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第4回京都競馬6日目  11 R  競走成績     天候:晴  芝:良  
第61回 菊花賞
サラ4歳 牡・牝 指定 オープン・定量 3000芝・外  15頭 ★☆★  G1  ★☆★
 
妻本 着順 番  馬     名   性齢 斤量  馬体重 騎  手 タイム 着 差 人気
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○◎  1着 15 エアシャカール    牡4  57.0  494 -6 武豊     3:04:7         2
▲   2着 13 トーホウシデン    牡4  57.0  430 -4 田中勝春 3:04:7   クビ   3
    3着  1 エリモブライアン   牡4  57.0  484+14 藤田伸二 3:05:4     4   6
 ×  4着  4 ケージージェット   牡4  57.0  500 -4 佐藤哲三 3:05:5   クビ  12
◎○  5着  6 アグネスフライト   牡4  57.0  460 -2 河内洋   3:05:6   1/2   1
 ×  6着 17 フェリシタル     牡4  57.0  474 +4 高橋亮   3:05:6   クビ  10
    7着  3 ヤマニンリスペクト  牡4  57.0  496 +8 福永祐一 3:05:7   3/4  13
△   8着  9 ジョウテンブレーヴ  牡4  57.0  486 -4 蛯名正義 3:05:8   1/2   5
    9着  5 トップコマンダー   牡4  57.0  458 -2 松永幹夫 3:05:9   1/2  16
   10着  7 ホワイトハピネス   牡4  57.0  454 -2 小原義之 3:06:0   1/2   7
   11着 12 ヒシマジェスティ   牡4  57.0  500+12 角田晃一 3:06:1   クビ   4
   12着  2 ダイワバーミンガム  牡4  57.0  450  0 柴田善臣 3:06:1   クビ   8
   13着 16 カリスマシルバー   牡4  57.0  528 +2 小林徹弥 3:06:2   1/2  18
   14着  8 スプリームコート   牡4  57.0  476+10 四位洋文 3:06:6 2.1/2  11
   15着 10 マッキーローレル   牡4  57.0  486 -2 本田優   3:06:6   クビ   9
   16着 14 マイネルビンテージ  牡4  57.0  488 +6 熊沢重文 3:07:3     4  15
   17着 18 クリノキングオー   牡4  57.0  456 +8 幸英明   3:07:8     3  17
   18着 11 ゴーステディ     牡4  57.0  512 +2 吉田豊   3:10:2   タイサ  14

 単 勝 式         複 勝 式
      15       280円  1.15     150円
  枠番連勝式                  2.13     280円
    7−7      1510円  3. 1     490円
  馬番連勝式                                          
  13−15   1580円                          
  馬番ワイド                                          
  13−15    550円                          
  01−15   1100円                          
  01−13   1930円                          


