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<結果と分析>
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第4回東京競馬8日目  11 R  競走成績    天候    晴    芝      良
第118回天皇賞(秋)
サラ4歳上 牡・牝 指定 オープン・定量 2000芝 12頭 ★☆★  G1  ★☆★

妻本 着順 番  馬     名   性齢 斤量  馬体重 騎  手 タイム 着 差 単オッズ
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
    1着  6 オフサイドトラップ  牡8  58.0  476 +6 柴田 善 1:59:3        42.4
 △  2着 10 ステイゴールド    牡5  58.0  426 -8 蛯名 正 1:59:5 1.1/4  16.7
    3着  8 サンライズフラッグ  牡5  58.0  446 -4 安田 康 2:00:0     3  29.2
▲○  4着  7 サイレントハンター  牡6  58.0  486 +2 吉田 豊 2:00:0   アタマ  56.1
○▲  5着  2 メジロブライト    牡5  58.0  464 +8 河内 洋 2:00:1   1/2   6.2
    6着  5 ゴーイングスズカ   牡6  58.0  458 -4 南井 克 2:00:3 1.1/2  78.3
×   7着 11 ランニングゲイル   牡5  58.0  508  0 四位 洋 2:00:4   1/2  82.4
◎   8着  9 シルクジャスティス  牡5  58.0  474+10 藤田 伸 2:00:4   クビ   8.4
    9着  3 テイエムオオアラシ  牡6  58.0  460  0 福永 祐 2:00:9     3 139.9
△  10着  4 ローゼンカバリー   牡6  58.0  486 +2 横山 典 2:01:0   クビ  71.4
   11着 12 グルメフロンティア  牡7  58.0  528 -6 岡部 幸 2:02:3     8  46.6
 ◎ ☆☆  1 サイレンススズカ   牡5  58.0  450 -2 武  豊 競走中止       1.2

 単 勝 式         複 勝 式
       6      4240円  1. 6     580円
  枠番連勝式                  2.10     300円
    5−7      3680円  3. 8     450円
  馬番連勝式                                          
  06−10  12210円                          

競技の成績は必ず主催者発行のものと照合し確認してください
−−後藤の分析−−
残念な結末
  • 残念な結末となりました。
    圧倒的1番人気のサイレンススズカは、4角手前で左前足に故障(左手根骨粉砕骨折)を発症し競走中止。
    そのまま安楽死処分となりました。
  • サイレンススズカは完璧な馬体で天皇賞に臨み、スタートもまずまずで、ほぼ最高のスタートを切りました。 前走毎日王冠時に比べてやや行きたがっている素振りは見せたものの、 向正面ではほぼいつものパターンで1000mを通過(タイムは57秒台後半)。 3角でほぼ勝利は手中に収めたかと思われた矢先のアクシデントでした。
  • 競馬には絶対ということはなく、このようなケースはよくあります。 競走馬は経済動物である以上、このような結果は致し方ありません。
    しかし、我々は大きな財産を失った気がします。
    ご冥福をお祈りします。
  • さて、気を取り直してレース分析を行います。
    レースは前述した通り、いつものサイレンススズカのペースで進行し、大きく離された2番手にサイレントハンター。 そしてやや離れた3,4番手にオフサイドトラップ、ステイゴールドといったあたりで淡々と進んでいきました。 レースが動いたのは4角手前。故障発症のサイレンススズカを馬群が吸収すると、ぽっかり開いたインにオフサイドトラップが うまく滑り込み4角では先頭。そのままゴールまで粘りきり念願の初G1制覇となりました。
  • 勝ったオフサイドトラップには悪いのですが、なんかレースが途中で壊れてしまったような気がします。
    圧倒的な本命馬が存在するほとんどのレースで、その本命馬が何らかの要因により潰れてしまった場合、 全ての馬/騎手のリズムが狂い、結果としてレースが壊れることはよくあります。
    今回の天皇賞はレースが壊れた典型的な例と言えるでしょう。
    ただ、オフサイドトラップが4角先頭でそのまま押し切ったことは決してフロックではなく、 同馬が自分の実力をフルに出し切った結果であると言えます。
  • ステイゴールドは速い展開が功を奏し、あわやのシーンもあったほどでしたが、 最後は苦しがって内にササって追うことができず、惜しくも2着という結果に終わりました。 しかしながら、現在のこの馬にとってあれが限界のようにも感じられ、能力は出し切ったものと思われます。
  • なんか後味の悪い結果となりましたが、それでもオフサイドトラップの名誉は決して覆るものではありません。
    競馬に「タラ・レバ」はありません。結果が全てです。
    そのあたりを皆さん決して忘れないようにして下さい。
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PS.
なんか途中でレースが止まってしまったように感じました。
ピークの状態で走ると逆にこのようなケースが多くなります。
決して感傷的になっている訳ではありませんが、このようなことが起きる度に、 全馬が無事戻ってくることを祈るばかりです。 というか、全馬が納得のいくレースを期待するのみです。
競走馬には常に経済動物であるという側面があり、優秀な子孫を残すためにも、駄馬は篩にかけられ淘汰されていきます。 その結果、篩にかけられた馬の行く末はご存じの通りほとんどが処分されていくのが現状です。 私はそのことを決して批判はしておらず、至極当然のことと受け止めております(関係者の立場になれば理解できるものと思います)。
では、競馬ファンとしてどのようなスタンスで現実を受け止めたらいいかということが問題となりますが、 私の考えとしては、競走馬が競走を行っている瞬間を少しでも記憶に留め、さらに、その競走を暖かく見守っていくことにあると思います。 また、それくらいのことしかできないように思えます。


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