一昨年の夏に続いて2回目の蔵王懇親山行。前回同様、山登りの後は遠刈田温泉の貸別荘を利用し、久しぶりにお会いしたOBの方々との酒宴も盛り上がり、楽しい懇親山行となりました。
パーテイの編成はメンバーの希望により3組に分けそれぞれ好きなコースを歩いた。天候:晴れ後曇り
10月4日夜、東京・神奈川組の和田、門松、桜井、磯辺、中谷、澤田、甲谷の7名が2台の車で東北自動車道を北上。集合場所の蔵王ロイヤルホテルに着く。その後待ち合わせ時間までに、大鳥居さん杉田さんはじめほかのメンバーの方々も全員集合。奥さん手作りの朝飯を大鳥居さんより差し入れを頂く。
1組の登山口に当る、賽ノ磧駐車場で他のメンバーと別れ登山開始。
出だしの5分くらいははほとんど水平で整備された遊歩道だが、すぐに谷底の濁川目掛け、ジグザグの急降下。2組の、志賀さん・小森さん・磯辺さんらはここをのぼり返さなければいけない訳で気の毒なように思う。
濁川を渡り、すぐにヤマブトウの実を見つけ食べてみた。たった10粒ほどの貧弱な房で少し完熟前だったが、店で売られている果実などにはない素朴な甘酸っぱさと、故郷の里山を遊び歩いていた昔を思い出す懐かしい味だった。
かもしか温泉跡手前に「ロバの耳岩コースは崩落が激しく立ち入り禁止!」との看板があった。しかし、逆コースを来る2組と途中で車のキーを交換する手はずになっている。ここでコースを変更するわけにも行かず、予定通り進むことにした。
かもしか温泉跡を過ぎ、踏み跡をのぼっていくと、コース取りに予定していなかった新噴気口と思われるところについてしまった。正規のコースより左側に入ってしまった訳である。
ともあれ、コース取りを間違えたにせよ、折角のオプションである。噴煙たなびく景色を目の当たりにして暫し休憩。
その後、ガレ場の斜面を強引にトラバースし、10分ほどで崩落しかけた登山道に戻る。
この崩落しかけた急登とその後に続く、比較的安定した岩場にフィクスが施された急登を登り切ると、のどかな台地状の地形が目の前に開ける。
その台地状の地形では踏み跡があちこちにあり、どこがルートなのやら、さらにその先には、高さが20メートルくらいの壁が屏風の様に取り巻いていて、どこが突破口なのか判然としない。しかし、前回同じコースを歩いた澤田さんの記憶を頼りに、台地状の地形を突き切り、壁ののぼり口を見つけた。そこを乗越すとロバの耳岩が目と鼻の先で、すでに2組と3組がロバの耳岩に到着しているのが見えた。
ロバの耳岩到着。2組3組と合流し、11名大所帯の休憩。
これから先は、ガスがかかり、稜線歩きのため風もあり、気温も低いとのこと。メンバー全員防寒用に雨具やフリースを着込み対処する。
予告通りのガスの中、そしてハイカーも多くなってきたなだらかな稜線を歩き熊野岳山頂へ到着する。
熊野岳山頂の避難小屋でも小休止し、レストハウスのある刈田岳の駐車場へ全員元気に下山。
その後、車に分乗し賽ノ磧駐車場に着き、待つこと約10分で2組の志賀さん・小森さん・磯辺さんが元気に到着。