日本三大雪渓のひとつ、針ノ木雪渓をスキーで滑ってきました。
メンバー: L中谷、和田、甲谷
6月1日
天候:曇り時々晴れ
タイム:扇沢8時5分、大沢小屋9時、針ノ木岳山頂14時5分〜25分(針ノ木雪渓スキー滑降)、大沢小屋15時35分
初日は、中谷さん和田さんと3人で針ノ木雪渓から針ノ木岳への最短コースになるマヤクボ沢をつめ、針ノ木岳山頂へ達する。
雲混じりの空模様ながら山頂からの展望は、眼下の黒部湖や後立山、立山・剣、そして穂高連峰と北アルプスのほとんどを望むことがてきた。
くだりでは、中谷さん和田さんの華麗な滑りに遅れをとること甚だしく、悪戦苦闘のすえテントを設営した大沢小屋脇へ到着した。
和田さんは去年の6月もうひとつの三大雪渓、白馬の雪渓を滑っており、来年は残りのひとつ剣沢滑降に望むとのこと。
6月2日
天候:晴れ
タイム:大沢小屋6時30分(大沢の雪渓遡行)、稜線9時25分、蓮華岳山頂9時45分、針ノ木峠10時40分、大沢小屋11時30分〜12時、扇沢12時30分
2日目は、大沢をスキーで滑るという中谷さんと二人で大沢を遡行し、蓮華岳へ至る。大沢の下部は針ノ木雪渓より雪の状態は良いように見えたが、のぼるにしたがい沢は狭まり斜度も増してくる。また遡行途中2度の落石に遭遇し、事無きを得たがスキーで滑降するには危険な状況であった。
そんな悪い状態の大沢ではあったが、上り詰めてしまえば、蓮華岳頂上直下の稜線はなだらかでそして昨日にも増して展望が利き、長閑でひっそりとした春山の景色を満喫する。
下山は針ノ木峠を経て中谷さんはスキーでわたしは徒歩で針ノ木雪渓を下降し和田さんの待つ大沢小屋へ至る。くだる途中、針ノ木峠あたりから大勢の登山者とすれ違う、後で話を聞くと今日は、針ノ木岳・蓮華岳の山開きとでも言える「慎太郎祭」とのこと。夏山シーズン到来。