競技の成績は必ず主催者発行のものと照合し確認してください
−−後藤の分析−−
さすが武ちゃん!
  • さすがですねぇ。武ちゃん。うまいのひとこと。
    スタートを決めて、好位でそつなくインを獲ると、あとは終始自分のペースで折り合い。 ペースが乱高下しても動じることなく終始マイペース。 勝負処でじんわり前に詰め寄ると、直線うまく捌いて狙い通りのイン突き。 あとは瞬発力を活かして見事1着でゴールイン。前評判を覆しての見事な騎乗でした。
  • さて、前置きはさておき、いつものようにパドック分析から。
    パドックで一番良く見えたのは、文句なく、エアシャカールでした。 相変わらずの気品溢れる馬体で、1頭馬が違うかといった感じでした。
    次いで良かったのはエリモブライアン、フェリシタルあたりでしょうか。
    人気のアグネスフライトも悪くはないのですが、なにかこう、迫力に欠けていました。 ダービーの時のほうが数段良かったように思います。
  • レース分析に移ります。
    フェリシタルが出遅れた以外は、各馬、まずまずのスタート。
    先陣を切ったのは、内からゴーステディ、外からマイネルビンテージ、 次いでマッキーローレルといったところ。 驚かされたのはエアシャカールで、いつも以上に好スタートを決めて、 スッと好位のインに潜り込み、4番手で1周目の3角に入ります。
  • 坂下あたりから、先頭争いはにわかに激しくなり、 なんとかマイネルが先頭を切る形。エアシャカールは相変わらず好位のインをキープ。 それを見るようにトーホウシデン。注目のアグネスフライトは中団の外目を終始追走。 その後にエリモブライアン、ヒシマジェスティ等が続きます。
  • 1周目のホームストレッチに入ると、ペースは緩やかになり、隊列も落ち着きます。
    1角/2角を過ぎると更にペースは落ち、1角から2角にかけて、13秒台を計上するほどでした。
    このまま、例年のようにスローに流れるかと思いきや、 突然、2・3番手にいたマッキーローレルが先頭に立とうとし、にわかにペースは上がっていきます。 後続各馬も行きたがる素振りを見せ始め、中団に控えていたジョウテンブレーヴがかかるように先団へ。 結果、最初の1000が61.5、中盤の1000が62.8と平均的で緩みのないペースが続き、 後続各馬はなし崩しに脚を使わされます。
    ところが、ただ1頭、出入りの激しいペースに臆することなく、悠然とマイペースで進む馬がいました。 そう、エアシャカールでした。
    同馬は好位から中団へと下がっていくも、特に気を使う様子もなさそう。 対するアグネスフライトは坂下の時点で手が動く始末。この時点で勝負ありました。
  • 3角から4角の坂下から坂上でペースアップすると、アグネスフライトが意を決したように 前に詰めていきますが、エアシャカールはまだ中団後方のまま。
    坂の下りで一気にペースが上がると、アグネスはマクリ気味に外へ先頭を伺う勢いで突進。 トーホウシデンも2番手Grから先頭に並びかけ直線へ。
  • 直線に入って、エアシャカールはコース利を活かして一気に先頭との差を詰めると、 先行勢を捕らえにかかります。ところがアグネスは伸び脚を欠き、この時点で万事休す。
    最初に抜け出したのは、馬群の真ん中からトーホウシデンが競り出し、後続を引き離していきます。 一方のエアシャカールは、前が壁になったものの、2頭のわずかな隙間を強引にかき分けると エンジン全開。先頭を行くトーホウシデンのインに突っ込むと同馬を一気に交わし、残り200で先頭。
    その後は、エアとトーホウの激しい叩き合いが続きますが、トーホウに差し返す力はなく、 エアシャカールがそのままの体制で1着でゴールイン。2着にはクビ差でトーホウシデン。
    3着には4馬身離されてインを進んだエリモブライアン、4着には後方急襲のケージージェット、 アグネスフライトはなんとか5着を死守、という結果になりました。
  • 勝ったエアシャカールは、皐月賞に続くG1制覇で見事クラシック2冠達成。 ダービーはよれてハナ差の2着と、まともに走っていれば勝っていただけに、 幻の3冠馬の資格は十二分にあるようですね。
    しかし、それよりも今回は武ちゃんの見事な手綱裁きに尽きます。
    外枠に入って、さあどうするかなと思っていたら、期待以上の騎乗を披露。
    さすが「武豊」です。
    今後の予定は、現時点では不明ですが、このまま順調に行って、再度、世界を目指して欲しいものです。
  • トーホウシデンは2強に次ぐ存在だったのですが、 今回は早め先頭で押し切る作戦を採り、長くいい脚を使って2着に好走しました。 時計面でも十分能力を示しており、来年の天皇賞・春が楽しみです。来年は主役を張ることも可能です。
  • アグネスフライトはどうしてしまったんでしょうね。 残り800の時点で早くも手綱が扱かれていたことを考えると、状態以上に距離が堪えたのかも知れません。 ただ、2000から2400では、圧倒的な破壊力を持っているだけに、クラシックディスタンスでは 主役級であることは間違いありません。出てくるようであれば、有馬記念に期待です。
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PS.
馬券は、エアシャカールから万券狙いとアグネスを押さえ。
ああ、どうして単勝にしなかったんでしょう...。後悔。


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