作品016 SUBARU IMPREZA WRC MONTE CARLO '05

SUBARU

作品016 スバル インプレッサWRC モンテカルロ '05 TAMIYA 1/24

この車は超本命です。子どもがなぜかすごくこの車が好きになってカタログをもらってきたらこの車が載っていたということで、非常に思い入れの深いものです。ラリーがどうのこうのとかはないんですけどね・・・
上手になったら作ろうと思っていました。私自身自動車にシール張ったりするのが非常に嫌いでエンブレムなんかもすべて外したりするぐらいスッキリしたのが好きなのですが模型では全く違いました。これぐらいデカールがあるほうが見栄えもするし、作り応えもあります。ただこのデカールにはかなり苦労させられることになりましたが・・・

塗装は実に手の込んだものになりました。クレオスのメタリックブルーはZを作ったときに絶対に使ってはいけないことが分かっていましたので、いかにこの綺麗なブルーを表現できるか色々調べました。メタリックの表現を皆さん苦労されているようで色々な方法があることを知りました。
候補としてはいくつか考えられました。1.普通のブルーにシルバーを混ぜる 2.実際の自動車の補修用のカラーを使う。3.下地にシルバーを塗装して上からクリアーブルーを吹く。4.クリアーブルーにパールの粉を混ぜて吹く。このなかで1.はどちらかといえば旧車向きかなということで却下。2.は色的には合いそうですがメタリックの粒子が粗くなりそうで却下。3.はムラなく塗るには非常に高度な技術が必要だということで却下。4.の方法でいくことにしました。色の明るさ混ぜるパールの粉の量によって決まるのですが一発勝負でやってみました。義弟がいうには少し明るいらしいのですが、結構うまくいったと思います。スモークでもすこし混ぜてみたらよかったかもしれませんね。
実はボンピンは失敗しましてありません。またいつかエッチングパーツでも手に入ればつけてみたいですね。

しかし問題発生です。こんなに大きいデカールを貼るのは初めてだったのですがまさかの大失敗!サイドの星の部分の周りの透明がすごくしわしわになるんです。マークソフターを使うことは知識では分かっていたのですが、実際使ってみると黄色の部分にはほとんど効果が無く、透明の部分だけがかなりしわしわになるのです。その透明部分が密着せずに空気が入ったように白っぽくなります。これはどちらもあとで原因が分かりました。この失敗した時点でやめとけばいいのにウレタンクリアーを吹きました。クリアーを吹けば直るかなーと甘い考えで一騎に塗ってしまいました。
結果は無惨なことになってしまいました。ここで80%ぐらいお蔵入りの気持ちだったのですがデカールの浮いているところにマスキングテープを貼ってエイヤッっとひっぱるとなんとクリアーとデカールは綺麗に剥がれるではありませんか。しめたと思いサイドの部分はすべてはがしてしまいました。幸い上部はほとんどうまくいっていましたのでサイドだけの補修ですみました。
デカールを近所の中央モデルで注文し、今度は失敗しないように星の周りの透明部分はすべてきりとって貼り付けました。ただ失敗して気づいたのですがパール粉を混ぜると表面がざらっとしてデカールが密着できない状態になるようです。

ですのでパール粉を混ぜたら必ずクリアーを吹いてからデカールを貼らなくてはならないということに気がつきました。クリアーを塗っていたら透明部分はカットしなくてもうまくいったかもしれません。ただ手順としてはかなり大層なものになってしまいます。でも一度この微粒子のパール塗装をみるとやめられません。こんどもメタリック系の自動車を作るときは全部この方法でいこうと思っています。
最終のクリアーはもちろんウレタンクリアーです。研ぎ出しはしていませんが十分綺麗です。いまはフィニッシャーズカラーのウレタンクリアーGP1を使っていますが研ぎ出しの出来ないGP2でもいいかなと思っています。

次に内装ですが、このロールケージ形状が複雑なのにビシッと合います。色の指定も細かく消火器などもついていて非常にリアルです。比べてはいけないんでしょうがFUJIMIの頭文字シリーズなんかとはレベルが違います。同じような値段でこれだけ違っていいのかというぐらい違います。TAMIYAを作るとFUJIMIは作れません。
いいように考えるとTAMIYAは初心者でも上手に作れるやさしいキット、FUJIMIは上級者がてを入れて一生懸命つくらなければならないキットということでよろしいでしょうか?

ここまで作るとシートベルトなんかもモデラーズのものとか使いたくなりますが手軽に手にはいりませんので厄介です。あと屋根の左側についているパーツの色が間違っています黒になっていますが本当は銀です。
またデカールいっぱいのレースモデル作ってみたくなるようなよいキットでした。今度はF1とかもやってみたいな。それともGT選手権の車かな?激走GT!毎週見ているので結構ファンになってしまいました。
SC430なんかでないかなーTAMIYAさん!