第4回東京競馬8日目 11 R 競走成績 天候 晴 芝 良
第120回天皇賞(秋)
サラ4歳上 牡・牝 指定 オープン・定量 2000芝 17頭 ★☆★ G1 ★☆★
妻本 着順 番 馬 名 性齢 斤量 馬体重 騎 手 タイム 着 差 単オッズ
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1着 9 スペシャルウィーク 牡5 58.0 470-16 武 豊 1:58:0 6.8
△ 2着 6 ステイゴールド 牡6 58.0 420 -2 熊沢 重 1:58:1 クビ 50.3
◎ 3着 1 エアジハード 牡5 58.0 498 +4 蛯名 正 1:58:2 3/4 8.3
▲ 4着 11 スティンガー 牝4 54.0 450 0 岡部 幸 1:58:3 1/2 18.0
◎ 5着 7 セイウンスカイ 牡5 58.0 480 -2 横山 典 1:58:3 クビ 3.8
6着 2 アンブラスモア 牡6 58.0 470 -4 須貝 尚 1:58:4 クビ 57.6
7着 16 キングヘイロー 牡5 58.0 486 +8 柴田 善 1:58:6 1.1/4 19.4
8着 17 ツルマルツヨシ 牡5 58.0 498 0 藤田 伸 1:58:6 クビ 6.0
9着 5 ダイワテキサス 牡7 58.0 472 +2 四位 洋 1:58:8 1.1/2 33.8
10着 10 サイレントハンター 牡7 58.0 486 +2 吉田 豊 1:59:0 1.1/2 88.5
○▲ 11着 4 メジロブライト 牡6 58.0 462 +2 河内 洋 1:59:1 クビ 6.8
12着 12 シルクガーディアン 牡4 56.0 508 0 田中 勝 1:59:2 1/2 116.9
△ 13着 14 ホッカイルソー 牡8 58.0 494 +2 江田 照 1:59:3 1/2 38.4
○ 14着 15 メイショウオウドウ 牡5 58.0 458 0 飯田 祐 1:59:4 3/4 9.6
15着 8 ユーセイトップラン 牡7 58.0 472-16 松永 幹 1:59:6 1.1/4 133.3
16着 13 クリスザブレイヴ 牡6 58.0 440 +8 的場 均 1:59:8 1.1/4 11.7
17着 3 サクラナミキオー 牡5 58.0 482 -2 田中 剛 1:59:9 1/2 108.7
単 勝 式 複 勝 式
9 680円 1. 9 340円
枠番連勝式 2. 6 670円
3−5 5620円 3. 1 340円
馬番連勝式
06−09 15770円
競技の成績は必ず主催者発行のものと照合し確認してください
−−後藤の分析−−
なんとスペシャルウィークっ!本当は強かった!(実況より抜粋)
- 恐れ入りました。
なんと勝ったのはスペシャルウィーク!
同馬は追い切りでの不調が嘘だったかのように激走し、見事天皇賞春秋制覇を成し遂げました。
ここまで同馬を復調させた関係者には感服いたします。
また、恐るべし武豊。見事な騎乗振りでした。
そして同馬の底力。いったい順調ならばどういう結果となっていたのでしょう?
