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WI-105(安立)

                               
1969年(昭和44年)12月製造  ¥ ?
                               (2007年   購入価格 \ 16,600)

                                               相場  \ 30,000〜
  

安立 WI-105(LW・MW・SW)            特    徴
・縦約16.4cm×横27.0cm×奥行12.6cm
・重量約4.8kg
・受信周波数
 A BAND 0.15〜0.3MHz(LW)
 B BAND 0.30〜0.6MHz(LW・MW)
 C BAND 0.70〜1.7MHz(MW)
 D BAND 1.70〜4.1MHz(MW・SW)
 E BAND 4.10〜10.0MHz(SW)
・専用空中線が各バンドごと計5枚付属 

 以前入手していた
M-262Fと同等の製品。専用の板状のループアンテナが
過不足なく付属しているので、M-262Fと共有することが可能になった。
本体の程度は極上でクリーニングを施し素晴らしい状態を保っている。
このWI-105は
電電公社で使用されていたものである。製造年月はM-262Fよ
りも10年古いが、何故かこのWI-105はM-262Fと比べてゲインが非常に大きい。
特殊仕様の可能性がある。M-262F同様、専用空中線を用いての受信確認で
は各バンドでずば抜けた感度を示した。

使用してみた感じは、M-262Fの方が内部雑音が少なく音質も柔らかで、放送
がが聴きやすい。M-262Fには中間周波出力端子があるが、WI-105には無い。
外観は殆ど同じであるが、10年の間に使用されている半導体の性能向上や回
路の見直しがなされているようであり、M-262Fの方がバランスが明らかに優れ
ている。

ループ空中線(5個)は指向性を良くする為に、回路はバランス形を採用してい
る。また、高周波増幅器はエミッタ接地の増幅回路で、入力部はループ空中線
を同調コイルとして用いている。実際に長波の受信実験を行った結果では、か
なり鋭い指向性のおかげで方向をうまく調整すると雑音源等の混信の除去に大
変効果的であった。R.Rossiiなどの放送局や航空無線標識局がぞくぞくと入感
する。1669KHzの船舶気象通報局においても殆どの局が入感し、楽しむこと
ができた。

M-262系はたまに見かけるが、同等製品のWI-105(存在を知らなかった)を見る
のは初めてである。
また、ネット上でこの機種についての資料を見つけることができないのが残念で
ある。数少ない大変貴重な製品と思われるが、今回予想外の低価格で入手でき
たことは幸運であった。


詳細

  WI-105と空中線一式
空中線は専用の革のバッグ
に収められていた。
    空中線の取り付け
    WI-105製品札        専用空中線札
 
電電公社の印の跡が残されて
いた。
 WI-105(左)とM-262F(右)
 殆ど同じ外観である。
 WI-105(IF OUTPUT無し)  M-262F(IF OUTPUT有り)
   WI-105の背面・底面    M-262Fの背面・底面
WI-105の取っ手は革(手前)
M-262Fの取っ手はプラ(奥)
WI-105のベルトは革(左)
M-262Fのベルトはプラ(右)
     WI-105の内部   M-262Fに追加された基板
     WI-105内部
    (シールド取り外し)
     M-262F内部
  (中央のシールドはそのまま)
  JRC製のTIMERヒューズ   自社製TIMERヒューズ?

やはり回路はいくらかの変更点が見受けられたので下記に紹介する。
昭和44年製のWI−105には2SC系のトランジスターは無かったようで一切使用
されていない。昭和54年製のM−262Fでは2SC系に変更されている。

WI-105のトランジスター(増幅部のみ)

  ・2SA353  5個
  ・2SB75   3個
  ・2SB77   1個
  ・2SB80   1個


M-262Fのトランジスター(増幅部のみ)

  ・2SC281  4個
  ・2SC907  5個
  ・2SD78   1個

私の所有機に使用されているトランジスターと説明書の記載にあるトランジスターは
全く異なるものであったので、年代によって同じ型番でも使用トランジスターが異な
ることがわかる。



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