平和な日常に、爆弾はどこからともなく現れます。心配することはありません。他の人に回してしまえば、あなたの身は安全です。
……また爆弾が戻ってこない限り。
全ての運命を決めるのはダイスの目。まぁ深いことは考えずに振ってみましょう。運がよければ助かるかもしれませんよ?
爆弾を爆発させてしまうとダメージを受けます。ゲーム終了時に失点が最も多いプレイヤーが敗者となります。
ダイス任せにたった一人の敗者を決める、運100%のゲームです。
■白ダイス 4個
■ダイスシール 1枚
■ダメージチップ 32枚(1点チップ20枚、5点チップ12枚)
■コマ 2個
■カウント表示カード 1枚
■ステージカード 4枚
■ボーナスステージカード 1枚
■サマリーカード 1枚
爆発までの残り時間を“カウントダウン”するためカウント表示シートと、爆弾の爆発力をカウントするステージカードを準備したら、ただひたすら4つのダイスを振り続けます。
ダイスには0〜8の数が独自の比率で振られていて、出目によって以下のうちいずれかが発生します(複合で起こることもあります)。
1. 爆発までの“カウントダウン”が進む。
2. 爆薬の爆発力が上がる。
3. 手番が移動する(スキップ、リバースなどもあります)。
4. 一発即死、ゲーム終了(レアケース)
カウントが0になった、または爆発力が最大値になった瞬間、爆弾が爆発します。その時ダイスを振った人は、爆発力と同じ数値のチップを失点として受け取ります。
その後、カウントと爆発力を初期値にリセットし、4.の「一発即死」が出ない限り同じように繰り返します。4個爆弾を爆発させたところで、一番失点の多い人が敗者です。
ちなみに、2個目、3個目……とだんだん爆弾の爆発力が大きくなるので注意しましょう。
■追加ルール「ジャックポット」■
カウントダウン“JP”において新たに追加されたバリアントルールです。
3個目と4個目の爆弾の間に、「ボーナスステージ」を行います。このステージでは、自分のそれまでの失点を他人に押し付けることができるのです。もちろん、運がよければ。
一発逆転を可能にした「ジャックポット」ルール。いっそう盛り上がること間違いなしです!
Q.本当に運100%なんですか?
A.はい、運しかありません。
Q.そうは言っても何か戦略があるんじゃないですか?
A.いいえ、戦略は立てようがありません。強いて言うなら、ダイスを振るときに念を込めるとか、空気抵抗を考えるとか、それぐらいです。
Q.それってゲームなんですか?
A.いやまあ、盛り上がればいいかなー、って……。「ゲームには戦略性がなければいけない」と考えている方には、残念ながらお勧めいたしません。
小さなお子様とも対等に戦えるゲームとして、あるいは、ゲーム会などでメンバーが揃うまでの時間調整ゲームとしてなど、軽い感じで楽しんでいただければと思います。
カワサキファクトリーがゲームマーケット2003で初出展したときの作品です。ちょこちょことデザインやルールを変えて、3度目の出展です。
第3弾では、運100%とはいえさすがにちょっとは選択の余地を入れようかな、とぐらついたんですが、やはりここはもう運100%に突っ走ることにしました。
このゲームについているダイスは、なぜかたまに空気が読めることがあるようです。爆発間際になってスキップやリバースが連発して大いに盛り上がったり、最終ラウンドで爆発力がみるみる増大したり…… 不思議ですねぇ……
意外と何も考えずに作っているように見えますが、実はダイスプログラムを使って何百万回という単位で「爆破実験」を行い、爆発までのラグや爆発力などを調整しています。
あと、4ゾロが出たら即敗北ですが、それはある意味勝ちかもしれません。積極的に狙ってみてください(?)。