男子団体
カワサキ杯優勝、東北インドア大会優勝の鶴岡四中にどの学校が臨むかが焦点でしたが、平成19年度の
秋田国体の強化を図る秋田県の八郎潟中が見事に鶴岡4中との決勝戦を制し優勝を果たしました。鶴岡4中
は予選リーグ、準決勝ともすべて3−0、2−0で勝ち決勝へ。八郎潟中は予選リーグは2試合とも2−1で、準
決勝も3番勝負ファイル勝ちと接戦をして決勝へ。決勝の番手では鶴岡4中が有利でしたが、八郎潟中の後衛
がよく打ち切り第1試合4−2、第2試合4−3と勝ち29年ぶりの優勝となりました。準決勝には青森県の学校
が2校入りがんばりました。
女子団体
例年になく激戦が予想された女子団体は、1年生4人を入れ元気のある長命ヶ丘中が見事に初優勝を果た
しました。最後まで元気よくはつらつとしたプレーが印象的でした。決勝は同じく初優勝を目指し、東北インドア
大会を制した大船渡1中でしたが、やや受け身に回ったプレーで最後まで強気なプレーが見られず、最後の夏
まで勝ちきる難しさを感じました。また、富岡1中、鶴岡4中、桜中と優勝候補が3校入ったブロックは激戦となり
ましたが、富岡1中が勝ち上がりました。地元桜中は富岡1中との大将戦で落としたのがひびきました。
男子個人
ミズノカップ1位の寒河江・今井(羽黒)が県大会5位で参加のため、準々決勝が山形1位の菅原・清原(鶴4)
との試合になりましたが、ようやく復調してきた寒河江・今井が勝ち、結局優勝しました。決勝は4年連続山形勢
対見前中(岩手)という試合となり寒河江・今井が2で押さえ、山形県勢の5連覇となりました。ベスト8には山形
県勢が4組、福島1組、岩手が1組、秋田が2組入り、山形県勢の力のあるところを見せ、全国にも6組中3組とり
ました。寒河江・今井に3−1とリードしあわやという試合をしたのが、菅原・菅原(真滝)で前半後衛の思い切った
ボールが入りもう1歩というところまで追い込みましたが、マッチをとるまでは行きませんでした。
女子個人
全体的に好勝負が多く準決勝、代表決定と5試合中4試合がファイナルと激戦が続きました。力のある組では、
鈴木・高谷(桜)、今野・立花(大船渡1)、安藤・阿部(長命ヶ丘)、大槻・石田(西郷1)、畠山・工藤(大館1)あた
りが敗戦しました。ベスト8には、山形3組、福島2組、宮城2組、岩手1組でした。準決勝は古宮・伊東(郡山4)が
石川・宍戸(南都田)を4−3で、片山・遠藤(山4)が中家・斎藤(富岡1)を4−3で破り決勝へ。決勝も片山・遠藤
がリードするも古宮・伊東が昨年の経験を生かし、ファイナルを制しました。片山・遠藤は3回戦から全てファイナル
で、特に準々決勝はファイナルの0−6からの大逆転勝ちでした。ここ1本をミスなく打ち込んできたのが勝因でした
が、決勝はやや疲れが出たようでした。後衛はまずまずの選手が多い中、前衛のレベルアップが全国で勝つための
条件になるようです。