といっても、σ(・_・)は、その道のマニアじゃ全然ありません。(^^;;
マニアって、岩のような重ーいプレーヤーで、100kgくらいのこれまた岩のようなスピーカーで優雅に鳴らすんでしょう?(←ものすごくおバカなイメージ(^^;;)
ので、ここでは、誰もが体験したであろう、ごくごくありがちな、アナログレコードとの関わりをお話しします。
つまり、お得意の独り言。(^^;;笑って読んでね。
一応、「アナログレコードなんて聴いたことがない!」っていうteensのために、わかりにくいであろう語句には注釈つけときます。まさかこんな時代になるとは。(笑)
1 初めてのレコードプレーヤー!
2 悲劇の居眠り事件!
3 みんなやってた!?秘技「木工用ボンドぬりぬり」
4 パソコン雑誌にソノシートが付いていたんですよねー(^^;;
5 買ったばかりのレコードを聴くには儀式がある。
6 よくよく考えると、アナログレコードってひどいもんだ(笑)
7 時代はCDに!レコード哀し(T-T)でもちょっとうれしいことも。
8 ふむ?今になってアナログブーム再燃してるの?(^^;;
初めてのプレーヤーは小学生の時。当時はどこの電気屋にも、「てんとう虫型プレーヤー」が売っていた時代。(笑)あのデザイン、秀逸でした・・。(笑)
で、σ(・_・)は、それに毛が生えたようなプレーヤーを買ってもらいました・・。うれしかったうぅぅ。(^^;;
確か日本コロムビア製のものだったとおもうのですが、仕様としては
・アンプ内蔵。
・LINE OUT端子付き。
・パネルはオールひらがな表記!
・サファイヤ針。(注
ってな感じでしたか。 定価10000円くらいだったとおもいます。(^^;;
まず、なにがすごいって、「ノイズがすごい!」
針をあげると、モーター音を拾うのか「ぐぉんぐぉん」唸る。(笑)
でもって、「ターンテーブルが小さい!」
LP盤(注 をのっけると、完全にはみ出てる。(^^;;
もひとつついでに、「揺れる!」(^^;; かけてるあいだ中、レコードが波うってます。(笑)
(注 サファイヤ針
メジャーな針の材質には、ダイヤとサファイヤがあり、だいたいダイヤ針の方がサファイヤ針より4、5倍長持ちする。当然ダイヤ針の方が高価。
(注 LP盤
Long Playing record。長時間演奏レコード。(知恵蔵より)
一分間に331/3回転の速度(331/3RPM)で再生する。
小学生のσ(・_・)は、ある日の夜、ご贔屓のナガブチさん(まだ髪が長かったころ(笑))のドーナツ盤(注
を聴いていたのですが、すごい睡魔に襲われ(ツヨシごめん!(笑))こともあろうに、ものの4分ちょっとの曲を最後まで聴きおえることなく、寝てしまったのです。(^^;;
さて、その後は想像に難くないでしょう。(笑)
結局朝まで寝てしまったσ(・_・)は、そのままそんなことも忘れて、あわただしく学校へ。夕方、学校から帰ってきたら、悲劇が待っていました。(笑)
ターンテーブルは回り続け、レコード終端に白い粉がたんまり溜まっている!!
オートローディング機能など当然付いていないこのプレーヤーは、おバカさんのように、最後の溝を延々20時間近く回り続け、耐用時間約50時間のサファイヤ針を、粉が吹くほど研磨していたというわけです。(爆笑)
しかしお金のない小学生ジョイにとって、これは衝撃的事故でして(笑)、聴きもしないのに針寿命の2/5を失ってしまったこの事態にしばし自暴自棄になってしまいました・・。(笑)
(注 ドーナツ盤
EP盤とも呼ばれる。1分間45回転の速度(45RPM)で再生する。
シングルはほとんどEP盤で発売された。音質重視の目的から12インチ(LP盤サイズで45RPM)でリリースする場合もありました。(12インチシングル)
何度も聴いたり、ちゃんとしまってなかったりすると、当然、レコード盤がほこりにおおわれ、バチバチとなっちゃいます。
レコードクリーナー(服のほこり取りみたいなの)で表面のほこりは、ある程度とれますが、溝の奥にはいっていったほこりは、ちょっと無理。
で、かなりの人がおそらくやっていたであろう荒技が、「木工用ボンドぬりぬり」です。
読んで字のごとく、ほこりに汚れたレコード盤に、白い木工用ボンドを一面に塗りたくる。(笑)
で、透き通って乾いたら、ぺろーんと、ボンドを剥がすわけです。
新品同様とはいきませんけど、相当汚れていた場合などはだいぶマシになったと思います。(^^;;
あ、少々の汚れでお試しするのは、絶対おすすめしません!
