サブシアター構築記(第1期)その2

激安、激狭サブシアター

次は新しいブラウン管をふるい個体に乗せかえるのですがここでその1に書いてありました、高圧コードがネックになってきました。 新しいほうのレッドのブラウン管は高圧コードがこの写真のスプリッターと呼ばれる部品から綺麗に抜きとられていました。 他のものも引っ張って見ましたがかなり硬いので無理をせず古い方の高圧コードを引っ張って練習することにしました。 ところが5本中4本失敗してしまいました。(中に金具が残ってしまう)これは困ったものだといろいろ考えましたが、一か八かで新しいほうのグリーンを外してみました。これはなんとか成功しました。

高圧コードは、各管から1本ずつ、この写真のフライバックトランスから2本つながっています。あと3本抜けば成功です。 がそこで”あとは無理やり線をつないだまま外してしまおう”と思いつきました。 なんとかこれで抜かなくても済むようになりました。 なんとかフライバックトランス、スプリッター、ブラウン管3本新しいものに取り替えることができました。 早速レンズを外したまま投射してみると何か怪しげなチリチリという音がします。 しかも画像はなにか波打っているような感じになっています。 ”あー失敗かー”とかなりガックリきましたが気を取り直して配線のミスをチェックしましたら上の写真の左の黒いアースコードをつけるのを忘れていました。 ”こんなことで直るのかなー”と思いましたが電源を入れるとこんどは、キチンと映るし音も消えました。 ”ヤッター”かくしてブラウン管の交換は成功しました

あと念のためにフォーカスパックも取り替えておきました。 テストで電源をいれた時の話ですがへんな音(チリチリ)がしたのであわててレッド管の高圧コードを電源をいれたまま抜こうとしましたが一瞬死んだかなというぐらいの電流が左手に走りました。ですので決してマネはしないでください。

作業は実家でしましたが、その後自宅に持ち帰り空き部屋(白い大きな壁がありますので)で画像のチェックをしました。 あとスクリーン電圧の調整、フォーカス調整、レンズフォーカス調整レジあわせ(15分くらい。きちんとしてません)をして壁に映した画像です。 映してみてビックリ我が家のメインシアターのマルチスキャン機とほとんど色合いや質感が変わらない!!しかも壁に映してこれです。 液晶なんかとは比べ物になりません。(ただし走査線は見え見えですが)これは大成功です。 FUKUMOTOシアターの新品ブラウン管の100QJを見たときとはまったく違う印象です。 恐るべしVISCOM。

ただし動きのあるシーンではこの画像のように走査線がかなり目立ちます。

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