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<結果と分析>
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第2回東京競馬8日目  11 R  競走成績    天候    曇    芝      良
第004回NHKマイルカップ
サラ4歳 オープン・定量 1600芝 18頭 ★☆★  G1  ★☆★

妻本 着順 番  馬     名   性齢 斤量  馬体重 騎  手 タイム 着 差 単オッズ
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
    1着  5 シンボリインディ   牡4  57.0  448-12 横山 典 1:33:8         8.2
 △  2着  7 ザカリヤ       牡4  57.0  450 +4 的場 均 1:33:9   3/4   5.0
    3着  6 レッドチリペッパー  牝4  55.0  470 +6 藤田 伸 1:34:3 2.1/2   5.2
◎◎  4着 11 マチカネキンノホシ  牡4  57.0  512  0 岡部 幸 1:34:5     1   6.2
○▲  5着 13 マイネルタンゴ    牡4  57.0  452 +2 吉田 豊 1:34:5   アタマ   8.2
    6着 17 インターサクセス   牡4  57.0  466 -2 池田 鉄 1:34:7 1.1/2 156.7
    7着  3 トウカイダンディー  牡4  57.0  446 -8 後藤 浩 1:34:7    ハナ  31.4
    8着  2 タイキトレジャー   牡4  57.0  440 -4 加藤 和 1:34:8   1/2  25.8
    9着 12 ロサード       牡4  57.0  408 -2 江田 照 1:34:9   1/2  53.3
▲○ 10着  1 エイシンキャメロン  牡4  57.0  458  0 武  豊 1:35:1 1.1/2   4.8
   11着 14 フサイチミキオー   牡4  57.0  440  0 田面木博 1:35:2   クビ  81.5
   12着  8 サヤカ        牝4  55.0  438  0 柴田 善 1:35:2   クビ  27.9
   13着 15 ジュエリーソード   牡4  57.0  458 -2 渡辺 薫 1:35:4 1.1/4  64.5
   14着  4 ミッキーダンス    牡4  57.0  460  0 柴田 未 1:35:5   1/2 186.1
△  15着  9 バイオマスター    牡4  57.0  470 +4 田中 勝 1:35:7 1.1/4  17.5
   16着 10 ダイイチブライト   牡4  57.0  468 -4 郷原 洋 1:35:7   アタマ 214.9
   17着 16 グラスグラード    牡4  57.0  494 -6 蛯名 正 1:35:7   アタマ  39.1
   18着 18 ノーザンカピタン   牡4  57.0  484 +4 大塚 栄 1:37:5   タイサ 155.1

 単 勝 式         複 勝 式
       5       820円  1. 5     290円
  枠番連勝式                  2. 7     190円
    3−4       640円  3. 6     190円
  馬番連勝式                                          
  05−07   1560円                          

