16.健在!「エコツムリ」


佐賀市交通局728号車/731号車(2005/02/07)
「エコツムリ」とは、東京都交通局の低公害バス前面肩に貼られるカタツムリのキャラクターである。

最近のノンステップ車では車椅子マークと対に貼られるだけになってしまったが
かつてはアイドリングストップやハイブリッド車など
環境に配慮した最新鋭バスの象徴、それが「エコツムリ」のステッカーだった。
一方で5Eはといえば、都市新バス[都04]専用車からスタートした7Eに比べ
そのスタイルは前時代的で、T代車の側面4枚折扉さえ不釣合いな感すらあった。

そんな5Eでも、最新鋭の象徴を身につけた車両が2台だけ存在した。
LPG併燃・練馬車庫所属のF−T406/407。
兄弟揃って練馬に籍を置いた2台は、偶然にも第2の職場を得、西へ下った。
1999年に佐賀入りした2台は2005年現在、第一線での活躍を続けている。

次代の主流となるかと思われたハイブリッド車は、ノンステップ車の台頭でCNG車へと移行していった。
彼らのLPG併燃機能は、彼の地で使われることがあったのだろうか。
そんな彼らのエコツムリはまだ、誇らしげにその存在を誇示しているかのように見えた。


【追記】
残念ながら、この兄弟は2005年3月に廃車となったとのこと。
写真右の731号車だけは、佐賀市交最後の5Eとしてまだその姿を残しているそうだ。

掲載:>2005/02/27〜2007/01/04

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