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第5回京都競馬4日目  11 R  競走成績    天候  晴    芝   良
第024回エリザベス女王杯
サラ4歳上 国際 牝馬 オープン・定量 2200芝・外 18頭 ★☆★  G1  ★☆★

妻本 着順 番  馬     名   性齢 斤量  馬体重 騎  手 タイム 着 差 単オッズ
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△▲  1着  6 メジロドーベル    牝6  56.0  476 -4 吉田 豊 2:13:5         3.9
×   2着 16 フサイチエアデール  牝4  54.0  438  0 福永 祐 2:13:6   3/4  25.6
    3着  2 エガオヲミセテ    牝5  56.0  458  0 蛯名 正 2:13:7   1/2  16.7
    4着 12 プロモーション    牝6  56.0  496 -4 藤田 伸 2:13:7   アタマ  55.6
    5着  4 ヴィクトリーバンク  牝6  56.0  460 +4 飯田 祐 2:13:7   アタマ  98.1
◎◎  6着 11 ファレノプシス    牝5  56.0  442 +2 武  豊 2:13:8   クビ   3.0
    7着 13 ヒシピナクル     牝4  54.0  476 -4 河内 洋 2:13:9   1/2   9.2
    8着  3 マイネエルザ     牝5  56.0  428 +4 幸  英 2:13:9   クビ  44.4
    9着 14 フレンドリーエース  牝4  54.0  432  0 安藤 勝 2:13:9   アタマ 102.1
▲  10着  1 クロックワーク    牝4  54.0  458 -2 横山 典 2:14:0   クビ  40.0
   11着  8 ナリタルナパーク   牝5  56.0  434 -2 佐藤 哲 2:14:0   クビ  18.7
   12着  9 テンザンキラリ    牝5  56.0  436  0 松永 昌 2:14:2 1.1/2  49.2
○○ 13着 17 エリモエクセル    牝5  56.0  440 +2 的場 均 2:14:2   クビ   4.1
   14着 15 ブゼンキャンドル   牝4  54.0  472 +6 安田 康 2:14:3   クビ  33.4
   15着 10 ハギノスプレンダー  牝4  54.0  450 -2 熊沢 重 2:14:4   3/4 100.4
   16着  5 ゴッドインチーフ   牝4  54.0  446  0 四位 洋 2:14:8 2.1/2  99.8
   17着 18 メジロビクトリア   牝4  54.0  448 -4 松永 幹 2:14:9   3/4 124.1
   18着  7 ランフォザドリーム  牝6  56.0  502 +4 和田 竜 2:15:8     5  63.4

 単 勝 式         複 勝 式
       6       390円  1. 6     170円
  枠番連勝式                  2.16     570円
    3−8       780円  3. 2     430円
  馬番連勝式                                          
  06−16   5270円                          


