コンビナート

あたりまえと教えられた おれももはや人でなしなんだろう
友達がいる 二人でタバコをふかし コンビナートの見える防波堤にたって

 だんだん俺に しわができるように  だんだん俺にも ずるさが忍び寄る

 ああだこうだと とりとめなく叫んでも  俺も お前も でくのぼうなんだろう...

煙草ふかして 多感だった頃に 自分自身でサヨナラとつぶやいた 女が必要だ 女にはかなわない 俺たち声をそろえて 海に詫びを入れた

 だんだん俺に しわができるように  だんだん俺にも ずるさが忍び寄る

 どうにもこうにも空がしおらしいから  もう一度 あの海へ戻りたいんだろう

コンビナートが今日も光っている 俺は今日も 曇ってる