第5回京都競馬2日目 11 R 競走成績 天候 晴 芝 良
第060回菊花賞
サラ4歳 牡・牝 指定 オープン・定量 3000芝・外 15頭 ★☆★ G1 ★☆★
妻本 着順 番 馬 名 性齢 斤量 馬体重 騎 手 タイム 着 差 単オッズ
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▲◎ 1着 1 ナリタトップロード 牡4 57.0 486 0 渡辺 薫 3:07:6 4.1
2着 4 テイエムオペラオー 牡4 57.0 472 -4 和田 竜 3:07:7 クビ 3.5
3着 5 ラスカルスズカ 牡4 57.0 478 0 蛯名 正 3:07:7 クビ 21.5
4着 2 タヤスタモツ 牡4 57.0 458 +4 石橋 守 3:08:0 1.3/4 167.0
5着 10 メジロロンザン 牡4 57.0 476 +2 吉田 豊 3:08:0 クビ 61.4
◎▲ 6着 14 アドマイヤベガ 牡4 57.0 458 0 武 豊 3:08:2 1.1/4 2.3
○ 7着 12 ペインテドブラック 牡4 57.0 466 -4 加藤 和 3:08:4 1.1/2 45.9
8着 6 オースミブライト 牡4 57.0 440 0 四位 洋 3:08:5 クビ 29.7
9着 7 フロンタルアタック 牡4 57.0 466 +8 河内 洋 3:08:5 アタマ 46.2
10着 11 シンボリモンソー 牡4 57.0 466 -8 福永 祐 3:08:7 1.1/4 22.9
11着 15 ロサード 牡4 57.0 424 +4 江田 照 3:08:7 クビ 52.9
12着 3 サクセスエナジー 牡4 57.0 474 -2 藤田 伸 3:08:8 1/2 29.2
13着 13 テイエムチョウテン 牡4 57.0 474 0 小池 隆 3:09:3 3 211.3
○ 14着 9 ブラックタキシード 牡4 57.0 448 +8 的場 均 3:09:5 1.1/4 21.6
15着 8 タイクラッシャー 牡4 57.0 474 -4 松永 幹 3:09:5 アタマ 199.0
単 勝 式 複 勝 式
1 410円 1. 1 160円
枠番連勝式 2. 4 140円
1−3 730円 3. 5 460円
馬番連勝式
01−04 780円
競技の成績は必ず主催者発行のものと照合し確認してください
−−後藤の分析−−
渡辺騎手おめでとう
- やりましたねぇナリタトップロード&渡辺騎手&沖調教師。
春の鬱憤を晴らし見事な勝利を収めました。おめでとうございます。
特に渡辺騎手はこの馬の最大の武器である「長くいい脚」を見事に引き出しての騎乗・そして勝利。
なんか見てておもわず拍手をしてしまいました。
- さていつものようにパドック分析から。
一番よく見えたのはサクセスエナジー。次いでアドマイヤベガとテイエムオペラオーといった感じでしょうか。
ナリタトップロードも馬体は問題なかったのですが、いつにもまして発汗が激しく、少々気にはなりました。
(ま、もっとも輪乗りをしていた時にはすっかり落ち着いていたので問題はなかったとは思いますが)
- レース分析に移ります。
ゲートが開いてナリタトップロードが出遅れた以外は各馬まずまずのスタート。
ポンと先頭に立ったのはメジロロンザン、次いでタヤスタモツ。
外から両ブラックとサクセスエナジーらが続いていきます。
出遅れたナリタトップロードもすぐに好位に取り付き事なきを得ます。
また、テイエムオペラオー、アドマイヤベガもいつもよりはかなり早めに、
というか、少々掛かり気味に中団を伺います。
逃げると思われていたラスカルスズカはオペラオーの後ろに位置します。
逃げ馬不在のためペースはかなり遅く、各馬抑えるのに苦労していたようでした。
- 1周目のスタンド通過で先頭はタヤスタモツ、2番手にメジロロンザンとタイクラッシャー。
4番手にインぴったりにナリタが位置し、フロンタルアタックと両ブラックらが好位Grを形成。
