天文学豆知識
【星雲・星団 】
散光星雲
宇宙に広がるガスや塵などが、近くの星の光に刺激されて輝いている状態。
1.輝線星雲 -- 若い恒星の周りを取り巻く星間ガスが、恒星から放たれる紫外線によって電離し、
再結合した時に放たれる光によて輝いている星雲。
2.反射星雲 -- 宇宙の塵やガスなどが近くの星の光で照らされて輝いている星雲。
惑星状星雲
太陽くらいの大きさ(8倍以下)の星が一生を終える時の姿。
星は一生の最後には外層が膨らんでいき赤色超巨星となります。
その後表面からガスを次々に宇宙空間へ放出し、やがて星は
中心部の高温のヘリウムの核だけになり収縮して地球程度の
大きさになる(白色矮星) これらの姿が
惑星の様に見える事から惑星状星雲と名付けられた。
散開星団
同じ場所から生まれた数個から数千個の若い星達の集まりをいう。
有名な散開星団では、おうし座の「すばる」M45プレアデス星団がある。
誕生:5000万年前 距離:410光年
球状星団
年老いた数1万〜100万個の星達が球状に群れ集まっている状態。
密集した星と星の平均距離は約1光年らしいです。
中心付近では間隔は0.1光年程度です。
特に銀河の中心付近に多く存在します。
超新星残骸
太陽の重さの約8倍以上の星が一生の終りに大爆発して飛び散った姿。
非常に重い星(太陽の質量の約8倍以上)は自身の重力を支えきれず
一生の終わりに大爆発をおこします。(超新星爆発)
その衝撃で星自体が吹き飛ばされて飛び散った姿が
左の写真です。
超新星爆発
太陽の質量の約8倍以上の星が一生の終りに大爆発した姿。
星は核融合反応で輝いていますが、中心部の燃料まで燃やし尽くし
核融合反応が終わると恒星は死を迎えることになります。
重力に負けずと膨張を繰り返してきた星も力がなくなると、
収縮して密度が高くなっていく。更に核融合反応が活発になり
星全体のバランスを崩し一瞬にして吹き飛び超新星爆発となる。
その時の明るさは、
太陽の100億倍、その星の1億倍ほどの明るさで輝く。
!超新星爆発を起こした恒星から、
およそ半径
5光年以内に住む生命体 →→→ 絶滅する。
25光年以内に住む生命体 →→→ 半数が死滅する。
50光年以内に住む生命体 →→→ 壊滅的な打撃を受ける。
とされている。