ソーラパネルの実装

 

 

私のキャンピングカーのルーフにソーラパネルを実装した写真です。

ソーラパネルは、ルーフ面のほぼ中央に固定されています。
パネルへの配線は、ルーフラックのパイプに沿って配線を這わせ、ループベントより車内に引込みます。
紫外線から電線の外皮の劣化を防止するためや、摩擦による傷から保護するために コルゲートチューブを用いて保護します。




 


右の写真はソーラパネルを水平方向から撮影したものです。
ルーフ面の雨水の排水、走行時の空気の流れ、そして太陽熱がソーラパネルとルーフ面にこもり、パネルの温度上昇による発電効率の低下の防止を考慮して前後の同一方向に4本、30mm角の"コ形"アルミ材で支持し、ルーフ面より30mm浮かせて取り付けてあります。
ソーラパネルとアルミ材との固定は、6×15(mm)ステンレスボルト使用。
ルーフ面への固定は、経年変化での雨漏りを防ぐために、直接ルーフに穴を開けての固定は避け、幅広のスポンジ状の両面テープで固定してあります。
この方法は、以前、25w程度のソーラパネルを装着していた時も、同様の方法で取付ていましたが、経年変化での剥れ、接着面の劣化等は見受けられませんでした。
また、走行時の振動、ボディーのねじれからソーラパネルを保護するのにも両面テープでの固定方法は有効です。

メインバッテリとサブバッテリーの連性

キャンピングカーでは、乗用車と比べ、居住部分で大容量の電力を消費します。
そのため、バッテリーあがりによるエンジンの始動不可を避けるために走行用とは別に、独立したサブバッテリーを搭載しています。
通常、60A〜90A(5時間放電率)クラスのバッテリーを1個から2個搭載しています。
よく使用されているバッテリーは、EBバッテリー、自動車用バッテリー、ディープサイクルバッテリー等です。
充電方法は、オルタネータからの走行充電、AC100vからの充電、そして、ソーラ充電等です。
エンジン停止時のメイン(走行用)バッテリーあがりを防止するために、エンジンOFF時には、メインバッテリーとサブバッテリーは切り離され独立していますが、エンジンON時には、それぞれのバッテリーは並列に接続され、オルタネータより充電されます。
その方法には、イグニッションSW連動によるリレー方式、ダイオードによるアイソレーター方式、電子回路によるバッテリー電圧監視方式等があります。
イグニッションSW連動によるリレー方式と、ダイオードによるアイソレーター方式では、メインバッテリーあがりを防止する働きとしては有効ですが、オルタネータによる走行充電に対する制御はありませんので、過充電の危険を伴います。

特 徴

  • イグニッションSW連動によるリレー方式、

  • ダイオードによるアイソレーター方式

  • 電子回路によるバッテリー電圧監視方式

     

     

    使用感

    1泊程度の短期キャンプでは、ソーラ発電の必要性はあまり感じませんが、2泊以上の

    同じ場所でのキャンプになると、常に電圧計をモニターして、電圧が低くなると、エンジンをかけて充電する必要が出てきます。

    しかし、キャンプ場等場所によっては、エンジンをかけられない場所もありますので、

    そこで、ソーラ発電の登場となる訳ですが、ソーラパネルを取り付けると、同一場所での連泊が可能となります。

    また、バッテリーの自己放電を抑えることができるので、いざキャンピングカーを使おうとしたときにバッテリーが弱っているって事は無くなり、心強いです。