少し離れた中団Grにオペラオーとベガ、そしてラスカルスズカが続いていきます。
1角を回っても隊列は崩れず2角を回って向正面に移ると、ペースががくんと落ちたため、
かかる馬が続出します。そのため馬群は一塊りとなりスタンドからどよめきが生じます。
その中で実にスムーズに折り合っていたのがナリタトップロード。
そのナリタを意識してかベガは早め早めと動いていきます。
- 3角から4角にかける坂の上がり下りでレースは動きます。
まずかかったフロンタルが前へ、そしてペインテドブラックがまくり気味に外から進出。
さらには坂の下りでベガが前に取り付いていき、その内をラスカルスズカが通り抜けていきます。
各馬が動くなか、ナリタは気持ち外目に進路を変えながらもじっと好位のイン目をキープ、
オペラオーもコースロスなく馬群に入っていきます。
ここが今回の菊花賞のポイントでした。
- 4角を回って先行馬はインに切れ込むようにスパート。
その結果、ナリタの目の前がポッカリ空き、まさに絶好の展開でナリタもスパート。
そのナリタの後ろをラスカルスズカとオペラオーも追走し、前を捕らえようとします。
注目のベガは終始外を走らされたため、4角でもインに切れ込むことができず、
かなりのコースロスを被ってしまいます。ましてや前が壁になる不利と、前が止まらない展開。
これでは届くはずもなく、その時点で圏外と去っていきます。
ナリタは残り200くらいで先頭に立つと、なおも後続を突き放しにかかります。
それをラスカルスズカとオペラオーが一間歩ずつ差を詰め、オペラオーがラスカルを交わして
ナリタにクビ差まで迫ったところでゴールイン。ナリタは最後の栄冠を掴みとることができました。
なお、4、5着には前に行ったタヤスタモツとメジロロンザンが残り、
アドマイヤベガは不本意な6着という結果に終わりました。
- 勝ったナリタトップロードは、戦前から前に行って勝負するという発言の通りにレースを進め、
同馬の特徴を活かしきった騎乗で見事初G1を得ました。これで3強がそれぞれ3冠を分け合う形となり、
来年以降の楽しみが倍増しました。
それにしても渡辺騎手はうまく乗りました。
スタートして出遅れたためにダッシュを効かした結果、一瞬かかりそうになったのですが、
必死に手綱を絞って耐え、勝負処の坂の下りでもじっと我慢。そして進路を内ではなくさりげなく外に持ち出す。
ここが全てでしたね。お見事な騎乗でした。
父のサッカーボーイも産駒初G1制覇(たぶん)。立派な後継馬ができました。
- 2着のテイエムオペラオーは実に落ち着き払っていて、
少々かかり気味になるもスムーズな競馬ができたことが好走につながったのでしょう。
というよりも実力通りに走れたのでしょう。もちろん和田騎手の好騎乗も光ります。
その和田騎手よりもっと巧かったのが蛯名騎手。
経験したことがない様なスローペースでも馬をスムーズに折り合わせ、
馬もその騎乗に応えるが如く大健闘しました。今後が楽しみです。
- アドマイヤベガはやはり坂の下りから4角までの攻防と、
終始外を回らざるを得なかった展開が敗因でしょう。
ペース云々についてはほぼ同位置にいたラスカルスズカ・テイエムオペラオーが上位に来ているだけに
言い訳はきかないです。
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PS.
今日気がついたのですが、最近の私の◎はことごとく複勝圏内に入っており、
今年の13レース中10回、しかも高松宮記念から連続8回3着以内に入っております。
毎回◎の複勝を1000円ずつ買っていったとすると、5100円の浮き、
そして、複勝ころがしを実行した場合、現時点で1000円が80000円くらいになった計算となります。
う〜ん。早くこの事実に気づいていれば...。
早速来週からやってみよう!
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