天皇賞・秋は今まで11年連続で1番人気馬が負けていたのですが、
スペシャルウィークはそのジンクスを知っていて、
わざと人気を下げさせたような気がします(笑)。
恐るべしスペシャルウィーク(笑)。
- ではいつものようにパドック分析から。
まずパドックで1番よく見えたのはメイショウオウドウ、
そしてエアジハードとメジロブライトとステイゴールドでした。
注目のセイウンスカイはあまり気配がよくなく、同様にツルマルツヨシもあまりよくは見えませんでした。
スペシャルウィークは−16Kgとかなり絞れ、あばらがハッキリと見える状態で出走してきました。
同馬は細く見えるくらいのほうが好走していたのですが、ここまで絞れていたのはおそらくダービー以来。
さらには、元気がないのか落ち着いているのかわからないような気配で、必ずしも完調ではなかったように思われます。
- レース分析に移ります。
まず、ゲート入りでセイウンスカイがゲートを嫌い、なんと5分近く発走が遅れてしまいます。
このアクシデントがどのようにレースに左右したかはわかりませんが、
少なくともセイウンスカイを消耗させたことは事実でしょう。
(それにしても関係者には苦言を呈したいです。
ゲートが悪いのはわかっているんだから、最初から何らかの対策を講じておけよ。
他馬に迷惑だろ、他馬に。)
さてゲートが開くと、ポンと好スタートを決めたのがアンブラスモア。
同馬はそのまま後続を引き離し、終始先頭を切ってレースを作っていきます。
2番手Grにはサクラナミキオーとサイレントハンター、そしてクリスザブレイヴ。
好位にエアジハードとキングヘイローとステイゴールド。
中団はやや離れてセイウンスカイとスティンガー、そしてツルマルツヨシ。
そこからさらに離れてスペシャルウィークとメジロブライト、そしてメイショウオウドウらが後方Grを形成します。
レースはバックストレッチにかかると早くもかなり縦長でばらけた展開となり、
先頭のアンブラスモアそして2番手Gr、3番手Grの差はどんどん広がっていきます。
- 1000通過のタイムが58.0。
結果としてかなり速いペースでしたが、馬達を見ると比較的ゆったりとした感じ。
各馬思い思いのペースでレースは進んできます。
そしてレースが動いたのは残り800を切ってから。後続が前を捉えにかかります。
象徴的だったのは後方待機していたスペシャルウィーク。
ここで動かなければ届かないと判断したのか、スルスルと仕掛けていきます。
そしてレースは最終コーナへ。
- 直線に入ってもアンブラスモアは衰えず、後続馬はなかなか同馬を捕らえることが出来ません。
残り200を切って、エアジハードとスティンガー、そしてステイゴールドらが
ようやく同馬を捕らえましたが、これから抜き去ろうとするところへ、外からスペシャルウィークの追い込みが炸裂。
一旦先頭に立ったエアジハードをステイゴールドとスペシャルウィークが交わし、
ステイゴールドが悲願のG1をGETしようとしたところを、ゴール直前スペシャルが差し切り、
見事偉業を達成しました。
2着には惜しくもクビ差でステイゴールド、3着にはエアジハード、
4着には大健闘スティンガー、5着には追い込み届かずセイウンスカイという結果となりました。
- 勝ったスペシャルウィークは前述した通り、必ずしも万全ではありませんでした。
武豊もヒーローインタビューでそのような発言を行っております。
しかし、しかしです。
それでも勝ってしまうんですねぇ。
確かに京都大賞典及び今週の追い切り時と比較して状態はかなり戻っていました。
でもなぁ...。
騎乗は申し分なく、スペシャルもその騎乗にうまく応えていました。
それにしても、いくらペースが速かったとはいえ、レーススタイルが変更され、
その変更に対応できてしまうのが名馬の証なんでしょうね。
なんかあの豪脚を見ると、
ステイヤーっぽくなってしまっていたスペシャルウィークが、
言い換えれば、大人になっていたスペシャルウィークが、
昔の姿に戻ったような印象を受けました。これならばJCでも期待できるかもしれません。
- ステイゴールドはあと一歩のところで大魚を逃しました。
惜しかった。本当に惜しかった。
過去のレースの中で一番のパフォーマンスでした。
私は思わずゴール前立ち上がり、熱くなっていました(笑)。
3着のエアジハードは懸念されていた距離もなんなくこなし、
現状での能力をほぼ出し切れたのではないでしょうか。次走に期待です。
また、スティンガーとアンブラスモアには驚かされました。やりますねぇ。
- セイウンスカイはやはり前に行ったほうがいいのではないでしょうか?
確かに札幌記念では後ろから行って成功しましたが、相手が違います。
ただ底力よりも器用さ及びセンスで勝ち上がってきた馬だけに、東京の舞台は向かないのかもしれません。
それはツルマルツヨシにも言えるかもしれません。
ところでメジロブライトとメイショウオウドウはどうしてしまったんでしょう?
スペシャルが動いた時に動けなかったことがやはり敗因なんでしょうか。
コメントをチェックする必要があります。
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PS.
ワイドがあったらなぁ...。
今回は2着3着。
ゴール前やったと思ったら、スペシャルが飛んできて馬券も飛び。
あ〜あ。
今日に限ってステイゴールド流ししてないしなぁ...。
.......。
来週こそはがんばるぞ。
しかしレースが終わって、キムタクのCMで「まぐれはあるさ。万馬拳!」というのを見ると、
脱力感に襲われるのは私だけでしょうか?
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