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南アルプス 間ノ岳(2005年7月16〜17日

北岳。北岳山荘から

 

 

間ノ岳と北岳山荘。
八本歯のコル付近から

 

 

大樺沢二俣に咲いていた花。
名前は不明

 

メンバー:和田、甲谷

7月16日
天候:晴
タイム:広河原発9:05、大樺沢二股着10:45、北岳山荘着13:15

 白根三山を広河原からのんびり縦走しようということで下山口になる奈良田へ前夜入る。

 広河原へのマイカー乗り入れが禁止になったにもかかわらず我々同様、バスを利用しての入山者が多い。広河原は北岳、千丈岳、それに甲斐駒ケ岳それぞれのメインコース登山口だから当然だろう。

一日目で、間ノ岳を越えて農鳥小屋をキャンプ地の予定でいた。しかし、奈良田から広河原への朝一番のバスに乗るのを私が寝過ごし出遅れたため、北岳山荘とまりとする。また、北岳も二人にとってはそれほど新鮮味のある山でもないので北岳山荘までの最短ルートになる大樺沢から八本歯のコルを経由して北岳をパスした。

大樺沢の雪渓は異常に少なく、ほとんど雪を踏むこと無く八本歯のコルにつく。また、少ない雪渓上で、この冬の遭難者の捜索を30名くらいの人たちで大規模に行っていた。

 のんびり縦走ということと「いざとなれば小屋がある」そんな気持ちでいたから装備や食料計画など適当だった。よく言えば臨機応変の登山計画ということだか、ものぐさ登山の極みである。
テントはなくツェルトで我慢。晩飯は、和田さんインスタントカップ麺1ケ、私はアルファ化おこわ一袋のみ。たまたま隣のテントの外でメザシを焼いていて、その香ばしい匂いが我々の品祖な晩飯がさらに貧弱に見えてきた。二人ともツェルトに入るのをとどまりその匂いをかぎながら晩飯を食う。

 

7月17日
天候:晴

北岳山荘発4:05、間ノ岳山頂着6:00、北岳山荘発7:55、大樺沢二股着10:05、広河原着11:15

 最初計画していた農鳥岳への縦走も、前日の出遅れのため間ノ岳往復に変更し軽身で間ノ岳へ向かう。稜線上は風あり、雲もあり、夏山としては少々肌寒いが快調に飛ばし間ノ岳山頂につく。

 間ノ岳山頂からの景色は雲が低く垂れ込み、絶景ではなかったが、和田さん間ノ岳は初めてで百名山を一つ稼ぐことができたということで満足した様子。それにしても和田さんが間ノ岳にのぼったのが今回初めてというのは以外であった。

 間ノ岳山頂で30分ほど休憩しているあいだに、後続の人たちがたくさんのぼってきたので下山にかかる。 北岳山荘で荷物を回収し、八本歯のコル辺りから曇り空も回復しほぼ快晴状態になる。大樺沢の雪渓では昨日同様行方不明者の探索作業が行われていた。

 広河原着11時15分。奈良田へ向かうバスの時間まで一時間ほどを雑踏の中で過ごす。

 

 


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