あくまでも最終手段だと思った方がよろしいかと・・。
でも、アナログ世代の方なら結構知ってる話ですよね。(^-^)
アナログレコード最終世代のσ(・_・)も、中学生になりました。
世は、マイコンブームとなり、わたしも、一ヶ月くらい、パソコン雑誌をわざと親の前でちらちら見たり、しまいには土下座までして、日*電気の迷機、「PC−6001mk2」を買ってもらうような、イヤミな少年へと成長していました。(爆)
もっとも、新品のパソコンと巡り会うのは、あとにも先にもこれが最後となっているんですがね。(^^;;
で、当時のパソコン雑誌には、付録として、ソノシート(注 が付いていたものがありました。今で言うとCD−ROMとなるんでしょうが・・。今考えると、とても滑稽な代物でした。(^^;;
当時フロッピーディスクドライブは高価なもので、ローエンドのユーザーは、カセットテープレコーダー(データレコーダー)で、データの保存等をしていました。
データレコーダーの話をすると長くなりそうなので、ここでは省きますが(^^;;、ようするに、モデムやFAXみたいに「ピーガー」音でデータをやりとりしてたわけです。
で、この付録のソノシートはなんぞや?というと、雑誌で紹介されているソフトなどの
「ピーガー音」がレコードされているわけでして、(^^;;これをうまくカセットに録音できれば、そのソフトで遊べる、というわけですね。(^-^)
ところが、これが非常に難しい。(笑)
なんせ、音楽を聴くのと違って、パチパチッとノイズがはいると、まず間違いなく文字化けしてバグる。(^^;;
σ(・_・)も色々試してみました。プレーヤーのターンテーブルに直にソノシートを張り付けたり、LP盤にはっつけてみたり、イコライザーで高音域をカットしたり・・。と。
しかし、全然うまくいかない。(^^;;
唯一、レーシングゲームで半分成功したときは、狂喜乱舞しました。(笑)(バグって、画面半分しか表示しなかったのだが一応遊べたのです(^^;;)
雑誌には、ソノシート成功の読者がテクニックを伝授するコーナーなんかもあったんですが、あんなもんでほんとに成功者がいたとはにわかに信じがたいです、いまだに。(笑)運が良かったとしか思えない。(爆)
でも、このようなモノがあったのも、レコードプレーヤーがどこの家庭にも当たり前のように有ったからこそ。懐かしいお話ですね。(^-^)
(注 ソノシート
紙やビニール製の薄いレコード。(知恵蔵より)
安価に制作できるため、もっぱら、付録、校歌や社歌、代議士の応援歌、貧乏インディーズバンドのデモソングなどの無料配布に使われた。(笑)
学生にとって、レコード一枚だって買うのは大変です。
しかも、アナログレコードは、非常に敏感なものですから、乱暴なことをすればすぐキズが付いたりして悲しい結果がないとも限らない。(かなり無茶したらだけど)
当然、人それぞれではあろうが、聴く前の厳粛な儀式が出来てくるモノです。(笑)
それでは私が新品レコードを聴く儀式を。
・しばしジャケットを眺める。LPのジャケットは魅力的でーす。
・そっと開け、匂いを嗅ぐ。(笑)なんともいえないにおいでーす。
・ゆっくりとセロファンからレコードを取り出す。冬場なんか静電気で、ぐおぉーっと、ほこりが吸い寄せられ、たいへんです。(^^;;
・レコード盤やターンテーブルを、ふーふーしながら(^^;;、静かにのっける。
・オートローディング(自動でアームが動く)を使わずに、手で直に針を落とす。(笑)
・針が飛ばないよう忍び足で、両スピーカーと正三角形をなすポジションに座る。
・悦に浸る。
さて大半の人は、すぐにレコード→カセットテープにダビングしたことでしょう。
例に漏れず私もそうでした。
ただ、わたしは最初の一回だけは、ゼイタクに、じっくりと聴き、2回目にテープにダビングしてましたね。(^^;;
かくして、レコードは、そっと棚へお蔵入りとなるわけです。
LPを普通に聴いていた時代にはあんまり考えなかったんですが、(もちろんわかってはいたけど(笑))レコード盤の外と内じゃあ、全然情報量が違う!(爆)
超アバウトな計算でも、大外が直径約30cm×3.14で約104cm。
最内で、約10cm×3.14で31.4cm。で約3倍も違う!? (算数得意な方、正確なデータ求む(^^;;)
曲の密度によって溝幅は変わるのかな??うーむよくわからん・・
とにかく、σ(・_・)が今まで聴いたレコードで、最初の曲より最後の曲の方が音が良かったなんてことは、皆無であります。(笑)すごく良いプレーヤーだとそうでもないのでしょうかねえ・・。
そう考えると、アナログレコードは、作り手であるミュージシャンにも非常に苦労させたことでしょう。
時間の制限。音質の考慮。A面B面への曲の振り分け・・。今より数倍、曲順や収録曲に悩んだんじゃないでしょうか。
でもこの不自由さが、名盤を産むこともあったかもしれませんね。
さて、σ(・_・)の高校生時分には、急速にCD時代へと突入したわけですが、当然レコードレンタルショップも、場所をとらずメンテナンスしやすいCD市場へと急激に移行していったわけです。
そうなると、いままでのアナログ盤は、場所をとるだけの代物。で、叩き売りとなるわけですねえ。安い!
