バンコンなどの小型キャンピングカーを除いて、清水タンクは大容量タンクが車両に固定されています。
ドレンバルブを開いて排水させても、タンクの底には少量の水が残ってしまい、不衛生になりがちです。
そのため、"清水タンクの水は飲まない" っていう方も多いのではないでしょうか?
そこで、安心して水が飲む事ができるように飲料水用のタンク、蛇口を増設してみました。
よく見掛ける20Lのポリタンクでは、タンク内部を洗えないし、満水にして運ぶのに 家内には重過ぎで運べないし、私も少しでもラクをしたいのでこのサイズを選びました。
写真下段の左は、内径8mmΦのホース3m。
(いずれもホームセンターで購入)
写真右側上は低圧用の蛇口、その下はインナーポンプ。
(キャンピングカーショップで購入)
他に必要な資材は、電線、コネクター類、タイラップ(束線バンド)。
工具は、21mmΦ木工ドリルの刃、リーマ などが特殊な工具かも。
それでは、作業に入りましょう。
タンクの蓋にホースと、ポンプの電線を通すための穴を開けます。
ホースを通す穴は、大きく開け過ぎると 走行時に隙間から水が漏れる可能性があるため
ピッタリ!の穴を開ける必要があります。
そのために、ここでは リーマ を使用してピッタリの穴を開けました。
まず、リーマを使うための下穴をドリルであけます。(写真左)
次に リーマ を使用してホースの外形とピッタリ!になるように少しずつ穴を大きくしていきます。(写真右)
開けた穴にホースを通し、ホースを引っ張ってみて少し抵抗があるくらいの穴の大きさにしました。
ホース穴が開いたら、すぐ隣にポンプの電線を通す穴をあけます。
蓋の穴開け加工 完成写真
穴加工の済んだ蓋に、ホースとインナーポンプを取り付けます。
ポンプの口にホースを差し込んだあと、脱落防止のため、ホースバンドで固定するのですが、ポンプは、水中で使用するために金属製のホースバンドを使用すると錆が発生します。(以前のバンコンがそうでした)
私も錆を防止するためにオールステンレス製のホースバンドを探したのですが、バンド部分はステンレスでも、ネジの部分はメッキの物しか見当たらなかったため、ここでは 市販のホースバンドを使用せずに、タイラップ(束線バンド、インシュロックタイ)を使用しました。
これで錆びる可能性はありません。
さて、次はキャンピングカーの加工にはいります。
既存の蛇口のすぐ隣に飲料水用の蛇口を取り付けます。
位置の決定には、使い勝手、蛇口同士が干渉しないか、また穴を開けた裏側に障害物がないかを よく確認しましょう。
位置が決定したら、21mm のドリルで蛇口の取付け穴を開けます。
車への穴開けは、何度開けても 1発目のスタートは緊張しますね。
蛇口の取付が完了!
リアベット下に飲料水タンクを設置