<99 JapanCup予想> -->「結果と分析」はこちら
99_16.gif

<結果と分析>
(「予想」に戻る

第5回東京競馬8日目  10 R  競走成績    天候  晴    芝   良
第019回ジャパンカップ
サラ4歳上 国際 指定 オープン・定量 2400芝 15頭 ★☆★  G1  ★☆★

妻本 着順 番  馬     名   性齢 斤量  馬体重 騎  手 タイム 着 差 単オッズ
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
○   1着 13 スペシャルウィーク  牡5  57.0  468 -2 武  豊 2:25:5         3.4
    2着  7 インディジェナス   セ7  57.0  456    D.ホワイト   2:25:7 1.1/2  83.9
    3着 12 ハイライズ      牡5  57.0  446    L.テットーリ  2:25:7    ハナ  20.1
◎○  4着 14 モンジュー      牡4  55.0  484    M.キネーン   2:25:8   3/4   2.7
 ×  5着  6 ラスカルスズカ    牡4  55.0  474 -4 柴田 善 2:26:5     4  10.6
 △  6着 10 ステイゴールド    牡6  57.0  420  0 熊沢 重 2:26:6   1/2  13.9
    7着  8 スエヒロコマンダー  牡5  57.0  430-12 藤田 伸 2:26:6   クビ 103.5
    8着 15 ボルジア       牝6  55.0  464    O.ヘリエ    2:26:7   クビ  16.0
    9着 11 フルーツオブラヴ   牡5  57.0  498    M.ロハーツ   2:26:7   アタマ  20.7
 ▲ 10着  1 タイガーヒル     牡5  57.0  498    T.ヘリヤー   2:26:9 1.1/2   7.1
   11着  3 アンブラスモア    牡6  57.0  478 +8 須貝 尚 2:27:1   3/4  44.4
 ◎ 12着  2 ウメノファイバー   牝4  53.0  446 +2 蛯名 正 2:28:1     6  20.6
   13着  5 オースミブライト   牡4  55.0  440  0 武  幸 2:28:6     3  96.1
   14着  4 スティンガー     牝4  53.0  456 +6 横山 典 2:29:5     5  27.2
   ★★  9 アルボラーダ     牝5  55.0  出走取消

 単 勝 式         複 勝 式
      13       340円  1.13     160円
  枠番連勝式                  2. 7    1580円
    4−7      1510円  3.12     600円
  馬番連勝式                                          
  07−13  23190円                          


競技の成績は必ず主催者発行のものと照合し確認してください
−−後藤の分析−−
スペシャルウィーク:念願のブラックタイプを取得
  • スペシャルウィークがやりました(個人的にはやられました)。
    同馬は直線早めに仕掛けて先頭に立つと、後続を完封し、見事4つ目のG1をGETしました。 また、同時に賞金獲得額で一位のナリタブライアンを抑え、堂々のトップに立ちました。
    しかし、そんなことよりも、関係者にとって念願のブラックタイプを取得しました。 これで血統的にもハクがつきました。
  • ではパドック分析から。
    一番よく見えたのは文句なしでモンジューでした。 なにかこう王者の風格というものが漂っており、 まるで格が違うと言わんばかりに他馬を圧倒していました。
    特にモンジューの前を歩くスペシャルウィークと比較すると、 その差は歴然で、とても負けるわけがないように思えました。
    さて、そのスペシャルウィークですが、状態は相変わらずよくは映りませんでした。 ただ、この馬は細く見えるほうが好走しており、注意は必要と感じはしたものの、 それでも馬体的に許せなく(笑)、不要と判断してしまいました。
    さて、それ以外の馬ですが、モンジューと比較すると、皆霞んで見えました。 が、ステイゴールドとラスカルスズカの状態はよかったですね。
  • レース分析に移ります。
    まず好スタートを決めて先頭に立ったのは、注文通りアンブラスモア。 次いでスティンガー、インディジェナスが続き、タイガーヒルとステイゴールドが好位マーク。 中団にラスカルスズカとハイライズ、中団やや後方をスペシャルウィーク。 それをマークするようにモンジューとボルジアらが続きます。
  • 2角を過ぎた辺りで隊列ははやくも縦長となり、各馬ばらけた展開となります。 ペースのほうは、1000の通過が60.2、1200の通過が72.4とまずまずのペース。 逃げるアンブラスモアは快調に飛ばし、3角では7馬身程度の差をつけて場内がどよめきます。
  • 3角から4角にかけてレースが動きます。
    好位マークの馬達が先頭との差を詰め始めると、後方に控えていたスペシャルウィークがマクリ気味に上がっていきます。 それを見るようにモンジューも進出。 4角手前では各馬争覇圏内に取り付きます。
  • レースは直線へ。
    逃げるアンブラスモアの脚色が鈍ると、好位のタイガーヒル、ステイゴールドが捉えにかかりますが、 大外をまくって上がってきたスペシャルウィークが早くもこれらを吸収。 400を過ぎて早めのスパートをかけると、馬場の中央を突き進んで200では先頭。 後は後続を引き離すのみで、ゴール前では手綱を緩めるほど余裕を持ってゴールイン。 全くの横綱相撲を演じて外国馬勢を押さえつけました。
    2着争いは、インをうまく突いて粘り込んだインディジェナスが、 馬群を割って鋭く伸びたハイライズをハナ差押さえて2着を死守。 注目のモンジューは2着争いから3/4馬身離された4着に終わりました。
  • 勝ったスペシャルウィークは、自ら動いて早め先頭、そのまま押し切るという、 強い勝ち方を披露。天皇賞から引き続き不安視された状態も見事払拭し、 最高の形で最大の目標を達成することが出来ました。 同馬の最大の持ち味である長くいい脚を使えたこと、 及び、淀みない流れでスムーズな競馬を行えたことが最大の勝因ですね。
  • 2着のインディジェナスは、それほど良い状態ではないと思っていただけに、 私にとってはあっと驚く大好走。直線最後の粘りはなかなかの勝負強さを感じました。
    3着のハイライズは、近走の鬱憤を晴らす鋭い伸びを披露。 英国ダービー馬の貫禄を見せてくれました。
  • 問題のモンジューについて。
    調教師の話では「長距離輸送のために100%の状態ではなかった」とのことですが、 私の目では、状態はそれほど悪くなく力は出せる状態にあった、と判断しております。
    となると、敗因は何か?
    馬場の適性という点では確かに疑問はありますが、それよりも、 後ろから行きすぎたことが全てではなかったでしょうか? 日本の競馬であの競馬では届かないのも当然です。 もう少し前で競馬できると思っていただけに、やはりペースに戸惑ったのでしょうか? それとも行きたくても行けなかったのでしょうか? 真の要因は何でしょう?
---------------
PS.
今回の予想はボロボロ。
ちょっとひどすぎましたね。
次回頑張ります。

そう言えば、JCの実況で、ラジオたんぱのアナウンサーさんがミスってました。 3角手前で逃げる「アンブラスモア」のことを、思わず「アドバンスモア」と言ってしまったのです。 でも、これは気持ちがよくわかるなぁ。やっぱりあのダービーでの「アドバンスモア」の逃げは強烈だったもの。 思わず「そうそう」と頷いていたのでした。
ちなみに、私は「テイエムオペラオー」のことを未だに「テイエムトップダン」と言い間違えます(笑)。


return to JP horse Top