店によって、アナログ盤のレンタル方式は違うと思いますが、σ(・_・)の近所のお店では、ディスクの状態によって等級分けしてレンタル料金に差を付けていました。
例えば金ラベルがついてたら400円。銀ラベルなら300円てな具合で。
まあそんなレンタル用レコードが、4〜500円の捨て値で売られちゃう訳ですから、ありがたく買っちゃいましたたくさん。(^-^)
で、はっきりいって、金ラベルだろうが銀ラベルだろうが意外に綺麗。
当時だと、レコードの扱い方を知らない人間はいないわけだし、借り物だとおもうと、おのずと扱い方も丁寧になったんでしょうか。(笑)
むしろ、いまのレンタルCDのほうが、汚いかも。ケラチンベタベタで。(笑)
おまけ)アナログレコードとは直接関係ない話ですが・・
レンタルに関する規定がきっちりしてなかったんでしょうか、その昔、公然と店内でダビングしてくれるお店なんてのもありました。(笑)
棚から、聴きたいミュージックテープを店員に渡すと、「ダビングしましょうか?」と聞かれる。
「おねがいしまーす」っていうと、専用の高速ダビングマシーンで、A面B面4トラック同時に、があーーっとダビングしてくれる。(笑)
おまけに、生テープの余った部分をカッとしてくれ、あげくにコピーしたジャケットのラベルまで付けてくれるご丁寧さ。(爆)
15年くらい前のお話ですが、もー今じゃとても考えられないっすよね。(^^;;
といっても、主力になることは永久にないですからねぇ。(^^;;
ところでなにやらDJとかがミックスしたりするのが流行ってるんですか。
σ(・_・)も小さい頃は、ターンテーブルにレコードのっけて、手で回して遊んでましたが、それを超ハイテクニックにすれば、おいらもDJになれるかな?(なれんなれん!(^^;;)
ところで先日、10年以上ぶりに、新品でアナログレコード買っちゃいました。
宇多田ヒカルの「Automatic」。12インチシングル。うーんなつかしいこの響き。
現在、レコードプレス工場自体が、全国で一カ所しかないとかで、(新*堂店員談)数万枚の限定プレスとなったようです。ちょっと入手に苦労した。(^^;;
で、その勢いで、レコードプレーヤーも買っちゃいました。ジャンクで3000円!(^^;;
パイオニアのPL−380Aというモノなんですが、これが実にいい! 全然壊れてないし、ダイヤ針はしっかり残ってる。ターンテーブルもどっしりしてるし、ダイレクトドライブ(注 なのでベルトの心配もない。
というわけで、思わず自慢したくなっちゃう掘り出し物でした。(笑)3000円万歳。
で、さっそく友人に、「チュピチュピしてくれー」と言われちゃいました。
ばっかもーん!そんな手荒なこと出来るか!(笑)だいたい、ああいうチュピチュピ用レコードは普通のレコードより溝が深いって聞くぞ?
そういえば最近のレコードって、うすっぺらだよなあ。昔〜のレコードはずっしり重たくてびっくりする。(^^;;
(注 ダイレクトドライブ
モーターの回転をダイレクトにターンテーブルに伝えるしくみ。 一方、モーターの回転を、ベルトを使ってターンテーブルに伝える仕組みを「ベルトドライブ」といいます。
現在のほとんどのプレーヤーはどちらかの技術で作られているようです。
どちらにも一長一短があり、ベルトドライブの場合、ベルトが伸びてしまうと回転がおかしくなる反面、モーターのノイズを拾いにくい利点があったり、またダイレクトドライブにもその反対の長所短所があるわけです。
σ(・_・)的には、ベルトの心配しなくていい、ダイレクトドライブが好みですが、マニアのかたには、フン!といわれるのかもしれません。(笑)
というわけで、ごくごく普通のジョイのアナログレコードの思い出話でした。
(先輩のみなさん、ごくごく普通ですよね?(笑))
これ読んで、棚の奥からアナログ盤引っぱり出す人いるかしらん?
たまには、クルクル回るターンテーブルを見つめるのもいいもんですよん。(^-^)
ワインでも飲みながら、仕事の疲れでもとりませう。ふっ。