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立山 薬師岳2004年5月1日〜2日

メンバー: L和田、稲垣、甲谷

寺地山から北ノ俣岳への登路。左の松の陰に見えるのが薬師岳

 

稜線上の北ノ俣岳との分岐になる縦走路から見る薬師岳

 

5月1日宿泊地の太郎平小屋

 

5月1日太郎平小屋から望む日没

 

 

 

 

 

 

 

薬師岳山荘手前の登山道に出てきた雷鳥

 

 

 

 

 

快晴の薬師岳山頂で記念撮影。稲垣さんと和田さん。背後の湖は有峰湖

 

薬師岳山頂からみえた、劔岳

薬師岳山頂からの槍ヶ岳。

今回の一押し写真。

 

太郎平小屋へはスキー客をヘリで何度も往復して運んでいた

番外。帰路上宝村の国道脇に咲いていた、ミズハショウ

5月1日
天候:快晴
タイム:飛越トンネル手前発7:10、北ノ俣非難小屋着12:05、北ノ俣非難小屋発12:40、稜線着15:30、太郎平小屋着17:00

 連休後半は天気が崩れるとの予報。それでは前半の5月1日2日にしようと和田さん。この判断がズバリとあたった。

 太郎平小屋までの最短コースになる折立から入ろうとしたが、折立までの有峰林道は6月1日から開通とのこと。
仕方なく、飛越トンネルから飛越新道をたどり北ノ俣岳を経て太郎小屋へ入ることにした。

 前夜、安房トンネルを越え、上宝村の国道471号線の道の駅で仮眠。
林道は飛越新道の登山口より約500メートルほど手前でなだれ交じりの土砂崩れで車の通行不能、何十台もの車が停車していた。

 飛越新道は昨年7月、黒部五郎へ登った際歩いたがまるでドブ川の中を歩いているような感じで良い印象は持っていない。しかし、登山口からすこしの急坂をのぼりトンネルの上に出てみれば、予想以上に雪は多く、ルート上はほとんど雪道で泥のぬかるみはまったくなかった。
和田さんは薬師岳登頂はもちろんだがスキーも今回の目的にしている。雪の多さに満足のようであった。

 今回は久々の小屋泊まりの山行だ荷物は軽い。ただ、和田さんはスキーの重量分だけ少々ハンディはある。

 先行していた私と稲垣さんの歩き組み二人は、のぼり初めて40分くらいの左への屈曲点で間違え直進、少し時間をロスしてしまった。和田さんに先を越されたと思い二人早足で追いかけるが追いつかない。仕方なく二人で休むと、程なく後から和田さんが我々を追いかけてきた。

 神岡新道との分岐を越え、寺地山手前辺りから展望が開ける。北ノ俣非難小屋から稜線まで3時間。最初の読みの倍掛かった。

稜線より今日の宿泊地太郎平小屋の赤い屋根が見える。ここまでくれば後は楽勝、ほとんどくだりだ、しかも和田さんはスキー。

 太郎平小屋着17時予想より2時間位遅れたが他のスキーを履いた登山者と同じペースで遅いというほどではなかった。また、他の登山者の8割がたはスキーを履いていた。スキーを履いていない人のほうが遥かに少ない。

 太郎平小屋での宿泊は6畳ほどの個室を我々3人にあてがわれ、恵まれた環境、夏ではこうは行くまい。

 

5月2日
天候:快晴
タイム:太郎平小屋発5:00、薬師岳頂上着7:20、薬師岳頂上発7:35、太郎平小屋着9:05、太郎平小屋発9:45、北ノ俣岳分岐11:05、北ノ俣非難小屋着12:00、飛越トンネル着15:20

 小屋の朝食は6時からとのこと、弁当(おにぎり)にしてもらい5時に出発。稲垣さん昨日に引き続き絶好調。昨日少々バテ気味だった和田さんもスキーを小屋に置き空身とあって今日は快調。天気も快晴。

 小屋を出て1時間30分の薬師岳山荘付近で冬毛の雷鳥3羽に出会う。稲垣さん初めて見る冬毛の雷鳥に感激。

 急斜面を登り祠のあるこぶを越え、待望の頂上に着いたの7時20分。頂上から見える景色には、劔、槍、穂高、をはじめ視界に入る100名山は10を越えていた。

 太郎平小屋へ戻り下山準備をしているあいだ、スキー客を乗せたヘリが立山方面のふもととを3度ほど往復していた。また、小屋の中に無名山塾主宰の岩崎元郎氏らしき人(岩崎氏であったかどうかの確証はない)を見かける。

 下山時、十分時間にゆとりがあったので飛越新道と神岡新道分岐の手前でお湯を沸かし大休止。

飛越トンネルから車を止めたところまでの帰路、ふきのとうを収穫する。

 ゴールデンウィーク山行にしては1泊2日と日数は短かったが、天気予報とおりの好天のおかげで、のどかな春山を満喫し、しかも雄大な北アルプスの景色を望み、申し分のない山行だった。

 

 

 

 

  

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


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