競技の成績は必ず主催者発行のものと照合し確認してください
−−後藤の分析−−
釈然としない結果
  • またまたJRAがやってくれました。
    シンボリインディが勝つには勝ったのですが、どうも釈然としません。
    問題のシーンは直線半ば。
    シンボリインディが馬群をこじ開けるように抜け出てきたのですが、 前にいたエイシンキャメロンを交わすために右に寄ったところ、 直後にいたタイキトレジャーの進路を塞ぐ格好となり、急ブレーキとともに右によれます。 そのため、タイキトレジャーはさらにその横にいた他馬と接触し、その馬を弾き飛ばしてしまいました。
  • これに対し、JRAの発表はいつもの通り。
    これでは納得いきません。
    傍目から見ると、明らかにシンボリインディが結果的に他馬を弾き飛ばしているのですから、 いつもの審議レベルであれば、当然「失格・降着」です。 しかし、レースは着順通りのままです。
    いったい基準とはなんなんでしょう? 何のためのパトロールフィルムなんでしょうか?
  • まさかとは思いますが、加害者と直接の被害者が同一厩舎だからOKなのでしょうか? もしそんなことが許されるのであればファン無視も甚だしいの一言です。
    それとも、G1で1着馬が審議の対象であったためにこのような結論としたのでしょうか?
    それとも、やはりJRAはジャッジに自信がないのでしょうか? とにかくJRAは何らかの形でファン(特にコアな競馬ファン)に対して説明を行うべきです。 それもできないようであれば、公明正大を確保するなどというような表現を使わないでもらいたいものです。
  • −−−−−−−−−−
  • と、いうことでここからはいつもの通り。まずはパドック分析から。
    まず、パドックで一番よく見えたのは、マイネルタンゴ、マチカネキンノホシでしょうか。 調教通りの好内容であったと思います。次いでレッドチリペッパー、インターサクセスあたりでしょうか? エイシンキャメロンは毛ヅヤは良かったのですが、なんか馬体が小さく見えました。 また、シンボリインディはぎりぎりの仕上げで、少し薄く感じました。
  • レース分析に移ります。
    まず、スタートでアクシデントが起きます。 なんとトウカイダンディーがゲートから出てこなかったのです。 (しかもTV映像ではいつゲートから出たか不明でした。) その他の馬はまあまあのスタートを切ります。
    まず好発したのはエイシンキャメロン。 それを交わすように外からインターサクセス、ジュエリーソード、バイオマスターあたりが 前を伺います。 エイシンは好位に控え(それとも前に行けない?)、その直後にマイネルタンゴ、レッドチリペッパー、 ザカリヤ、マチカネキンノホシらが集団を形成し、その集団の一番後ろにシンボリインディ、 そして少し離れてロサードとサヤカ、大きく離れた最後方に出遅れたトウカイダンディーという体勢で レースは3角と4角のカーブへ。
  • 3角から4角にかけて、まずマイネルタンゴがやや掛かり気味に上がっていき、 4角では先頭に並びかける勢い。エイシン、ザカリヤ、マチカネ、レッドらも先頭に取り付いていき、 4角では射程圏に捉えます。 しかしここで明暗が分かれます。
    エイシンはインへ、ザカリヤはマイネルの外、マチカネはさらにその外、そしてレッドに至っては大外を選択します。 この混みいった馬群にインぴったり回ったシンボリがコース利を活かし、一気に差を詰めます。
  • レースは直線へ。
    先頭を捉えるかに見えたマイネルは直線半ばで息切れ。 マチカネも伸びが見られません。 インではエイシンが前に行こうとした時に先頭の馬がよれて行き脚を失い、やむを得ずその外へ。 そしてその直後に、シンボリが強引に馬群を捌いて先頭に一気に立ち、そのままゴールイン。 一方、ザカリヤは前が詰まり、外に持ち出す間にシンボリに先に行かれ、 そこからなんとか追い込むもシンボリを捉えきれず2着。 さらにその外からレッドが差を詰めるも体勢に影響はなく3着、その後マチカネ、マイネルと続きました。
  • 勝ったシンボリインディは4連勝でG1制覇。今年も6番人気の馬が激走しました。 今まで重賞を使ったことがなく、厳しい流れを経験していなかったことが不安視されていましたが、 そんなことはお構いなしとばかり、その切れ味で見事混戦を制しました。 しかし、後味の悪い結果となっただけに、次回は、もう一度真の実力を見せて欲しいものです。
  • 2着のザカリヤは、出走馬の中で最も強い競馬をしたのではないでしょうか。 勝ち馬に比べ直線での不利は大きく、その隙を突かれたような結果となってしまいました。 しかしそこからよく追い上げての2着は見事としか言いようがありません。 今後はこの馬に注目していく必要があります。
  • 3着のレッドチリペッパーについては、もう感服の一言です。 私は思いっきり軽視していたのですが、ここまでやるとは思ってみませんでした。 鞍上がもっと思い切った騎乗をすればG1も勝てるでしょう。 4着のマチカネと5着のマイネルはあんなものなんでしょうか?う〜ん。 状態は良かったんですが...。
  • ところで、結果とは関係のない話を最後に。
    今日の本馬場入場でのラジオたんぱのアナウンサーの力の入れようったら、凄いものがありましたね。 いつもに比べて、一頭一頭丁寧な説明。杉本さんを意識していたのでしょうか? いつもなら入場曲(マーチ)が最後までいくことはないのに、今日はフルプレイ!あ〜んど曲が終わっても延々と入場馬の説明! いったいどうしたんでしょうか?(おもしろかったですけどね)
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PS.
馬券のほうはさっぱり。シンボリですかぁ。う〜ん。
ちなみに今回は「4」に関係のある馬が激走するに違いないと思い、 「4」文字馬名である「ザカリヤ」か「ロサード」が激走すると思っていたら案の定でした(2着だったけど)。 ということで、次は「5」に関係のある馬が激走します。皆さんも探してみては...。
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ちなみに、春のG1では順々に「1」「2」「3」といった感じで、数字順にその数字に関係のある馬が来ています。 具体的には、桜花賞:福永祐一(プリモディーネ) -->皐月賞:和田竜二(テイエムオペラオー) -->天皇賞:3枠3番の馬(スペシャルウィーク)、 そして今回、NHKMC:ザカリヤ(4文字馬名)....、といった感じです。
次はマサラッキか?


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