競技の成績は必ず主催者発行のものと照合し確認してください
−−後藤の分析−−
ドーベル連覇で4年連続G1勝の快挙
  • 3強対決と謳われたエリザベス女王杯は、メジロドーベルが快勝。 見事連覇で4年連続G1勝の快挙を達成しました。
    混戦の2着には大外から力強く伸びたフサイチエアデール。 1番人気のファレノプシスは直線不利があり6着に敗退。 エリモエクセルもいいところなく13着と惨敗を喫しました。
    それにしてもドーベルはこれで通算G1・5勝目で、4年連続G1制覇。 全て牝馬限定のG1とは言え、消長の激しい牝馬にとっては至難の業であり、 同馬の底力と同時に、メジロ王国の力強さを改めて実感させられました。
  • ではいつものようにパドック分析から。
    まずパドックで目についたのは、ブゼンキャンドルとフサイチエアデール。 そしてメジロドーベルでした。次いで、クロックワークとファレノプシスでしたでしょうか。 ただ、メジロドーベルはパドックでよく見せる時に限って凡走することが多かったため、半信半疑。 ファレノプシスについては寸詰まりの体型が顕著となっており、今一つ信用を置けませんでした。 注目のエリモエクセルについては馬体が淋しく映り、気配は今一つでした。
  • レース分析に移ります。
    1・2頭スタートで躓いた馬はいたものの、各馬まずまずのスタート。 好発を決めた大外メジロビクトリアがゆっくりと外から内へ切れ込み1角手前では単独先頭。 2番手にはランフォザドリーム、ハギノスプレンダー、エガオヲミセテらが続き、 ヒシピナクルとファレノプシスは好位マーク。 それをマークするように中団の位置にフサイチエアデールとエリモエクセル。 メジロドーベルは好位のインをキープ。以下、ナリタ、ブゼンら後続が続き、 クロックワークが最後方でレースは淡々と進んでいきます。
  • 2角を回っても隊列は崩れぬままレースは進行。 向正面に入りペースが落ち着いた所で、中団に控えた各馬がかかり気味になります。 それもそのはず、1000m通過が61秒とスロー。 しかし、それでも各馬折り合いがついたところで3角から4角への坂に向かいます。
  • 3角を回ったところで、エリモがファレノプシスをぴったりマークするように外から併せ、 3強が3頭同時に並ぶシーンが映し出されます。 そして一番早く動いたのはエリモエクセル。 早めに動いたヒシピナクルに動きを併せるが如く、まくりに入ります。 対するドーベルはインでじっと我慢し、機会を伺います。
  • レースは直線へ。
    メジロビクトリアが粘る込もうとするところへ、内からエガオ、 そして前が開いたドーベルが早めのスパート。 ファレノプシスとエリモは外を回り馬群に突っ込んでいき、 さらにその外をフサイチが鋭く伸びます。
    しかしここでアクシデント。
    前を行くヒシピナクルの内を一旦突こうとしたファレノプシスは、 ピナクルが内に寄ったため、外に出し、さあ追い出し開始というところで、 今度はピナクルに外に寄られ、行き場を無くし急ブレーキ。 手痛い不利を受けます。この時点でファレノプシスは圏外へ。 エリモも本来の伸びがなく同様に圏外に去っていきます。
    残り200でメジロドーベルは先頭に立つと、あとは後続を引き離すのみ。 最後は脚が上がって3/4馬身まで詰められはしましたが、まさしく完勝。 2着には外から伸びたフサイチエアデール、3着には先行粘り込みでエガオヲミセテ という結果になりました。
  • 勝ったメジロドーベルは、馬体が立派すぎる分、引っかかるのではと危惧しましたが、 ペースメーカのメジロビクトリアとの連携プレーが見事にはまり、 折り合いに苦しまなかったことが一番の勝因でしょう。 また展開もこの馬に味方しました。
    2着のフサイチエアデールは今期最高のデキであり、2着に突っ込んで来ても不思議はありません。 4歳馬不利という定説を打ち破ってくれました。
    3着のエガオヲミセテは、デキが必ずしも完全でなかっただけに、この3着は大健闘です。
  • 6着に敗退したファレノプシスは、やはり直線の不利がかなり堪えたことでしょう。 しかし、不利がなくてもドーベルに勝てるとまではいかなかったのではないでしょうか? 今日は完敗でした。
    また、惨敗したエリモエクセルですが、右回りが不安であった云々ではなく、 本来のデキになかったことが全てでしょう。 前走仕上がり途上で激走してしまったツケが回ってきたのでしょうか。 今後の再起に期待します。
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PS.
キムタクのCMが変わり、今度は「いいじゃない国産」と呟いています。
競馬の世界で国産と言えば、やはり父内国産を指すのでしょう。 父内国産であるメジロドーベルが激走してしまいました。
このことは当然レース前にも考えていたのですが、まさかその通りになるとは...。
う〜ん。
そう言えば、前回のCMで「まぐれはあるのさ」とか「万馬拳」とか言って、万券続きだったもんなぁ。 次回もあるかな?


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