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クロフネは残念でしたが、感動的なダービーでしたね。ようやく、渡辺調教師も角田騎手も、フジキセキの呪縛から解放されることでしょう。おめでとうございました。
ところで、いつものパドック分析ですが、今回は都合により割愛します。
実はダービー当日は大阪にいて、まともにパドックを見れなかったんですよ。
レース分析に移ります。
各馬まずまずのスタートを切るも、外からテイエムサウスポーがビュンビュン飛ばし、あっと言う間に１角に入っていきます。少し離された２番手にはキタサンチャンネル、そしてさらに離された３番手にはルゼルが続き、ルゼルがほとんどハナを切っているような感じ。
次いで２・３頭馬を挟んで、また少し離されて中団Ｇｒ、そしてまたまた離されて後方Ｇｒ、最後方に至っては、そこからさらに離される展開と、近年稀にみるハイペース＆縦長の展開となりました。
位置取りを整理すると、中団Ｇｒにはダンシングカラー、ダンツフレーム等、後方Ｇｒにはジャングルポケット、クロフネ、ボーンキング等が位置し、向正面に入って先頭と後続との差は広がるばかり。それもその筈、先頭のテイエムサウスポーは、馬場が重にも関わらず、最初の１０００を５８．４。道中１０秒台のラップを刻んでおり、これでは各馬控えてしまいます。
３角手前でペースは落ちるものの、それでも後続との差はかなりのもの。これを意識したかしなかったかは不明ですが、まずクロフネが３角から４角にかけて上がっていきます。これをマークするようにジャングルポケットも徐々に進出。逆にダンツフレームは位置を下げる格好となり、不利を被ります。
そして、４角手前で、ようやく馬群が一団になりかけると、一気に後続各馬のペースが上がり、そのまま直線の争いに移ります。
直線に入って、ルゼルら先行馬が取り付こうとしますが、もはや手応えはなく、その時点で勝負有り。そこへ内からダンシングカラーが一歩早く抜けだし、そのまま押し切ろうとします。注目のクロフネは、いい感じで上がっていったものの、いつもの気迫が感じられず、坂の途中でいっぱい。代わってダンツフレームがそのクロフネを交わし、抜け出そうとしたところへ、外からジャングルポケットが急襲し、２頭並んで突き進みますが、最後はジャングルポケットが１馬身半差をつける完勝。２着にはダンツフレーム。少し離された３着には早め抜け出し粘ったダンシングカラー。４着にはボーンキングがしぶとく入り、クロフネは５着に終わる結果となりました。
勝ったジャングルポケットは、重馬場も何のその、まさに完勝と言える内容。鞍上の角田騎手も、少々強引な点はあったものの、まずまずの騎乗でうれしい初クラシック制覇となりました。ところで、ジャングルポケットは面白かったですねぇ。首をブンブン振り回しての馬場入りで、「大丈夫？」と思わせるほどの気性難を披露。そして勝った後、大歓声に向かい入れられた時も相変わらずのブンブン回し。気性が幼いんですねぇ。よく勝てましたね（笑）。
２着のダンツフレームは距離が長いと思っていただけに、この好走にはビックリ。ちょっと軽視しすぎてましたね。でも菊花賞では厳しいかな？
３着のダンシングカラーにもビックリです。この馬が一番強い競馬をしたような気がします。最後は決め手の差で敗れはしたものの、秋に繋がるレースが出来ました。秋は要チェックです。
クロフネは結局５着。跳びの大きいこの馬にとって、雨は痛かったですね。（それにしても東京は結構降ったんですね。大阪は全然問題なかったのに．．．。）
また、坂の途中で馬がやる気をなくした感じでしたが、坂を上がってからは再び伸びているところを見ると、距離云々が問題ではなく、ひとえに気性的な問題のような気がします。この馬を馬群に入れておくのはよくないかもね？やはり、ビワハヤヒデのようなレースをすれば、結果は出てくるような気がします。

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PS.
ダービー前日は大阪のＵＳＪで１日中遊んで、夜は天保山（大阪港）で宿泊。翌日（ダービー当日）は、ＵＳＪ近くの Hard Rock Cafe でお昼をとってから、梅田ウィンズに直行。大混雑の中、馬券だけ購入して、茶屋町アプロースのプラザエクウス梅田でダービー観戦。
いやぁ、忙しかったなぁ。
ところで、ダービー前日から、携帯電話（docomo）でも、馬券買えるようになったんですね。なかなか便利でしたよ。
-->ＵＳＪにいながらも、馬券を買っていたんですねぇ。はははは。