サブシアターのプロジェクター

PANASONIC TH−M1083JN

インプレッション

パナソニック製3管式マルチスキャンプロジェクター 
TH−M1083JNです。
Panasonicの最終3管式プロジェクター定価250万円ぐらい天吊金具は入手不可能です。
メインシアターのVX−V1080より新しいのでいくつかよくなった点があります。一つは入力周波数の上限がすこしアップして1080pも何とか入力できるようになりました。さらに上位機種のTH−M1093JNではもっと上の周波数まで対応しています。入力端子がRGB1がRGBHVのBNC、RGB2がD−SUB−15PIN、S端子、コンポジット端子と豊富になりました。別途ラインダブラーが無くてもとりあえず映すすことができます。アスペクトの切り替えがリモコンで出来るようになりました。それに伴いより多くの周波数がメモリーできるようになりました(32個)。あとクランプポジション(AUTOもしくはDELAY)という設定ができましたのでD−2001でも使えるかもしれません(未確認です)。あとSONYの12xxシリーズのようにレンズスペーサーによる仕様変更が可能になっていますのでかなり設置の自由度は高いです。そのほかにはPCの信号にも同期しやすいですし、トランスコーダーも安いものでも確実に同期してくれますので非常に安心です。ただやはりトランスコーダー(DC−3000など)は購入する必要あります。
悪くなった点もすこしあります。リキッドカップリングだったのがエアーカップリングになりました。フォーカスボリューム、スクリーン電圧ボリュームがアクセスしにくい場所に移動しました。
購入して初めて投射したときはVX−V1080と同じような絵がでると思っていましたがぜんぜん違っていてかなり赤が強いなあといった感じでした。こちらはホワイトバランスで赤を下げればすぐに解決できますので問題ありませんでした。ただ画の印象はいていますが、エアーカップリングになった分ほんの僅かですが黒の締り具合が落ちたような気がしました。
中古で選ぶときどちらがいいかというとやはりこちらの新しいほうを選んだほうがいいです。
レンズスペーサーはもう売っていません。がビクターのVX−V1095Sのものが使えます。こちらはまだ在庫がありました。200インチ用や直投用がありますがなんにも指定しないで頼むといわゆるフロント仕様の100インチ用が出てきます。

スペック


補足

VICTORの同機種:VX−V1085S、VX−V1095S