第3回東京競馬8日目 11 R 競走成績 天候 晴 芝 良
第049回安田記念
サラ4歳上 国際 指定 オープン・定量 1600芝 14頭 ★☆★ G1 ★☆★
妻本 着順 番 馬 名 性齢 斤量 馬体重 騎 手 タイム 着 差 単オッズ
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1着 12 エアジハード 牡5 58.0 494 -6 蛯名 正 1:33:3 17.7
◎◎ 2着 7 グラスワンダー 牡5 58.0 498 0 的場 均 1:33:3 ハナ 1.3
○ 3着 11 シーキングザパール 牝6 56.0 466 -6 武 豊 1:33:7 2.1/2 11.4
4着 14 ツクバシンフォニー 牡7 58.0 494 0 横山 典 1:33:8 1/2 47.7
5着 8 ムータティール 牡5 58.0 484 W.サフル 1:33:8 クビ 26.9
6着 13 エガオヲミセテ 牝5 56.0 448 +6 河内 洋 1:34:0 1 52.5
○ 7着 6 タイキブライドル 牡5 58.0 480 -4 岡部 幸 1:34:2 1.1/2 40.4
8着 3 アグネスワールド 牡5 58.0 510 -4 武 幸 1:34:6 2.1/2 36.8
9着 5 キョウエイマーチ 牝6 56.0 494 -6 秋山 真 1:34:7 3/4 43.6
10着 4 ヒロデクロス 牡8 58.0 460 0 吉田 豊 1:35:0 2 222.7
11着 10 キングヘイロー 牡5 58.0 486+10 柴田 善 1:35:1 1/2 6.0
12着 1 オリエンタルエクス セ7 58.0 500 E.サンマルタン 1:35:7 3.1/2 26.5
13着 2 シンコウウインディ 牡7 58.0 528+42 後藤 浩 1:36:7 6 273.0
14着 9 ホーリーグレイル セ6 58.0 490 K.ユー 1:38:1 9 205.2
単 勝 式 複 勝 式
12 1770円 1.12 190円
枠番連勝式 2. 7 110円
5−7 320円 3.11 190円
馬番連勝式
07−12 650円
競技の成績は必ず主催者発行のものと照合し確認してください
−−後藤の分析−−
グラスワンダーはなぜ負けたのか?
- 絶対と思われたグラスワンダーが負けてしまいました。
勝ったのはエアジハード。早め先頭に立ったグラスワンダーを外から馬体を併せ、
競り合ってのハナ差勝ちで大金星を挙げました。
それにしてもグラスワンダーはなぜ負けたのでしょうか?
普通に考えれば、あくまでも結果論でしかありませんが、騎乗ミスです。
早め早めと動いたためにその隙を突かれたような格好となったのが一番の敗因でしょうか。
しかし、グラスワンダーは負けるべくして負けたということに、後から気づきました。
それは一体何?
答えは、春のG1でシリーズのように続いている「数字の不思議」に違いありません。
今回のキーワードは「8」でしたが、グラスワンダーには「8」に関係するものがありません。
しかしエアジハードにはそれがあります。
それは、「にぃ、しぃ、ろ〜、は〜」の「は〜」です(笑)。
そうです。「ハー」です。
今回のキーワードは「ハー」か「パー」だったのです(爆)。
ああ、最初から気づいていれば獲れたものを.....。
(苦しすぎる! なんか言ってて虚しいなぁ...。ちなみに決して私は怪しい予想をする人ではありません。)
- ということで、戯言はここまでとし、パドック分析に移ります。
まず、一番よく見えたのは、グラスワンダーでした。
ようやく3歳時の良かった頃に戻ってきたという感じでしょうか。
次いでよかったのはシーキングザパールとエアジハードでした。
(ちなみに妻はエアジハードが一番よかったとレース前に言っておりました。でも何で買ってないの?)
他の馬で目についたのは、ムータティールとアグネスワールドといったあたりでしょうか。
人気のキングヘイローはやはり馬体が重いように感じられました。
- レース分析に移ります。
逃げるものと思われたキョウエイマーチがよもやの出遅れ。
好スタートを切ったホーリーグレイルとエガオヲミセテを交わして内からアグネスワールドが
レースを引っ張る形となりました。
好位にはオリエンタルエクスプレスとシンコウウィンディ、そして行きたがるかのようにキングヘイロー
が前に取り付いていきます。
注目のグラスワンダーは中団キープ、その後ろにグラスをマークするようにエアジハード。
シーキングは注文通り前に壁を作っての後方待機策を採ります。
そしてレースは淀みない流れで3角へ。
- 3角に入って少しのところで、まずエアジハードが外から仕掛けます。
その動きに合わせるかのようにグラスも詰めていき、
3角から4角にかけてレースが一気に動いていきます。
先頭は相変わらずアグネスワールドがキープしているところへ、外からエガオ。
そしてキングはついていけないのか気持ち後退。
そしてムータティール、グラス、エアらが差を詰めて直線へ。
直線に入ってエガオが先頭に立ちますが、それも束の間、
馬群の真ん中からグラスが早くも先頭を伺い、残り300の時点で先頭に立ちます。
一方、エアは大外をぶん回して前に取り付くと、直線外目をひた走ります。
そしてグラスが先頭に立ったのを見るや否や、進路を内に切れ込ませ、
グラスに馬体を併せにいきます。そして最後は叩き合いの末、最後の力を振り絞って
粘り込もうとするグラスをハナ差差しきって、見事自身初のG1をGETしました。
3着争いはエガオとムータティールをなんとかシーキングが差しきって決着。
4着にはこれも追い込んだツクバシンフォニーという結果になりました。
- 勝ったエアジハードはこれまで短いところを中心に使われ、昨年の富士Sで初重賞制覇。
今年になって休み明けを2度叩かれて本レースに臨み、金星を得ました。
勝因ですが、もちろん最高の状態に仕上がっていたこともありますが、
なんと言っても鞍上:蛯名正の好プレーに寄るところが大きいと思われます。
最大のポイントは道中常にグラスをマークしてプレッシャーをかけ続け、
しかも先に自分が動くことによってグラスを早め早めの競馬をさせた点でしょう。
これによりグラスは早めの直線抜け出し→つまり格好の目標となり、
エアにとって都合のいい展開となりました。
それにしても、最近のサクラユタカオーブレイクは凄いですね。
また、今年の5歳世代の層の厚さは大したものです。
- 2着のグラスワンダーは結果的に一番辛い競馬をしてしまったことが敗因と思われます。
それでもまさか負けるとは思いませんでした。最後の伸びの無さは一体なんだったのでしょう?
怪我をしていなければよいのですが...。
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PS.
結局、今春の新聞予想は1回のみ的中で終わり。
どうも最近歯車が狂っています(昔からという話もある)。
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