旭のいきいき人間登場(連続講演会 第2回)  

日時  平成18年2月18日(土) 14時〜16時
会場  白根地区センター(白根4−6−1)
対象  中学生以上
定員  50人(抽選)
参加費 無料
内容抜粋

 


香りはミステリー           

第1話
コートダジュール
この話のテーマとしては、まずは舞台であるコートダジュールについて、次にどうしてマサオが植物人間状態から生還できたのかについてとりあげます。
第2話
創作ダンス
松野里香と浜奈津子の体はそれぞれジャスミンとローズの香を発していて、ともに自分の香りは感じないというはなしでしたが、まずは嗅盲について、続いて香水に不可欠なジャスミンとローズについて話します。
第3話
マジックショー
いくつかのサンプルセットから最も気に入ったサンプルを選ぶという課題において、サンプルに接している時間と選好度とが比例するというのが本当かどうかこれから説明いたしましょう。
第4話
トップセールス
第5話
石楠花
登山道の道標はありがたいものです。 他に岩にペンキで案内がかいてあったり、木に布切れがむすんであったりしますが大切にしたいものです。 今回は匂いが道しるべとなったお話でしたが、自然界には目に見えない匂いを信号に利用しているケースはたくさんあります。
第6話
記念品
竜夫が海で拾ったアンバーグリスは、本人はしりませんが、実はたいへん貴重な香料原料だという話ですが、
ここでは動物性香料についてお話します。
第7話
媚薬
この話は私がPOLAの香料研究室長をしていたときにおこなわれた「体の匂い研究」の成果にもとづくものです。
実験結果は、人の性フェロモンの存在が証明されたとまではいえませんが、巷で言う媚薬的な作用を示す物質があることを示すものでした。
第8話
合コン
この話は同居する女性の生理が同調するということと、排卵期の女性は積極的になるということを前提になりたっています。
はたしてそんなことがあるのでしょうか? 検証してみましょう。
第9話
エレベーター
「なぜ左の女性を刺したのか?」という取り調べの刑事に犯人の琢磨は「右の人のつけている香水が、もっと近づいても大丈夫だよと言っていた」と陳述していましたが、香水にそのような人を寄せ付けないバリアみたいなものを取り除く作用があるのでしょうか?私の研究結果によれば、特定の香りにはコミュニケーションをよくするような効果があることが示唆されたのです。すなわちある香水にはパーソナルスペースを小さくする効果が認められました。
第10話
熱中症
香水には賞味期限はありませんが必ず経時変化するのだということを覚えておかねばなりません。 
香料の化学変化が原因ですがその化学変化を促進する主な要因は光を温度です。