14.“失ったもの”と“得たもの”


東京都江東区錦糸町駅前 (2004/07/15)
東京都交通局の『都市新バス』といえば、7Eボディの初登場が[都04]ということもあって
富士重工ボディファンにとっても一目置く存在だろう(L−S264[1998/08/01])。
現在では当時のS代・UA33もすでになく、専用車もその意義が薄れてしまった感がある。
その象徴的なのが、専用車から一般車への格下げだ。

このL−E425は、まさにそんな1台。
今でこそ、上に付いたイチョウマークでそれとわかるが、転用当初は一般車と同じ位置だったらしい。
まだ新車のイメージがあるE代車も1998年度導入車であり、車体再生時に現位置になったのだろうか。
「格下げ」と言えば聞こえが悪いが、逆にこのスタイルは「1種1台だけ」の変形車。
[都07]で運用される仲間を横目に、一般路線車だからの希少性を振りまいている。

ちなみに[都04]のS代車置換えのために新製されたE代車であったが
その後の2003年に[都04・グリーンアローズ]は深川へ移管
江東の都市新バスは元葛西担当だった[都07・グリーンスター]に移っている(L−E422[近影])。

掲載:2004/07/18〜

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