えましょう。
    2着には惜しくもエアシャカール、3着には早め先頭でそのまま粘りきったアタラクシア、 4・5着には同じく早め仕掛けのトーホウシデン、リワードフォコンという結果になりました。
  • 勝ったアグネスフライトは、秋から春に移った京都新聞杯を豪快なマクリで結果を出し、 本番のダービーでも自分の競馬に徹して、栄冠を勝ち取りました。 これで、親子3代のG1クラシック制覇という快挙を達成(祖母アグネスレディー、母アグネスフローラ)。 しかも、馬主は勿論のこと、この快挙に携わったスタッフ(調教師・厩務員・騎手)が全て同じという 素晴らしい快挙をも生みました。過去、このような例は聞いたことがありません。
    そして、今や当たり前のようですが、サンデーサイレンスの快進撃 (ダービー3連勝で4勝目、しかも2度目のワンツーフィニッシュ)と、まさに記録尽くめの結果となりました。
  • 記録と言えば、武豊ダービー3連覇がかかっていたのですが、あまりにも惜しい内容。 道中の位置取り、スパートするタイミングも申し分がなく、 やはり、早め先頭に立った後のふらつきとそれを是正することが最大の敗因でしょう。 ただ、この馬も負けて強しの印象が強く、最後のふらつきからもわかるように、 気性の成長が伴えば、今後も大きな活躍を演じてくれることでしょう。 できれば、このまま海外遠征してほしいものです。
  • 3着のアタラクシアは、前走での失敗を糧に、四位騎手が好騎乗を見せました。 前半は中団をじっくりと行き、徐々に前に進出。 直線早めに先頭に立つと、この馬の持ち味であるしぶとく長くいい脚を存分に披露。 先着馬には決め手・地力の差を見せつけられましたが、舞台が淀の3000に変われば、 その差はもっと縮まる筈で、今後の成長に期待です。
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PS.
ようやくG1で勝利。新聞予想のほうも○−◎で決まり、面目躍如といった感じです。
でもあんまり嬉しくないんだよなぁ...。
ま、この調子で来週も頑張ってみます。

ところで、ようやく我が家でもワイド馬券が買えるようになり、今までのファミコンくんとはおさらば。 これからはモバイルメイトでどこでも馬券をGET。そして勝利。
ってなったらいいんですが...。


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