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針ノ木岳(2002年8月31日)

メンバー: L小川、和田、稲垣、國保、中谷、甲谷
天候:晴れ
タイム:扇沢 7時10分、 大沢小屋 8時00分、 針ノ木峠10時50分着、11時15分発、 針ノ木岳12時15分、 針ノ木峠13時15分着、13時45分発、大沢小屋15時50分、 扇沢16時40分

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チングルマの綿毛。背景は針の木岳山頂

 

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針の木岳山頂より見る蓮華岳


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針の木岳山頂からの穂高槍ケ岳の遠景

 

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トウヤクリンドウ。針の木岳山頂にて。背景は立山

 

 

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ミヤマダイモンジソウ

 

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針ノ木雪渓のほぼ中間にある一番くびれた所。”ノド”

 

6月1日と2日で行ってきた針ノ木雪渓へ、また行ってきた。前回は好天に恵まれ楽しく山スキーが出来たが、今回も好天に恵まれ、楽しい山登りとなった。


 國保さんとは初対面、稲垣さんとは7月27日の前穂高に続いて2度目の山行である。
大沢小屋までは前回6月1日と同様、右岸に付けられた踏み後をたどる。途中砂防ダムの乗越用に掛けられた薄い鉄板のはしごがところどころ外れかけ、全くメンテされていないように見える。登山者の事故は自己責任が原則だが、ここで怪我をしたら少なからず敷設者も何らかの責任を負わせられるはずだ。それなら一層のこと撤去した方が良いのではと思った。しかし、このメンテナンスされていない理由が下山時に分かることとなる。 

 前回6月1日の時、雪渓は大沢小屋から針ノ木峠まで豊富な雪で繋がっていたが、今回は大沢小屋から30分位左岸に付けれらた道を登った所より末端が出てき。
雪渓はアイゼンを必要とする程でもなく快適にのぼれた。そして涼しい風が気持ち良い。

 雪渓のほぼ中間部にある、一番くびれた部分、所謂「ノド」と言われるところは、雪渓が大きく崩れ、歩行が困難な状況で左岸の岩肌にルートが付けられていた。くだってくる人の話によると、昨日までは雪渓の上を通過できたが昨日崩落したとのことだった。

 マヤクボ沢を右に分ける地点より雪渓がなくなり再び土の上の登山道をすすむ。針ノ木峠直下のルートはザレの中にジグザグに付けられた登山道で、ところどころマルタで土留めしているところもあった。前回は雪に埋もれかなり広く感じられた沢筋だったが雪が解ければ深く、そして狭い沢へと様相は変わっていた。

 針ノ木峠で小休止したのち、約1時間掛けて針ノ木岳山頂へ向かった。途中の道筋には、チングルマの綿毛、リンドウそしてイワギキョウ等の花が豊富で眼をたのしませてくれる。山頂からの展望は眼下に黒部湖そして剣、槍穂高連峰等、北アルプスのほとんどを望むことができた。そんな絶景を存分に楽しんだ後、針ノ木峠までの往路を引返した。

 針ノ木峠からのくだりでは雪渓のある部分は右岸に付けられた踏み跡をたどりそして雪渓末端からは往路の左岸に渡り大沢小屋に至る。

 大沢小屋からのくだりは左岸に着けられた樹林帯の中の道をくだったが、どうやら、この道が正規の登山道で、のぼりのときにたどった右岸は工事用の作業道で登山道ではないことが分かる。これで登ったとき不可思議に感じた、はしごの理由が分かった。しかし、この左岸に着けられた正規?の登山道、左岸の作業道と比べ2倍以上にも長い距離に感じられ、メンバー全員から不評であった。

 下山後はお決まりの温泉。大町温泉郷の薬師の湯に漬かり疲れをいやす。

 

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