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だれでもできる?ひと桁たし算

 1ケタのたし算がどうしても間違えてしまう生徒がほとんどの学校にいます。結果として100マスたし算でどうしても100点が取れない。これは計算について苦手な人(学習障害など)の場合ですが、このような事はだれにもどこかのなにかであります。例えば私はフランス語、ハングルなど英語以外の外国語はまったくと言って良いほどわかりません。 自分がフランス語の必要性を感じないし、学びたくもありません。それなのにフランス語を学ばないと進級させませんと言われたとします。しかも、ある程度の日常会話をするレベルの試験をされたらほとんど合格できないでしょう。
 しかし、単語3個だけ覚えなさいと言われたら、何とか出来ると思い、おそらく覚えられるでしょう。
 ところがフランス語が好きで得意な人は、日常会話レベルの試験では簡単に合格できるでしょう。けれどもその人は高校数学はまったく苦手かもしれません。反対に、私は高校数学なら得意です。
 これらのことからわかることは、誰でも必ず苦手なものもあるということです。しかし、小さく分けて、場合によっては極端に少量にすれば誰でも出来ます。
 そこで、山びこ教室では、100マス計算で正解できない生徒に対して10マス、5マスと下げて行き、遂に3マスまで下げてみました。例えば、6+5=11、6+7=13、6+6=12などです。この3っの問題を順番を入れ替えて覚えられるまでやらせてみました。そしたら、なんと、生徒もがぜんやる気を起こし、間違わずに計算できるようになりました。つぎに、問題数を5,10と増やして行き、10個覚えられたらそれだけを使ってできるような縦書き計算 などを繰り返しやらせたらば10問正解できるようになりました。これを繰り返しやらせると100マス計算が出来るようになります。
 この過程で、どうしても工夫しなければならないことは、生徒ができるようになるまで問題数を無限に作ることです。表計算ソフトの関数やマクロを使ってソフトを作りました。できるだけカラフルで感じの良いものを作りました。
 この方法でやれば、今まで1ケタの計算が覚えられなかった生徒のほとんどが救えると思います。

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